2023/03/05 14:002023/08/22 15:30

【「トヨタ GR86 RZ」試乗レポート】クルマ＆大黒PA好きライターが気になる1台に乗って来ました！

若者のクルマ離れ、なんて事が言われて久しい今日この頃ですが、世の中には素晴らしいクルマがたくさん存在しているのに、それを知らず“最近のクルマはつまらない”なんて食わず嫌いはもったいない！そこでこのコーナーでは、今旬なクルマをどんどん紹介していきます。

このコーナーを担当するのはワタクシ本間。年間数百足のスニーカーのレビュー記事を執筆しているワタクシですが、普段はモダンマッスルカーに乗るクルマ好き。そんなワタクシが“乗ってみたい！ ”と思ったクルマに実際に試乗して、ワタクシの独断と偏見でレポートしていきます！あくまでもワタクシは、オフの日についつい大黒PAに行っちゃう、ただのクルマ好きですので悪しからず。

それでは早速乗っちゃいましょう！

今回試乗したのは「トヨタ GR86 RZ」！スバルとの共同開発によって2012年にリリースされた初代「86」に続き、2021年に登場した2代目の86です。スバル版では「BRZ」というモデル名でリリースされています。

ちなみに「GR」とは、世界中のモータースポーツに参戦する「TOYOTA GAZOO Racing」が極限で培った技術と情熱を惜しみなく注ぐスポーツカーブランドです。つまりは初代86をベースに進化させた、本格スポーツエディションってわけですね。

乗って最初に感じたのは、まずはシートの低さ。普通の乗用車に乗り慣れている方なら、意外なくらいの視線の低さに驚くかと思います。しかし慣れればどうってことはありません。それだけ重心が低いということは、コーナーリングでの安定性の高さを物語っています。スポーツカーあるあるですね！ちなみに初代86よりも重心高を1.2mm下げているとのことです。

早速アクセルを踏んでみると“おっ！ ”と一瞬驚きました。踏んだ分、しっかりと加速するのを感じさせてくれます。トヨタ GR 86 RZは通常の走行モードの他に、よりアグレッシブな「スポーツモード」、雪道に対応した「スノーモード」、サーキットでの限界走行に対応した「トラックモード」も搭載。

早速「スポーツモード」を試したところ、通常モードでスムースだった加速が、一気にグンっと早まります。レスポンスが一段と良くなりますね。さらにエンジンの高回転を維持しながらどんどんシフトチェンジを繰り返し、どんどん加速していきます。これは気持ちイイ～！今回試乗したのは6速オートマチックですが、変速時のロスを感じませんでした。トランスミッションは、ロスを感じさせるタイプで知られるトルクコンバータタイプでしたが、全くそんなことを感じませんでしたね。さすがは世界のトヨタ！

サスペンションは若干硬めの印象。アスファルの若干の凸凹をで衝撃を感じますが、決してガチガチというわけではなく、あくまでも若干硬めの印象。低重心の効果と相まってロール剛性が高められ、カーブの走行時もとても安定性していますね。

外観のデザインもポイントです。フロントに装備されたスポイラーはアゴが前方にせり出していて、迫力がありますね～。

そして大きめのサイドスカートもステキです。ボディ上面から巻き込んで車体下に潜り込もうとする流れを止めて、車体下でのダウンフォースの発生を促しています。

エンジンルームにも要注目です。中央に鎮座するのは、水平対向4気筒の排気量2.4Lエンジン。運転状況に応じて、燃料を燃焼室に直接噴射する「筒内直接噴射」と、吸気ポートに噴射する通常の「ポート噴射」を最適に制御する専用ツインインジェクターを備えたシステム「D-4S」を搭載しています。素早いレスポンスと高回転までスムースに吹け上がる、スポーツカーらしいフィーリングを提供してくれます。

こちらはスバルと共同で開発を進めた車両で、エンジンのフロントにはその証とも言える両社のダブルネーム入り！

ワタクシ本間はしょっちゅう週末に大黒PAに出没していて、そこにはGR86の愛好家が多いことから、とっても気になっていました。今回試乗してみましたが、“大黒民”に愛好家が多い理由がハッキリと分かりました！ここまで走り＆ルックスともにスポーティで洗練されているとは！元祖AE86と並ぶ姿も様になっているんですよね～。