『孤独のグルメ』で五郎さんも食べた!釜山の【ナクチポックン】は次に流行る絶品韓国料理⁉︎
執筆者: エディター・ライター/相馬香織
サムギョプサル、ブルダク、チーズタッカルビ……いろんな美味しい韓国料理がありますが、日本ではあまりお見かけしない韓国料理はまだまだたくさんあります。渡韓歴を100回は超える筆者がおすすめしたいのは、釜山でしか食べられない釜山式の「낙지볶음(ナクチポックン)」。実はコロナ禍の少し前にあの人気ドラマの主人公も食べていた、知る人ぞ知る絶品料理なのです。本記事では、そんな釜山のナクチポックンをご紹介します!
目次
「BTSジョングクのドキュメンタリーがDisney+で配信」最年少メンバーの輝きと苦悩に迫る
ナクチポックンとは?
「ナクチポックン」は韓国語で「手長ダコ炒め」という名の通り、手長ダコを唐辛子粉やにんにく、醤油、ミリンなどで作るソースに絡め野菜と一緒に炒めた料理。どの地域でも食べられている一般的な料理で、炒めて作るため写真のような見た目に仕上がります。味は少し濃いめでわりと辛め。お店によっては、最後にご飯を炒めて食べることができるところも。
釜山のナクチポックンの特徴は?
一般的なナクチポックンと違い、炒めるというよりも鍋のような見た目で、スープが多いのが釜山式ナクチポックンの特徴。煮干しや牛骨の出汁スープが使われていて、煮込んでいくにつれてタコの旨味も染み出し、一般的なナクチポックンよりも風味も豊か。味もピリ辛なので日本人にも食べやすいのが特徴です。
ナクチ(手長ダコ)だけではないのが釜山式の特徴!
釜山のナクチポックンは、「ナクチ(手長ダコ)」と野菜という組み合わせだけではありません!
メニュー表を見ると「낙새(ナクセ)」=手長ダコとエビ、「 낙곱새(ナッコプセ)」=手長ダコとエビ、コプチャン(小腸)といったように手長ダコにさらに具材を足すことが可能!それにより味にさらに深みと旨味が増していくのです。
釜山でナクチポックンを実際に食べてみた!
早速釜山で実食。今回は「낙새(ナクセ)」を注文してみました。具材が入ったお鍋がテーブルに運ばれ、目の前で調理してくれます。お店にもよりますが、1人前から注文可能。韓国は2人前からしか注文できないお店も多いため、一人旅の人にもおすすめ!
蓋をして煮込むこと数分、お店の方が蓋を開けて時々かき混ぜてくれます。最初は見えなかったスープですが、野菜やタコ、エビからの旨味もプラスされていい感じにグツグツとしてきました。
いい具合にタコとエビに火が通ったころ、お店の人が「召し上がってください」と声をかけてくれます。ほんのり辛さを感じるいい香りがしてきました!
白飯はこのような大きめな銀色の器で出され、キムチやもやしのナムルなどさまざまなおかずも一緒についてきます。
器の中にナクチポックンを入れ、テーブルに備えてある刻み海苔を混ぜて召し上がれ。キムチやもやしのナムルも一緒に入れても◎。
最後に麺類を追加投入しシメを楽しむ!
シメには麺類を入れて食べるのがおすすめ!その際、少しだけナクチポックンを残しておくのがポイントです。麺類と一緒に追加のスープを入れてくれるので、注文時にスープが残っていなくても大丈夫。
海鮮の旨味と出汁スープで煮込んだラーメンは絶品。ラーメンのほかにうどんや春雨の追加などもできるので、お好みの麺を楽しんでください。釜山を旅する際には、ぜひ足を運んでみてはいかが?
▶︎今回行ったお店はこちら
南川ナクチポックム
住⃝11-21 Namcheon 1(il)-dong, Suyeong-gu, Busan, 韓国
釜山のナクチポックンはドラマ『孤独のグルメ』にも登場!
韓国でも非常に人気のあるドラマ『孤独のグルメ』。2019年の大晦日に放送された『孤独のグルメ 2019大晦日スペシャル〜緊急指令!成田〜福岡〜釜山 弾丸出張編!』で、突然釜山出張を命じられた井之頭五郎が釜山で食べた料理がこのナクチポックン。実際に撮影されたお店には、松重豊さんと店主が一緒に撮影した写真が飾られていました。
▶︎お店はこちら
オリュクドナクチポックン(오륙도낙지볶음)
住⃝1737-7 Daeyeon 1(il)-dong, Nam-gu, Busan, 韓国
海外旅行も少しずつ解禁となり、韓国を訪れる人も日に日に増えている昨今。日本ではなかなか食べられない釜山のナクチポックン。ぜひ釜山を訪れて本場の味を楽しんでみて!
文=相馬香織
この記事の画像一覧
この記事を書いた人
映画配給会社を経て、出版社で企画立ち上げ、海外取材などを数々こなし編集長に就任。現在はベトナム・ハノイを拠点に、日本、韓国を飛び回りフリーランスの編集者として活動中。趣味はアクセサリー製作。インスタではベトナム情報をメインに発信中。
Instagram:@_kaori.soma
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
この記事をシェアする
この記事のタグ