Awichなど人気ラッパーも通う話題のチキンバーガー店「モニチキ」。誕生背景を“生みの親”MonyHorseに聞いた | Z世代PRパーソンのキニナルTrendope
執筆者: ライター/菊地紗瑛
ともに“最旬情報”を発信する、メンズファッション誌「smart」とNo.1 PR会社ベクトルグループの「アンティル」がタッグを組んで、今知っておきたいトレンド情報をお届けする連載「Z世代PRパーソンのキニナルTrendope」がスタート!
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“Trendope(トレンド―プ)”とは、「Trend(トレンド、流行)」と、最高・かっこいい・やばいなどの意味を持つ「Dope(ドープ)」をかけ合わせたsmart×アンティル流の造語。今、世の中の興味・関心を集めているドープなコトやモノを分かりやすく、そしてこれから注目されるであろうドープなコトやモノをいち早く発信していきます。しかも、ナビゲーターはアンティルで働くZ世代という、いわばトレンドセッターたち。Z世代の、Z世代による、Z世代のための読んでタメになる本連載。
AwichやkZmなど、今人気のラッパーたちも「今流行っているもの」と口を揃える話題のチキンバーガー専門店・MONICHIKI HOUSE(モニチキハウス。通称”モニチキ”)についての後編として、プロデュースを手掛ける人気ラッパー・MonyHorse(モニーホース)のインタビューをお届け。
人気アーティストもこぞって通うモニチキは、SNSによってファンがアーティストとの距離を身近に感じられるこの時代に、まさに求められている”新聖地”とも言えます。
今回はモニチキの誕生背景から、最近気になっていること、音楽活動についてまで、MonyHorse本人にまるっとお聞きしました!
前編を合わせて読む>>Awichも「今、流行ってる」と太鼓判を押す“モニチキ”とは? その本格チキンバーガーを食レポ | Z世代PRパーソンのキニナルTrendope
モニチキとは?
東京の三軒茶屋にある「MONICHIKI HOUSE」、通称「モニチキ」。2022年2月にオープン。日本を代表するヒップホップクルー「YENTOWN(イエンタウン)」のメンバー「MonyHorse(モニーホース)」がプロデュースを手掛ける話題のチキンバーガー専門店。グルメバーガー専門店 GOOD MUNCHIES(グッドマンチーズ)のオーナーシェフIKKI(イッキ)がメニューを監修し、本格的な味が魅力。アパレルも展開している。
――なぜモニチキを作ろうと思ったのですか?
モニ―ホース「沖縄の基地の中、まぁ、米軍基地の中に“POPEYE”というお店があって、もともとフライドチキン好きなのもあるし、そこのフライドチキンが好きになって、“広めよー“と思って。チキンバーガー美味いから。それでちょうど練馬でハンバーガーを作っているIKKIっていう奴がいて、“こういうメニュー試作してみない?”となったのが始まりです。もう本当、面白半分というか、“お前(IKKI)の店で新メニューとして出すか。上手くいったらでいいから(笑)”みたいな感じで。やってみたら、何度も試作して、上手くできました」
IKKIがオーナーシェフを務めるグルメバーガー専門店 GOOD MUNCHIES(グッドマンチーズ)。東京都練馬/豊島園
--もともとはIKKIさんのお店で出すつもりで作っていたということですか?
モニ―ホース「いや、全然!本当なんかまずやってみよう、っていう感じで。 “お前のところで出せたらいいねー”とかは言ってたんですけど。その中で、音楽活動を通しての出会いがあり、お店を出すことになりました」
――じゃあ、チキンバーガーを作り始めたのは趣味だった、ということですか?
モニ―ホース「まあ、趣味でもあるっすね。ちょっと作ってみたいなぁ。単純にそんな感じっすね」
--音楽もやっているし、有名だから、普通の人が友達と「ハンバーガー作ってみよ」っていうのとは違うじゃないですか。何かの形になるかな?ということは思っていたのですか?
モニ―ホース「いや、特に。ただ美味しいものを届けるだけ(笑)、それだけですね。美味いし、みんなに共有したい、みたいな感じっす」
――料理はお好きなのですか?
モニ―ホース「料理好きっす。この間も実家に1週間帰ったけど、庭がめっちゃ広くなってて。1週間BBQしてました。BBQっていうかキャンプっていうか。実家に着いて速攻キャンプ用品揃えて。薪とか木炭買って(笑)、食材買って。ひたすら料理してたっす。楽しかった。流れ星もめっちゃ見た」
――もともと自然豊かなところ出身……じゃないですよね?
モニ―ホース「地元はもともと東京都北区なんですけど、お父さんが大阪で仕事をするようになって、実家が移ってからは、大阪に実家がある、って感じです。第二の地元って感じですね」
――そしたら、1週間実家でリラックスできたんですね
モニ―ホース「アルバム出してゆっくりしよーと思って。ただただ落ち着きたかっただけなんで。ゆっくりできて良かったです」
MonyHorse新作アルバム『MONIBUM』発売中
――私もダウンロードしました!結構大阪にもお友達は多いのですか?
モニ―ホース「大阪には結構います!3ch とか、Hawo Beatsだったり、Jin Dogg、Young Coco、Kenayeboi 、Taka(WILYWNKA)とか、VIGORMAN……めっちゃいます!」
--モニチキに話が戻りますが、もともと料理が好きで、チキンバーガーを広めたいと思ったということでしたけど、「自分だったらもっと美味しいものを作れる」と思っていました?
モニ―ホース「そうっすね。フライドチキンあんま流行ってねえなと思って。そうっす。俺流フライドチキン作るか、って感じで、こうなるとは全く思ってなかったですね。最初は“チキンバーガー”っていう名前だったし、“モニチキにしよーやー”と言われたときは“なんすかそれ(笑)”ってなりました。“モニチキハウスってやばいっすね、ハウスってなんすか?(笑)”って。意味不明なんすよ、俺からしたら。俺の家?みたいな(笑)。ウケてるし実際。でも俺はそれでいいんすよ。みんなが喜んでくれれば何よりっす」
――それって音楽とかもそうですか?そういう方なのかなって思って。
モニ―ホース「そうなのかも。自分に嫌なことがあったらそれ共有して“こういう風にならないように”っていう歌作ったりしてるんで。それがみんなに届いてくれればなぁ、って感じですね」
―-なぜそういう考え方になったと思いますか?
モニ―ホース「なんでだろう、単純にみんな聞いてくれたほうがいいなっていうか、うん。みんなも色々悩みあるし。ちょっとだけ力になれば、アツいなって思って」
――HIPHOPの中でも、モニーホースさんは結構ハッピーだったり、ポップな楽曲も多いかなという印象なのですが、どうやって生まれているんですか。
モニ―ホース「意識しているわけではなく、自然に。“そのビート渋いっすね、いいっすね、乗りたいっすー”みたいな感じで。そんなに特に深くは考えていないですね」
――先入観があったわけではないですが、印象よりも温かい人?ハッピーな人?なんだろう……。
モニ―ホース「熱い人?(笑)この前天心(那須川天心)に会ったら“、“おお、モニ、熱い人来た”って言われて。”何それ熱い男って”(笑)」
――那須川天心さんとは仲が良いのですか?
モニ―ホース「歳も近くて、仲良くさせてもらってます。俺28で、あいつ若いすけど。まあ年は関係ないっす」
――モニチキに話は戻りますが、どんな人に来て欲しいですか?
モニ―ホース「もちろんヘッズとかファンの人とか、自分をいつも支えてくれてる人がまず来てくれたら嬉しいです。Awichとかもがんがん来ますよ。Wavy(JP THE WAVY)とかも、うちUberやってないんすけど、“今から知り合い行かすから、お持ち帰り頼むわ”とか言って(笑)。そしてさらに、俺を知らない人にも来てもらえたら、というのがまず第一っすね。どんな人にも来てもらえたら、それでおなかいっぱいになって帰ってもらえたら嬉しいし、本当それだけで十分です」
――その人達にとってどんな場所であって欲しいですか?
モニ―ホース「楽しい場所、good videsな場所になってくれればいいなって感じです。そして、弟的な存在のスタッフたちは、俺の支えになってるし、店支えてくれてるし、感謝しかないです」
――もしかしたら、行くことにハードルを感じている人もいるかもしれません。そういった方向けに、一言ください。
モニ―ホース「全然普通のお店なんで来て欲しいです(笑)。HIPHOPやってる俺がお店やってて、HIPHOPなお客さんがいて、ちょっと柄が悪く見えるときもあるかもしれないですけど、全然普通なので来てください。飯もあるし、音楽もあるし。食べてる人もいれば、飲んでいる人もいれば、ダーツを楽しんでいる軍団もいれば、仕事の話をしてる人もいたり。ハッピーかなって」
――モニチキの話からずれますが、自分の歌で最近一番気に入ってる歌は?
モニ―ホース「アルバムの曲、全部好きですね。全部超えよう超えようと思って1曲ずつ作ったんで、選べないですね、正直(笑)」
――自分の作品をそうやって言えることは素敵ですね。私は「New Day」が好きでした。
モニ―ホース「New Dayも好きっすね、ノリノリで。でも、やっぱ全部通して聴くと全部いいなぁ、ってなる。U-LEEくんという支えもあったので(今回のアルバムをプロデュースしたDJ。「YENTOWN」のメンバー)。Good vibesで、U-LEE君とは結構波長合うっすね」
――アルバムを出すのはいつ決まったのですか?
モニ―ホース「3年前くらいっすね。“なんかヤバいの作ろうよ”って。KOHHくんが“MONIBUM(モニバム)ってアルバム作りなよ”って言い出して、U-LEEくんもいて。“千葉(KOHH)がこんなこと言ってるけどどう?”って。“いいよ、参加しよう”って言って、そこから三年やって、できたアルバムって感じです」
――2022年で記憶に残っていることはなんですか?
モニ―ホース「息子が生まれたことです。音楽関係だと、Awichの武道館かなあ。“でけー!”と思って。“俺もやりてー!”って思ったっす。ソニマニ(SONICMANIA)とかも。リスペクトっすよね、あいつ(Awich)。”すげーこいつ、こんなとこでライブしてんの?”って。“俺も行きてー!”って感じっす。それが結構印象に残ってます」
――2023年、楽しみにしていることはなんですか?
モニ―ホース「コロナもまだあるけど、最近みんな俺の歌を歌ってくれるし踊ってくれるし。みんなでまたハッピーになることが楽しみかなって感じですね。みんなも声出せるようになってきたし、イベントとかも戻ってきたし。楽しいことが増えてくるので、みんなで楽しくやって、win-winになれば、それが一番」
ライブでも盛り上がる『SUSUME feat. NENE & JP THE WAVY (Prod. U-Lee & Hawo Beats)。SNSでもダンス動画が多くUPされている。
――今日すごく“ハッピーな人”という印象が強くなりました。
モニ―ホース「(笑)。でも、そう思いません?ハッピーで良くないすか?悪くないもん(笑)」
――それがお店にも、歌にも出ているなと思いました。
モニ―ホース「そう思ってくれたらありがたいです」
――自分以外の歌で、おすすめの楽曲は?
モニ―ホース「最近はAb-Soulっていう人がいて、アルバム出したんすけど、超かっこよくて。『Fomf』(Fuck off my face=俺の顔から消えろ)という曲名で、パンチラインで“俺の友達自身も敵なんだよ”って言ってて。“おお、かっけえ”って。超仲いい友達と、音楽でもやり合ってるってことなのかなって思って。友達でも敵なんだ、でも友達なんだもんね、って深いと思って。俺も“友達”っていう曲があるんですけど、友達ってやっぱり笑わせてくれたり怒らせてくれたり、色々してくれるんすよね。敵ではあるんですけど友なんですよね。だから(歌詞が)刺さったのかなと思います」
――自分自身もその原体験がある?
モニ―ホース「はい、やっぱり色んな友達がいるので。それこそAwich超えたいなとか、悔しいな、とか。あいつすげー!とか、悔しい!とか、“やったるわ、My friend!”とか(笑)。でも、そうやって言われたら嬉しいじゃないですか!“モニすごいじゃん”って言われたら嬉しいし。でもまた喰らわされるだろうし。そういうことが友達であり、敵でもあるっていうことなのかなと思いました」
――結果、その友達同士で高め合い続けることができたら、その軍団は最強ですよね。
モニ―ホース「そうそう、めっちゃアツいじゃないすか。アツいでしかないですよ(笑)!それでいいのかなぁと思って。深いことだなぁって」
――沢山お友達がいらっしゃると思うんですけど、「友達も敵だ」というフレーズを強く感じる人は誰ですか?
モニ―ホース「YENTOWNもそうっすよね、高め合ってるっすね。kZmもやべえとこまで行ったなと思うし、みんなそれぞれ個性あって良いですね」
――音楽以外でおすすめのものは?
モニ―ホース「キャンプというか庭でBBQというか、外で飯をつくること。超気持ちいいですよ。星空の下で。最近実家が引っ越して、星も見えるし、まじで最高です。それこそ、親父リスペクト。この前、息子生まれたので顔見せに行って、“キャンプ最高だねー”とか色々話していたら、“今度ここにサウナ作る”って。“おお、アツい(笑)“って。”もう一軒建てようやぁ“とか、”ここで俺も別荘作っていいー?”って話したりして。実現させたらあっちも嬉しいだろうし、親孝行になるんじゃないかなって。俺はただただ、それがしたいっすね」
――今日のお話も含め、J-HIPHOP界隈って、家族思いとか友達思いな方が多い印象です。
モニ―ホース「一人じゃ人間何もできないので、まじで。補い合える、高め合える仲間がいるのが一番ベストかなと思います」
――読者の皆さんに一言お願いします。
モニ―ホース「みんな3年間我慢してた部分もあると思うので、2023年思いっきり楽しくやりましょう!」
――最後に、今東京で一番流行っているものはなんですか?
モニ―ホース「モニチキ」
■MONICHIKI HOUSE
グルメバーガー/チキンバーガー専門店
ペット同伴可
LUNCH TIME 12:00-16:00
DINNER TIME 16:00-20:00
東京都世田谷区太子堂1-4-35ニシムラアートビル3F
Profile/MonyHorse(モニーホース)
日本のHIPHOPクルー「YENTOWN」に所属するラッパー。
同クルーのラッパー、PETZ、JNKMNとのユニット「MONYPETZJNKMN」として、2016年にはミニアルバム「上」「下」「轟」を立て続けにリリース、2017年にはグループ初なるフルアルバム「磊」をリリース。
2019年には、ソロとして初となるアルバム「TBOA JOURNEY」をリリース。
2020年10月には、MONYPETZJNKMNとしては約3年ぶりとなる「Gimme Da Dope EP」をリリース。2021年には、2ndアルバム「Hungry」をリリース、KOHHとの共作の「CBD」やMONYPETZJNKMNの新曲もリリースし、更なる飛躍をし続けている。
Instagram
Twitter
■MonyHorseワンマンライブ「MONISHOW」
2023/1/13(金)
開演:19:00~ (開場 18:00~)
Spotify O-EAST (東京都)
チケット情報
■MONICHIKIグッズ
https://bravura.official.ec/
この記事を書いた人
PRコンサルタント。オーストラリアでのワーホリを経て、新卒でNo.1PR会社ベクトルグループに入社。現在アンティルに所属。美容・ファッション・ラグジュアリーなどtoCからお堅めのtoBまで幅広くPRを担当。海外経験から、グローバル企業のPRを担当する機会も多い。趣味はサーフィンと週末のパーティ。座右の銘はwork hard play hard。YouTube【SAEチャンネル!】
Instagram:@saemeroo
Website:https://vectorinc.co.jp/business/pr/antil
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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