【2022年コンビニおやつ頂上決戦】セブン-イレブンvsファミリーマート“食べてわかった”傑作おやつはこれだ!
執筆者: ライター/TOMMY
2022年も、残すところあと僅(わず)か。この年末年始は正月休みが例年よりも短いこともあって、「家でゆっくり過ごす」という人も多いのでは? テレビではバラエティ特番にアニメやドラマの一挙放送、NetflixやAmazon Prime Videoなどの動画サブスクサービス、YouTubeと観るモノも沢山。さらにはマンガを読んで、ゲームをして、積んでいるプラモを作って……etc.と過ごし方は人それぞれ。短いだけに有意義かつ自堕落に楽しみたい。
「表参道ヒルズのクリスマスツリーが圧巻すぎた」レンズを“4万枚”使用した“8.4m”のクリスマスツリーにうっとり♡
そんな楽しい時間のパートナーといえば、そう“おやつ”である。
ひと口に“おやつ”と言っても千種万別多種多様。選ぶ際は、凝りすぎず、手軽にかつ美味しく楽しくが理想。なのでテーマは“基本的に日本全国どこでもすぐ買えそう”。となればチェックすべきは、コンビニ各社がしのぎを削るPB(プライベートブランド)だ。そこで、店舗数の多い「セブン-イレブン」と「ファミリーマート」を、あの年末恒例国民的歌番組よろしく紅・白に分けて、それぞれのラインナップからsmartオススメの“オヤツ”を紹介するのが本企画。題して、「紅白“PBおやつ”合戦」!
レギュレーションは生菓子以外(冷蔵ケースのスイーツコーナーにあるモノは NG)なら OK。値段上限なし。ただ、“演歌枠”として例外的にオツマミ系は1点のみアリ。もちろんすべて PBに限る。以上。そして審査員を務めるのは、smartをはじめとしたファッション誌やカルチャー誌、ブランドのルック、タレントのスタイリングと活躍中の気鋭スタイリスト庄司洋介さん。食べることが大好きな27歳の率直な感想とともに、前半戦・後半戦の2回に分けて、サクサクとお届けしていきます!
Profile/庄司洋介(しょうじ・ようすけ)
スタイリスト。smartをはじめとしたファッション誌やカルチャー誌、ブランドのルック、タレントのスタイリングと活躍中の27歳。ファッションやサブカルチャーと同じくらい食べることが大好きで、自身の旺盛な食欲を“永遠の18歳”と語る。
庄司洋介公式 Instagram:@_yosuke_shoji_
庄司洋介公式 Twitter:@_yosuke_shoji_
前半戦に引き続き、ここから後半戦がスタート!
紅組・セブン-イレブン 6組目
「7プレミアム 厚切りポテト 2種の厳選のりしお味」235円
【商品説明】
有明海産焼きのりと瀬戸内海産青のりの2種類ののりを使用し、香り高いのりの風味が楽しめる厚切りのポテトチップス。
庄司 このギザギザ食感が何かしら作用しているのかもですが、一般的なのりしお味とはちょっと違うんですよね。う~ん、この旨味はなんだろ? あ、昆布エキスや魚介混合パウダーが入ってるからか。そりゃ、製造元が「カルビー」なら間違いありませんよね。これはずっと食べていられるなぁ。しかも内容量150gで235円。これって本家「カルビー」のポテトチップスBIGパックよりもお得。本家にはないアレンジ然(しか)り、これぞPBの良さが凝縮されたような商品といえるのではないかなと。
セブン-イレブン公式サイト「7プレミアム 厚切りポテト 2種の厳選のりしお味」
白組・ファミリーマート 6組目
「ポテトチップス イカスミ味」149円
【商品説明】
イカスミパウダーを使用した魚介系の旨みとガーリックがきいた濃厚な味わいのポテトチップス。
庄司 イカスミはパスタが好きでよく食べるんですが、あ〜なるほどね。最初は「どこが?」って思ったけど、後からイカスミ味がやってきて……美味っ! かなり味の再現クオリティが高いと思ったら、製造元は「わさビーフ」の「山芳製菓」。味の解像度や着地の仕方がたしかに似ていますね。お酒にも合いそう。こういった変化球ネタはワンシーズンで消える可能性もあるので、要ストック案件! なんというかマイノリティ寄りだけどメジャー感もあって……いわば“ポテチ界のKing Gnu”です。
紅組・セブン-イレブン 7組目
「7プレミアム 品川巻」149円
【商品説明】
新潟県産もち米を使用した、食べきりサイズの海苔巻きあられ。
庄司 「品川巻」ってわざわざ買わないじゃないですか。実家にお歳暮で煎餅セットが届いた時くらいしか食べないような扱いで。だからこそ、ぜひティーンに食べていただきたい。このノリの風味とあられ部分の醤油の香ばしさがたまりません。”残り続けるモノには、それ相応の理由がある”と定番の良さを再確認しました。内容量は28gで138円とやや高く感じられますが、このクオリティならアリ。というか、品川巻なんて大量にバクバク食べるものじゃないですからね(笑)。これでイイのだ!
白組・ファミリーマート 7組目
「とまらない辛うまさやみつきラー油えびせん」150円
【商品説明】
ニンニクを練り込んで、香ばしいラー油を後(あと)がけしたえびせんべい。
庄司 えびせんべいにラー油。一見するとミスマッチなこの感覚はアメリカ生まれアメリカ育ち、ヒップホップファッションで演歌を歌っていたジェロを彷彿とさせますね。で、これまた変化球だけど、ラー油が好きなので期待大。ほうほう……どちらかといえば甘さの方が強くて、辛さは後からピリっとくる程度。辛いのが苦手な人でも大丈夫。これはビールだったり、お酒のお供にって感じのオツマミ系かな。“既存路線にアレンジを効かせて新機軸を狙う”。こういったチャレンジ精神はファミマならでは。
ファミリーマート公式サイト「とまらない辛うまさやみつきラー油えびせん」
紅組・セブン-イレブン 8組目
「7プレミアム 厚切りビーフジャーキー」408円
【商品説明】
牛もも肉を使用し、照焼風味で甘みと旨みを感じられるように仕上げたビーフジャーキー。
庄司 こちらは“演歌枠”ですね。その名の通り厚みがありますよ! まるで〈チャンピオン〉のリバースウィーブスウェットくらい。それになんか嗅いだ覚えある匂いが……あっ、照焼風味だから照焼チキンサンドイッチですね。この香り。そして味は……ヤバイっすよ。白米が欲しくなる完全におかず系! 普通のビーフジャーキーって、黒コショウを効かせたスパイシーな仕上がりが基本ですが、この方向性は意外かも。製造元は「伊藤ハム」、守りながらも攻めた大人の贅沢。ビールが欲しくなるなぁ。
セブン-イレブン公式サイト「7プレミアム 厚切りビーフジャーキー」
白組・ファミリーマート 8組目
「肉の旨みがクセになるジャッキーカルパス」348円
【商品説明】
ジューシーでスパイシーなドライソーセージ。
庄司 ジャケ写で期待値を上げてきますが、これがどう出るか……。うん、開けてみると“肉の匂い”が強いんですね。製造元は、オツマミ界の至宝「なとり」! ここにきて攻守逆転というか安定感を求めた定番の味わい。「どうもどうも、あの頃は駄菓子屋でお世話になりました」と思わずノスタルジーに浸ってしまいました。73gと内容量も多く、個別包装だからホーミーとシェアするのが正解ですね。ワッツアップして握手をする際に、相手の掌中に握り込ませることも可能。実にストリートです。
ファミリーマート公式サイト「肉の旨みがクセになるジャッキーカルパス」
紅組・セブン-イレブン 9組目
「7プレミアムゴールド 金のしっとりバウムクーヘン」257円
【商品説明】
フランス産発酵バター、こだわりの卵、メープルシュガーを使用し、しっとり食感に焼き上げたバウムクーヘン。
庄司 評価の高い「金のシリーズ」なので期待できるなぁ。あぁ……この味わい、祖父ちゃんがパームクーヘン大好きだったのを思い出しました(泣)。しっとりした生地はレイヤードされているのを感じるし、フランス産の発酵バターというところも、さすがファッションの本場。しっかりした固さに「ちゃんと回して焼いています」という説得力もある。これぞプレミアムな美味しさ。ポップスだけど特別にオーケストラ演奏Ver.でお届けみたいな。ちょっとした訪問時の手土産にもイケますよ、コレなら。
セブン-イレブン公式サイト「7プレミアムゴールド 金のしっとりバウムクーヘン」
白組・ファミリーマート 9組目
「ココアパウダーで仕上げたご褒美濃厚ティラミスチョコ」198円
【商品説明】
マスカルポーネチーズパウダー配合のホワイトチョコでアーモンドをコーティングし、表面をココアパウダーで仕上げたティラミス風味のチョコ。
庄司 まず個別包装の青いパッケージがキャッチーで可愛い♡ 中に入っているアーモンドの歯応えと香ばしさも良き。またその名に違(たが)わず、しっかり濃厚だけど決してしつこくはないんです。マスカルポーネチーズパウダーとココアパウダーのバランスが良いんでしょうね。うん、ティラミスしてます。「ご褒美ィィイ濃厚ティラミスチョコォォォ!!(絶叫)」って必殺技みたいな名前ですが、この1年間頑張った自分自身へのご褒美に。ポケットに忍ばせておいて、ホーミーに配らなきゃ!
公式サイトに記載なし
<総評>
紅組MVPは「7プレミアム ひとくちチーズタルト」
白組MVPは「ポテトチップス イカスミ味」に決定!
TOMMY ということで「セブン-イレブン」と「ファミリーマート」で紅白に分かれ、各々のPBラインナップから9種類の“おやつ”を食べていただきました。総評をお願いします!
庄司 やっぱ「セブン-イレブン」は全体的に安定していますよね。“いつでも戻れる魂の故郷”的な守りの姿勢というか横綱相撲。対するファミリーマートは攻めの提案型。“トレンドを意識しつつも、マイノリティ向けの個性派も拾っていく”スタイル。あと、店舗によって品揃えも変わると思うので、今回はあくまで僕らがセレクトしたオススメという点は、ご留意いただければと。読者の皆さんも最寄りの店舗で自分だけの BEST9を組んでみてください。いや、組んで“みてくれよなッ!”
TOMMY ちなみに個人的MVPを、両組から選出するとしたら?
庄司 紅組は「7プレミアム ひとくちチーズタルト」かな。白組は「ポテトチップス イカスミ味」がやっぱり美味しかったですね! とはいえ全部美味しかったです、ご馳走様でした!
それでは皆様、良いお年を!
この記事を書いた人
メンズファッション誌やモノ系のWEBメディアを中心に、ファッション、モノ、アイドル、ホビーなどの記事を執筆するライター/編集者。プライベートでは漫画、アニメ、特撮、オカルト、ストリート&駄カルチャー全般を愛する。
Instagram:@tommythetiger13
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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