今、最も“あざとい”女子は安部 乙⁉ 「吐息まで操る」と秋元康氏が絶賛する彼女の素顔とは?
8月2日(火)、本格的な夏の到来に合わせて、注目の写真集が発売される。舞台は沖縄、主演は秋元康プロデュースの「劇団4ドル50セント」に所属し、最新公演『Take Off!!!!』では主演も務め、さらにはグラビアでも注目を集める……と、冠と話題に事欠かない期待の女優・安倍乙さん。自身初となる写真集のタイトルは、『劇団4ドル50セント 安倍乙1st写真集 吐息の温度』。美しいビーチや大人の雰囲気漂うバー、はたまた遊具が置かれた児童公園とシチュエーションを変えながら、時に妖艶(ようえん)に、時に天真爛漫(てんしんらんまん)に様々な表情で魅了する。「家族にしか見せないような表情が詰まっています」という写真集の話はもちろん、読者が気になる“安倍乙の素の部分”についても語ってもらった。
「ランジェリー姿にも挑戦」日比美思の初写真集タイトルが『朝食ってビュッフェですか』である意外なワケ
少女の如く天真爛漫な笑顔から、
艶めく大人の色気までも変幻自在
気になる1st写真集を読んで一言……“こんな彼女、見たことない!”
--1st写真集発売おめでとうございます! 写真集を出すと聞いた際のファーストリアクションを教えてください。
安倍 乙(以下、安倍):すごく嬉しかったです! 実は前々から「写真集を出す」という話だけは聞いていたんです。20歳の記念で写真集を出す方も多いので「私もそのタイミングかな?」と思っていたら、そこから2年が経って22歳で出すことに(笑)。「このタイミングなんだ!」と驚きつつも、逆に心構えができて良かったなと思いました。
--気になる内容ですが、安倍さん自身も写真のセレクトに関わったりしているんですか?
安倍:基本的に編集の方に決めていただきましたが、中には私が選んだ写真もあります。客観的にいいと感じる写真と、私自身のお気に入りとではやはり違うと思うので、そこはプロの目にお任せしたほうがいいなって。
--役者の仕事もそうだと思いますが、見せる側と見る側では視点が違いますからね。本作の舞台は沖縄と伺っています。撮影はいつ頃、行われたんですか?
安倍:今年の3月だったので、東京はまだ冬の頃でした。一方、沖縄はノースリーブでも過ごせちゃうくらい、すごく暖かかったので、お仕事ではあったけどいいリフレッシュにもなりました。沖縄本島を中心に、座間味島(ざまみじま)という離島にフェリーで渡ったり、移動しながら色んな場所で撮ってきたんですが、写真集チームの皆さんも温かい方々で家族みたいな空気感の中で撮影も進んで、すごく楽しかったです。
--グラビアのお仕事はこれまでも経験されていますが、写真集はまた違いましたか?
安倍:これまでグラビアの撮影では、カメラマンさんから「こういう表情で」とか「こういうポージングで」と指示をいただいた上で、キメの表情を撮影してもらうことが多かったんですが、(写真集の撮影を担当した)前(康輔)さんは具体的な指示をするのではなく「その場の雰囲気に合った表情やポーズをして欲しい」とおっしゃったので、その要望に対してどう応えるかが、すごく難しかったです。最初はもう「どうしよう、どうしよう」と困った表情ばっかり(汗)。前さんもそれを察してくださって、リラックスできるように音楽をかけてくれたり、喋りかけてくれたりして、そこから表現のコツも分かってリラックスした状態で撮影に臨めました。
--『劇団4ドル50セント 安倍乙1st写真集 吐息の温度』というタイトルについてはいかがですか?
安倍:タイトルは編集者の方が決めるのかなと思っていたので、マネージャーさんから「秋元(康)さんに決めてもらうから」って聞かされて、本当に驚きました! 大変お忙しい方ですし、「そもそも私のことなんて認識されていないんじゃないか?」って思っていたので(笑)。
--しかも帯には、「安倍乙の表情は、変幻自在だ。人間とは、その時々の感情を、こんなにも豊かに表せるものなのか?まるで、吐息の温度まで操(あやつ)っているようである」と秋元さんからのコメントまで!
安倍:私のことを見てくれていて、その上で考えてくださったんだなって感じられるお言葉をいただけて、すごく嬉しかったです。
--水着カットのみならずランジェリーカットもあり、中には『東京カレンダー』のような大人の色気あふれるカットも。ご自身のお気に入りカットを教えてください。
安倍:『東京カレンダー』! 私もそれ思いました(笑)。個人的にはこの自然な表情のカットが好きですね。通常のグラビアでは、こういったカジュアルな衣装やナチュラルなヘアスタイルをすることってないですし、しかも口を大きく開けているカットなんてなおさら(笑)。私自身、この写真を見ると明るい気持ちになれるし、ファンの皆さんには新鮮な私を見ていただけると思うので、お気に入りの1枚です。
--まさに自然体の安倍さんが詰まった1冊と。そもそも写真集はどういったテーマだったんですか?
安倍:「普段、友達や家族にしか見せないような素(す)の表情を撮りたい」とのことだったので、現場でもずっとシャッター音を鳴らさず、移動中もご飯中もずっと撮り続けてくださっていました。めちゃくちゃツボにハマって爆笑している瞬間の表情なんて、まさにそう! とはいえ、まさか本当に採用されるとは思ってなかったので、ゲラを見てびっくりしました(笑)。
--水着などのキメカットと自然体のカットでは、同一人物とは思えないくらいの変化を感じました。ご家族にはもう見せましたか?
安倍:よく「笑っていると別人みたい」と言われます(笑)。家族にはまだ見せていませんが、普段から私の活動を応援してくれているので、写真集が書店に並んでいる光景を見たら、めちゃくちゃ喜んでくれるんじゃないかなって思います。
--そんな安倍さんといえば、smartでも連載中の我らが田中みな実さんがMCを務めるテレビ朝日『あざとくて何が悪いの?』内の人気コーナー、あざと連ドラ『東京であざとく頑張って何が悪いの?~上京ガールの成長日記~』で、“ザ・王道あざと女子”の香織先輩役を演じて注目を集めました。“あざとい”と自身で感じる部分ってありますか?
安倍:正直、私の中には“ない”と思います。逆に好きな相手ができても自分からはいけないような、どちらかといえば真逆の不器用なタイプです。
--なるほど。あの役って、なんとなく具体的なモデルがいそうですよね。
安倍:脚本家の方が、「モデルは田中みな実さん」と仰(おっしゃ)っていました。なので、みな実さんの雰囲気を、イヤらしくならない程度の塩梅(あんばい)で出せるように、喋り方や表情を試行錯誤しながら演じました。
--安倍さんの公式プロフィールの特技の欄に“人の特徴をとらえること”とありますが、田中さんの“あざとい”を表現する際のポイントは?
安倍:井上想良さん(香織先輩の彼氏役)が田中みな実さんと共演した際のエピソードをお聞きしたんです。井上さんは学生時代、プロを目指すくらい本気でテニスに打ち込んでいたそうで、その話を田中みな実さんにしたら、不意に井上さんの手を取り自分の顔の横に持っていって「ほんとだぁ〜手の大きさが顔と同じくらい♡」って仰ったらしいんです! それを素でできるのが田中みな実さんの強みであり、その“自然体のあざとさ”こそ演じる際のポイントなのかなって思いました。
--そういえば写真集ではまだロングヘアでしたが、ショートボブになって雰囲気が変わりましたね。
安倍:ずっと「切りたい」という想いはありつつ、宣材写真も撮っているので難しいかなと躊躇(ちゅうちょ)していたところ、『美的』さんの企画で断髪式をやらせていただきました。周りからの評価はすごくいいですね。「明るく見える」っていう声も多いですし、私自身も洋服のコーディネートに明るい色を取り入れたくなったりと、なんだかポジティブな気持ちになったし気分も上がりました。
--安倍さんは、劇団4ドル50セントの主戦場である舞台以外にも、映像作品やグラビアなど色んな形でご自身を表現されていますが、表現の場としては1番好きなのはどこでしょう?
安倍:やっぱり舞台ですね。何よりもライブ感があって、そのときに起きたハプニングも笑いに変わったり、常に新鮮な気持ちで役を演じられるのは大きいです。映像作品ならカットして撮り直しもできますが、一発勝負でやり直しがきかないじゃないですか。その分、すごく緊張しますが、その緊張さえも楽しいんです。
--観ている側からしたら、リアルタイムで進行する舞台はすごく大変そうだなぁって感じます。
安倍:私自身、めちゃくちゃ噛(か)むタイプなので、父が舞台を観にきた際にも「いつ(セリフを)噛むのかヒヤヒヤした」って言われました(笑)。でもそれ以上に、お客さんの反応がダイレクトに実感できるのが嬉しいですね。笑い声が多ければ多いほど私たち役者もみんな調子がよくなったりして。そういった観客と演者の関係性も舞台の面白みかなって。
--ちなみにsmartではメンズ美容のページが人気なのですが、『美的』レギュラーモデルを務める安倍さん的に美容男子ってアリですか?
安倍:めっちゃいいことだと思います! 最新コスメや美容法などの情報をお互い教え合って共有したりとかできますし。ただ、TPOというか場面によってというのはあるかも。日焼け止めを塗ったり、お風呂上がりに化粧水を塗ったりパックをしたりするのはアリだと思うんですが、例えば「海で遊ぶぞ!」とか「バーベキューをするぞ!」って時ときに、「日焼けしたくないからパス!」っていうのは違うかなぁ。「今はそのノリじゃないでしょ!」ってドン引きしちゃうかも(苦笑)。
--この夏、smart読者の男子にオススメの美容情報があれば教えてください。
安倍:今年はめちゃくちゃ暑いですし、日焼け対策は必須! 中でも、ロート製薬の「メラノCC 集中対策マスク」がオススメですね。ドラッグストアで簡単に手に入りますし、うるおい成分とビタミンC、ビタミンE誘導体が配合されているので、日焼けした後でもシミや乾燥を防ぐ効果があるんです。男性でも挑戦しやすいと思いますので、ぜひ!
--では最後に、smart読者とファンの皆さんにメッセージをお願いします
安倍:この記事を読んで私のことを初めて知ったという方もいらっしゃるとは思いますが、この度初の写真集を発売することになりました! インスタやSNSでは見られないような表情が詰まっているので、ファンの皆さんにも再発見があるんじゃないかなと。まるで一緒に沖縄で楽しんでいるかのような気分が味わえる1冊になっていますので、よかったらお近くの書店でチェックしていただければ嬉しいです!
--1人何冊ぐらい買えばいいですか?
安倍:(可愛らしい表情で)じゃあ、1人10冊で♡
--あざとい! ありがとうございました!
Profile/安部 乙
あべ・おと●2000年1月18日生まれ、大阪府出身。2017年に秋元康プロデュースの「劇団4ドル50セント」のオーディションに合格して入団。劇団の活動と並行して、映画やテレビドラマ、グラビアでも活動中。数々の雑誌で表紙を飾って話題に。また現在は、女性ビューティー誌『美的』のレギュラーモデルも務めている。お洒落な雰囲気が楽しめる公式インスタグラム、自然の表情が面白い公式YouTubeチャンネルも必見!
安倍 乙公式インスタグラム
安倍 乙公式YouTube『安倍乙の乙ちゃんねる!』
安倍 乙公式SHOWROOM
Information
安倍 乙1st写真集『吐息の温度』
カメラマン:前 康輔
発売時期:2022年8月2日 出版社:集英社
判型:A4/116ページ程度(アルティマグロス)+表周り4ページ/ソフトカバー(予定)
定価:2,300円+税(予定)
秋元康帯コメント
「安倍乙の表情は、変幻自在だ。人間とは、その時々の感情を、こんなにも豊かに表せるものなのか?まるで、吐息の温度まで操っているようである」
【安倍 乙1st写真集『吐息の温度』ネットサイン会】開催決定!
開催予定日時:8月2日(火)19:00〜、8月6日(土)14:00〜
詳細は特設ページをチェック!
撮影/大村聡志
スタイリング/八杉直美
ヘアメイク/荻村千紗子
聞き手・文/TOMMY
構成/熊谷洋平
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