FANTASTICS・木村慧人「1年でこんなにも成長するんだ」ビジュアルブック『Visuarts』で見せた新たな表情と大人の色気
執筆者: 音楽家・記者/小池直也
木村が考える大人の「色気」

――渋谷をロケ地に選んだのはなぜでしょう?
木村:渋谷はロックのアーティストさんが歩いているイメージなんです。いろいろな人が集まるじゃないですか。しかも昼の渋谷ではなく、夜のちょっと悪さを引き出している感じが、同じFANTASTICSの仲間である堀夏(喜)くんのスタイリングに合うなと。
堀夏くんは普段からライブやイベントの衣装を担当してくれていて、それぞれに合ったシルエットの服を選んでくれるんです。彼ならいつもと違う僕を表現してくれると思ってお願いしました。
多分、同じグループのメンバーが写っている写真集は普通ないと思うんですけど……(笑)。彼にお願いしたからこそ、この渋谷という場所にバチっとハマったんじゃないかなと思います。
――堀さんは何か感想を話されていました?
木村:撮影のときから「いいね!」と言ってくれましたが、本を実際に渡したときは「これめっちゃいいよ!大人になったね」と感想を伝えてくれて。堀夏くんに頼んでよかったなって心から思いました。

――韓国での撮影は振り返っていかがでしたか?
木村:プデチゲを食べているシーンは、お店の人が優しくて「何してもいいよ!」みたいな。お店の裏側に入って撮影したカットもあったりとか。出会いが多かったですね。市場に行っても、気軽にお姉さん方が話しかけてくれたり、人が優しいなと思いました。おもてなし精神がすごかったです。
あとコンビニで買ったラーメンを食べているカットは、作り方を間違えてしまっています。公園にお湯を入れてグツグツ煮込める機械があるんですけど、やり方がわからなくて、途中で器を火から持ち上げてしまったんです。だから、ぬるい状態で食べています(笑)。美味しかったですけどね。
――グルメの思い出がやはり多いですね。
木村:僕、ご飯が好きなんですよ(笑)。最初に食べたポッサムは豆腐でお肉を包むという、体験したことのない食べ方が新鮮でした。めちゃくちゃ美味しかったです。
ご飯以外の話題だと、コスメショップが楽しすぎました。ビルの全フロアが美容グッズになっていて、たくさん自分へのお土産を買いました。
――前作と比較して、自身の成長を感じますか?
木村:そうですね。1年しか経ってないのに、こんなにも人って成長するんだと思います。赤ちゃんの成長って早いじゃないですか。それくらい自分のなかで表現の幅が広がったなと。
あと、自分が作りたいもののイメージがはっきり浮かぶようになりました。1年前だったら、ここまで考えられませんでした。いろいろな現場を経験したり、多くの人と触れ合って学べたことが大きいと感じています。充実した過ごし方ができていますね。いい1年でした。
――もし次の写真集を作るとしたら、なにかイメージはあります?
木村:大人になっていくので、より色気のあるページを出したいですね。自然と色気が出せる人になりたいんですよ。もちろん意識的に狙えば出ると思うんですけど……。
でも本当に大人な木村慧人側を表現したい。他のメンバーがヨーロッパで撮影していて羨ましかったので。ロケをしたい場所はパリ。そこで「ビジュアルブック」とは言わず、雑誌っぽい写真集をもう一度出してみたいです。
――木村さんにとって色気とは?
木村:色気ですか……。髪をかき上げるときに感じるかな。恥ずかしいですけど(笑)。でも個人的には踊るときに色気が出るのが一番嬉しいです。自分から出そうとすると、大人の余裕がなくなるのか、何も考えないほうが「色気があるね」と言ってもらえるんですよ。
この記事を書いた人
音楽家/記者。1987年生まれのゆとり第1世代、山梨出身。明治大学文学部卒で日本近代文学を専攻していた。自らもサックスプレイヤーであることから、音楽を中心としたカルチャー全般の取材に携わる。最も得意とするのはジャズやヒップホップ、R&Bなどのブラックミュージック。00年代のファッション雑誌を愛読していたこともあり、そこに掲載されうる内容の取材はほぼ対応可能です。
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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