FANTASTICS・木村慧人「1年でこんなにも成長するんだ」ビジュアルブック『Visuarts』で見せた新たな表情と大人の色気
執筆者: 音楽家・記者/小池直也
FANTASTICSの木村慧人が、ビジュアルブック『Visuarts(ビジュアーツ)』を発売した。前作『Palette』からおよそ1年、自ら「写真集ではなくビジュアルブックを」と再定義した本作には、東京・渋谷、韓国と場所を変えながら、約半年の撮影期間で撮り下ろされた、これまでにない彼の表情と挑戦が詰め込まれている。
今回は、この意欲作について記念イベント後の木村を直撃。「ビジュアル」と「アート」を掛け合わせたタイトルやコンセプト、自身の成長、そしてライブツアー「FANTASTICS LIVE TOUR 2026 “SUNFLOWER”」を終えた今の心境まで掘り下げて聞いた。
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なぜ写真集ではなく「ビジュアルブック」なのか?
――記念イベントを終えていかがですか。
木村慧人(以下、木村):発売するという情報を解禁したのが半年ぐらい前で、ずっとソワソワしていました。対面イベントのために準備してくださる方もたくさんいたと思うので、こちらも万全な状態で臨みました。
――出来上がった本を手に取ったときはいかがでした?
木村:自分とは別人だと感じるくらい、いろいろな表情をしています。27歳になったので、ちょっと大人な部分もありつつ、ときどき「可愛い」と思ってもらえるような一冊になったと思います。
あとは「こんな装丁にしたい」、「飾れるような表紙にしたい」という思いが強かったので、紙の質感にもこだわりましたね。表紙のステッカーみたいな部分の色や形もスタッフさんとやりとりしつつ、入念に考えました。
――今回はなぜ写真集ではなく、「ビジュアルブック」という形式に?
木村:前作『Palette』はTHE写真集という感じだったので、「今回はビジュアルブックを出すのはどうですか?」とスタッフさんから提案していただきました。ビジュアルブックということもあって、「ビジュアル」という単語は当初からタイトルに入れたかったんですけど、ただ入れるだけだとつまらないなと。
自分としては「ビジュアル=たくさんの色が表現されている」という解釈もあったので、それに「アート」という言葉を合体させたらどうかと浮かびましたね。そこで生まれた言葉が「Visuarts」。響きもよかったのでこれをタイトルにしました。
――本作でアートな部分は?
木村:特に都内のスタジオと渋谷での撮影は自分のなかでアート的な挑戦でした。僕の美術館に来てもらうような、展示された作品と思わせるような作り込んだ世界観の写真だったり、今までに挑戦したことがないカットだったりを入れています。
一方、韓国ロケのパートでは写真集的な素の要素を入れたり、もう1ページめくるたびに違う僕に出会えると錯覚するような作品を心がけました。
あとコンセプトによってスタイリストさんやメイクさんを変える、というのもこだわったポイントです。1冊で「カッコいい」「可愛い」「美しい」「おしゃれ」といった要素をすべて詰め込みました。
――挑戦的な部分について、もう少し詳しく知りたいです。
木村:スタジオ撮影は「美術館」をテーマに、ロケーションに頼らない表現を意識しました。服は必要最低限でアクセサリーを主張させたり、そこに儚い表情を入れたり。
あとは自分のなかでひとつひとつの表情にテーマを決めたんです。だから「もう1回同じ表現をして」と言われても撮れません(笑)。その瞬間の感情や雰囲気で生まれたページになっています。
この記事を書いた人
音楽家/記者。1987年生まれのゆとり第1世代、山梨出身。明治大学文学部卒で日本近代文学を専攻していた。自らもサックスプレイヤーであることから、音楽を中心としたカルチャー全般の取材に携わる。最も得意とするのはジャズやヒップホップ、R&Bなどのブラックミュージック。00年代のファッション雑誌を愛読していたこともあり、そこに掲載されうる内容の取材はほぼ対応可能です。
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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