デートで「いい店知ってるね」と言われたいZ世代男子に捧ぐ。創業129年、神田の鳥すき焼き名店『ぼたん』が超おすすめな理由
執筆者: ライター/石井亮仁
いよいよ鳥すき焼き
まず食材が運ばれてきて、これがまたキレイだった。
その日の朝にさばいたという鶏肉が、モモ、ムネ、砂肝、ハツ、レバーと部位ごとにどっさり。隣にピンクのつくね、焼き目のついた豆腐、白滝、葱。あと、小さい器がふたつあって、食べるときにくぐらせる用の卵と2種類の割り下の用意をしてくれる。それぞれ濃口と薄口で別れており、好みで味の濃さを変えられるのも素敵なおもてなしだ。
火鉢に鉄鍋がのって、葱、豆腐、白滝、鳥肉が並べられていく。

炭火であぶられて割り下がふつふつとしてくると、甘辛い匂いと炭の香りが混ざって立ちのぼってくる。この時点で正直もう限界で、お店の雰囲気を楽しむのをそっちのけで鍋をのぞき込んでいた。
肝心の味はというと……最初の一切れはモモにした。炭火でじっくり火が入ったモモ肉、噛むとむっちりしていて、旨みがじわっと出てくる。煮込んでいるのに硬くならないのが不思議。砂肝はコリコリ、レバーは臭みがなくてねっとり濃厚。同じ鶏なのに、部位で全然違う料理のようだった。個人的に一番よかったのはつくねで、ふわっとしていて鳥の甘みが強い。
葱は火が通るととろとろに甘くなるし、豆腐は割り下を吸ってじゅわっと崩れる。そして、溶き卵にくぐらせた肉を食べた瞬間がピークだった。甘い割り下と濃厚な黄身と炭の香りの肉が全部一緒になって、思わず声が出た。「うまい」、しか言えなくなる。
この記事を書いた人
神奈川県藤沢市出身。不動産売買仲介業に従事した後、中途でアンティルに入社。toBからtoCまで幅広くPRを担当。趣味はバスケとバドミントン、映画鑑賞など。湘南生まれながら、サーフィンなどは全くの未経験。最近はK-POP、アニメ、マンガなどのエンタメにドはまり中。推しはTWICEのジヒョとBTSのジョングク。
Instagram:@chrisjohn_248
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