「AIがマレーシア旅行でのピンチを救ってくれた」AIと歩くクアラルンプール街歩き【後編】
執筆者: モバイル・ITライター /石井 徹
### AIと人が織りなす、新しい旅のかたち
この半日の体験から、いくつかの気づきがありました。
まず、事前計画の段階でより賢いAI(今回の場合はGemini AdvancedからOpenAI o1モデルを搭載したChatGPT)に予定表の確認をしておけば良かったのはもちろん、自分でも電車の時刻表をきちんとチェックしておくべきでした。結果的にGoogleマップでなんとかなりましたが、やはり基本的な確認作業は大切ですね。
思わぬところで時間を取られたり、予期せぬトラブル(Grabの認証エラーとか)に遭遇したりするのは、旅の常。でも、AIの柔軟な提案に、GoogleマップやGrabといった便利なツールを組み合わせることで、意外とリカバリーは効くものです。
むしろ、そういった予定変更や寄り道があったからこそ、Grabのドライバーさんやモスクのガイドさんとの交流など、計画外の素敵な体験ができたのかもしれません。
AIは確かに頼もしい旅のパートナーですが、それ以上に大切なのは、AIと人、そしてテクノロジーをうまく組み合わせていくこと。そうすることで、タイトなスケジュールの中でも、もっと自由で柔軟な旅を楽しめる可能性が広がっていくのではないでしょうか。
半日のクアラルンプール観光は、そんな新しい旅のかたちを教えてくれた、貴重な体験となりました。
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この記事を書いた人
最新ガジェットの動向を追い求めるモバイル・ITライター。携帯電話専門媒体の記者を経てフリーランスに転身し、スマートフォン、AI、自動運転などの最前線を取材。趣味はマンホール巡りとカワウソ観察。
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