「朝ドラ『おむすび』で“かわいい”と話題」19歳田畑志真の素顔とは?様々な人の人生を生きられる俳優という仕事が好き
執筆者: ライター・エディター/佐藤玲美
20歳になったら橋本環奈さんとお酒を飲みに行く約束をしました♡
――ヒロインの橋本環奈さんをはじめ、共演者の方とはどのようにコミュニケーションを取っていたのでしょうか?
田畑:私は自分から話しかけるのが苦手で、なかなか話しかけられずにいたんですが、みなさんが最初に話しかけてくださって、そこから打ち解けていった感じです。橋本さんはいつも現場に入ると「おはよう」と声をかけてくださって、そこから昨日こんなことがあって……みたいにプライベートなお話もいろいろしてくださって。それで私も自分のことなんかも話せるようになっていきました。(キムラ)緑子さんは「娘〜」って声をかけてくださったり。本当にみなさんの空気感のおかげで打ち解けることができました。
――撮影の合間などで印象に残っていることは?
田畑:撮影以外、外でご飯を食べるとかの時間はなかったんです。スタッフさんとは花火を見に行ったりしました。緑子さんとは、淡路島で会えるチャンスがあって。私がたまたま(お仕事で)行く機会があったときに、緑子さんが演出している舞台が淡路島であるというお話をお伺いして、緑子さんにご連絡したんです。
「会いたい!」って言ってくださったのですが、タイミングが合わずお会いできなかったんですけど、作品以外の場所でもいろいろ連絡を取ったりしていました。お年始も撮影があったので、橋本さんには「紅白、お疲れ様でした」とか「あけましておめでとうございます」というLINEを送って、やり取りをさせていただきました。
――橋本さんはどんな方なんですか?
田畑:朝ドラのヒロインは、ずっと出演しっぱなしでセリフ量も多いのですが、いつも疲れを見せずどんなときも周りを気にしてくださる方です。ご一緒するシーンでは「ここ、やりにくくない?」など事前に聞いてくださったり、本当に気配りがすごい方で、学びたいなと思うことがたくさんありました。
演技はもちろん、現場でのふるまいもとても勉強になります。空き時間にはスタッフさんと楽しそうに話していたり、突っ込んでいたり、まさに座長という感じ。ずっと自然体でそれでいてタフな状態を保てるのはすごいなと思いました。
――橋本さんはお酒好きとお伺いしていますが、田畑さんはまだ19歳ですもんね。
田畑:そうなんですよ。なので橋本さんとは20歳になったら飲みに行きたいねってお話しています。
――橋本さんは酒豪というお噂がありますが?
田畑:最初からついていけるんですかね(笑)。私は熊本出身なんですが、うちの家系はみんなお酒が強いので、たぶん強いよって言われ続けていて、九州出身って言うと「絶対にお酒強いよね」って言われることも多いですね。あとは、私は甘いものよりもおつまみ系の食べ物が好きで、それもお酒が強そうなイメージにつながるのかなって。
――菜摘という役から学んだことはありましたか?
田畑:結ちゃんと再会した、菜摘の初登場のシーンで「ギャルなん?めっちゃええやん」というセリフを言うんですが、自分の周りにいないタイプの人でも「ええやん!」と素直に受け入れ、先入観や偏見みたいなものがなく、その空気感を周りに伝染させるような人を巻き込んでいく力を持っているなと私は思います。そういう部分はすごく羨ましい部分でもあり、菜摘を尊敬している部分ですね。
――作品に登場してからはSNSでも「(朝ドラに出ている)田畑志真、可愛い」という書き込みを多数見かけます。ご自身もチェックされることはありますか?
田畑:今までよりも回数が増えましたね。DMで感想をくださる方もいらっしゃるので、それを見たり。
――それを見て、やっぱり朝ドラの影響ってすごいなって感じたりということはありましたか?
田畑:こんなところまで細かく見てくださっているんだっていう書き込みも多くて。なっちゃん(菜摘)のこのセリフでこう思った、みたいなことを書いてくださる方もいて、この物語がみなさんの心に響いているのはすごく嬉しいなと思いました。朝、ドラマを見ると元気になれるとか、なっちゃんを見るために朝ドラを見ていますという言葉もすごく嬉しくて。それによって、撮影も頑張ろうって思えたし、すごく励みになりましたね。
――『おむすび』という作品に出演されたことで何か変化はありましたか?
田畑:朝ドラに出ることが一つの目標だったし、たくさんの方が見てくださる枠なので、知ってもらえるいい機会になったと思うんですけど。『おむすび』は人と人とのつながりを描いた作品なのですが、この作品で私自身も人のつながりってすごいなって改めて思いました。
現場でも共演者の方々をはじめ、スタッフの方々もみなさんとても温かくて。撮影がアップするのが悲しくなるくらい離れたくなかったです。楽しいときも辛いときも、人がいるからこそ一緒に楽しめたり、助け合えたりする。なので人とのつながりを大切にしなきゃいけないなと改めて思いました。
――そして物語も終盤戦に。3月3日からの週は、いよいよ菜摘が動き出す“菜摘週”となっているそうですが。
田畑:そうなんです。今までは菜摘は結ちゃんの相談相手だったのですが、いよいよ菜摘自身が困難に立ち向かうことになります。菜摘はスイーツ部門で働いていて、初めて作った商品は当たったのですが、次の商品が売れずに赤字を出してしまうんです。それでお弁当部門に異動するのですが、そこの部長とソリが合わなくて。そこで菜摘は様々な葛藤を抱えつつ、それでも諦めない姿がとてもかっこいいので、ぜひ見ていただきたいですね。
――ご自身でも、放送は毎日見ているんですか?
田畑:はい。観れないときは録画して観ています。今放送されているのは、すごく昔に撮影した感じがして、撮影していた頃の感情を思い出しながら懐かしさとともに観ています。
――ご自身の出演作はチェックするタイプですか?
田畑:そうですね。一人で観るときもあるし、母や家族と観るときもあります。
この記事を書いた人
東京在住のライター・エディター。『smart』『sweet』『steady.』『InRed』など、ウィメンズ、メンズを問わず様々なファッション誌やファッション関連のwebでライター&編集者として活動中。写真集やスタイルブック、料理本、恋愛心理、インテリア関連、メンタル&ヘルスケアなどの本の編集にも携わる。独身。ネコ好き。得意ジャンルはファッション、ビューティー、インテリア、サブカル、音楽、ペット、料理、お酒、カフェ、旅、暮らし、雑貨など。
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