「伝えたいのはダンス自体ではなく、それを通した何か」KADOKAWA DREAMS・颯希(SATSUKI)が語るD.LEAGUE今季の戦いとハードワーク
執筆者: 音楽家・記者/小池直也
D.LEAGUEとともに自分も変化
――颯希さんから見たKADOKAWA DREAMSの強さは?
颯希:ディレクター・KEITAさんの手腕は大きいですね。芯がブレないんですよ。負けたときも後悔で終わらせず次に活かしてくれる。あの人は真のディレクター。もう5年も一緒にやっているので、見えない信頼があります。
――その年月で自分自身にも変化を感じますか。
颯希:変化しかありません(笑)。高校を卒業して1年ぐらいLAに留学したのですが、当時は「世界中をダンスで回る」ということに魅力を感じてクリス・ブラウンのバックダンサーを目指していました。それが僕の中でダンスを使う仕事の最高到達点だったんです。
でも結局は帰国して、地元の名古屋に帰ってきたんです。それからはLAで会った人たちが集まっている東京に行きたいという気持ちが強くなってきて。その矢先にKADOKAWA DREAMSのオーディションがあると言われて、受けに行きました。
作品を作る立場になると、「どうやって人をまとめていくか」や「どう音源のプロデューサーとやり取りするのか」という部分も社会勉強。コミュニケーションを学べたし、チームと関わるなかで触れる音楽や考え方が変わっていったんです。
――今は別の到達点まで来た?
颯希:まだまだです。人生は短いので、自分が残せるものをできるだけ多く形にしたい。それが誰かにとって生き方や新たな行動、発想につながれば嬉しいです。
――Dリーグ自体も5年目に入って、世の中に浸透してきてると思います。そちらについてはいかがでしょう。
颯希:オフシーズンにはよくKDは海外に行くことがあるのですが、実際にダンスを見てくれた人にやっと評価してもらえているように感じています。「ダンスで世界を変える」と発信している以上、もっともっと世界に浸透していったらいいなと思います。
例えばシーズンの真ん中、ROUND.7だけ韓国で開催するとか、そういった切り口を自分たちからも提案できたら。これが現実的なのかはわかりませんが(笑)、世界のリーグにするために考えると、そのようなアイデアも面白いのかなと。会場の東京ガーデンシアターに集まる、あの熱気を世界でやったら、すごい盛り上がりになるはず。
この記事を書いた人
音楽家/記者。1987年生まれのゆとり第1世代、山梨出身。明治大学文学部卒で日本近代文学を専攻していた。自らもサックスプレイヤーであることから、音楽を中心としたカルチャー全般の取材に携わる。最も得意とするのはジャズやヒップホップ、R&Bなどのブラックミュージック。00年代のファッション雑誌を愛読していたこともあり、そこに掲載されうる内容の取材はほぼ対応可能です。
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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