【ポケポケ】スマホ用「ポケカ」はカードの手触りや実在感がすごい! 『Pokémon Trading Card Game Pocket』登場
執筆者: 編集者・ライター/志田英邦
目次
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リアルの「ポケカ」から、スマホアプリの「ポケポケ」へ
『ポケットモンスターカードゲーム』、通称「ポケカ」といえば昨今話題のトレーディングカードゲーム。ここ数年、新パックが発売されるときはお店に行列ができるなど、さまざまなニュースが日々ネット上を騒がせている。
この「ポケカ」には実は30年にわたる長い歴史がある。最初に発売されたのは1996年10月。原作となるゲームの『ポケットモンスター(以下、ポケモン)』は同年の2月に発売されたばかりで子どもたちの間で話題になっているところだった。
「ポケカ」の魅力のひとつは、ポケモンらしさを見事にカードゲームの世界で再現していたことだ。
たとえば、ポケモンは<山や森、野原に出て野生のポケモンを見つける><ポケモンをゲットする><ポケモンたちを集める><つかまえたポケモン同士を戦わせる>といった基本的な流れがある。
そのゲームの一連の要素を、「ポケカ」はリアルの世界で再現していた。つまり<お店でポケカを売っているところを見つける><そのポケカの拡張パックをゲットする>そして<ポケカを集めたり><ポケカで対戦する>ことができたのである。
ポケモントレーナー気分で街中の玩具店やゲームショップを見つけて、中に入るとお目当ての「ポケカ」の拡張パックが並んでいる。その拡張パックを購入し、おそるおそる封を開ける。すると中からキラリと輝くレアなポケモンのカードが姿を見せる。
カードにはそれぞれポケモンのかわいいイラストがプリントされており、細かく数値やワザなどが描き込まれている。
好きなポケモンを集めてもいいし、強いポケモンを集めてもいい。たまに入手できるレアなカードは、キラキラしたラメが散りばめられている。そのキラカードを集めるプレイヤーも少なくない。
いまや「ポケカ」は世界的なカードゲームとなりつつある。日本のみならず、世界中で「ポケカ」を楽しむプレイヤーが現われ、いまや世界大会がない都市実施されるほどになった。
今年の「ポケモンワールドチャンピオンシップス(WCS)」は8月16日(金)~18日(日)までハワイのホノルルで開催され、日本人選手やアメリカ、チリの選手がそれぞれのディビジョンでチャンピオンに輝いている。2025年にアメリカ・アナハイム、2026年にアメリカ・サンフランシスコで開催される予定だ。
さて、そんな世界的な人気を誇る「ポケカ」がいよいよスマホアプリとして登場した。
これまで「ポケカ」は何度かコンピュータゲーム化しているが、スマホ向けのアプリゲームとしての登場は初めて。まさしく満を持して『Pokémon Trading Card Game Pocket』、通称「ポケポケ」が誕生したのだ。
カードをコレクションする楽しみを存分に!
この『Pokémon Trading Card Game Pocket』は「ポケカ」の面白いところを、スマートフォン上でひと通り楽しめるアプリになっている。
アプリ上でプレイヤーは配布される「拡張パック」を開封し、そこからカードを手に入れていくことができる。そうして、入手したカードをコレクションしたり、デッキを組んで対戦できるのだ。
このアプリでとくにこだわりを感じるところは、そのカードの手触りや実在感である。
たとえば、アプリ上で拡張パックを明けるときに、画面の上を指でスライドさせることで、パックの上部が切り取られ、パックの中身が開封される。
まるで本物の拡張パックを明けるときみたいに、ちょっとだけ斜めに切れちゃう感じなど、すごくリアル。
拡張パックの中から出てきたポケモンカードは、イラストをじっくり見ることもできるし、裏面を見ることもできる。
「パック図鑑」を見れば、拡張パックごとに自分がゲットしたカードを一覧可能。また、お気に入りの一枚を額縁に入れて、観賞用に飾る「コレクションボード」も用意されている。
コレクションボード
なお、「ポケカ」ファンが集めたカード(実物)を、名刺用のカードバインダーに保存しておくように、「ポケポケ」でも自分がゲットした好きなカードを「コレクションファイル」に並べられる機能があるのも、ファンにとっては嬉しいサービスだ。
コレクションファイル
自分の好きなポケモンのカードだけを集めたり、ようやく手に入れることができたレアなカードを飾ったり……まさしく「カードを手にする喜び」をスマートフォン上で味わえるのである。
本作ならではの「イマーシブカード」とソーシャル機能
「ポケカ」を遊んでいて、最もテンションがあがる瞬間は、やはりレアなカードを手に入れたときだろう。
「ポケカ」にはレアリティが設定されており、入手しやすいものから、滅多に入手できない珍しいカードまで、それぞれカードの出現率が変わっているのだ。とくに「UR(ウルトラレア)」のカードは金色に加工されており、キラキラと実に豪華、「HR(ハイパーレア)のカードはレインボーに輝く加工が施されている。
「ポケポケ」でも拡張パックからはレアなカードが排出されることがある。本作でのレアリティは[◆][★]の数で表示されており、(現在の)最高レアは[★★★]の「イマーシブカード」とされている。
「イマーシブカード」とは本作のオリジナルのカード。カードのイラスト部分を長押しタッチすると、イラストの中に入ることができる。
イマーシブカード
ミューツーの「イマーシブカード」をタッチすると、ミステリアスな空間に飛び込むことに。薄暗い空間を進むと、その向こう側にミューツーが培養されていたカプセルが出現。中から目覚めたミューツーが現われるという映像を楽しめるのだ。
ポケモンの世界をより深く楽しめる「イマーシブカード」。まさに本作ならではのレアなカードをゲットしたときの嬉しさは格別だろう!
また、このアプリならではの機能が、ソーシャルの機能だ。たとえば、「ゲットチャレンジ」。
これは他のプレイヤーが拡張パックを開封した時に、そのパックの開封結果と同じカードを1枚ゲットできるというもの。異なる言語で遊んでいるプレイヤーに「ゲットチャレンジ」を挑むと、異なる言語のカードをゲットすることもできるとか。さまざまなプレイヤーとつながることで、レアなカードを入手できる可能性が広がっていく。
ゲットチャレンジ
前述した「コレクションボード」にカードを入れておくと、ネットワークを通じて、ほかのプレイヤーがその「コレクションボード」のカードを見ることができる。そうやって交流を深めていくことが本作ならではの醍醐味と言うことができるだろう。
対戦もポチポチ、スラスラとテンポよく気軽に楽しめる
さて「ポケカ」において欠かせない魅力が対戦だ。もちろん「ポケポケ」でも、アプリ内で入手したカードでデッキを組んで、コンピュータを相手に対戦することができる。
デッキの枚数は20枚、ベンチにおけるポケモンは3体、バトル場に出したポケモンにはエネルギーが1ターンごとに付与されるエネルギーゾーンが用意されているなど、特殊なルールになっている。
あらかじめカードが編成されている「レンタルデッキ」も用意されているため、気が向いたときにはすぐに対戦に挑める。
レンタルデッキ
ポチポチ、スラスラと画面をタップし、スライドしていると、対戦はどんどん進み、あっという間に決着へ。おおよそ1試合5~10分くらいで決着がつく様子。テンポよく、気軽に対戦が楽しめるところは本作の魅力と言えるだろう。
結論:「ポケカ」の魅力をスマホサイズに詰め込んだアプリ!
カードを入手して、集めて、対戦する。「ポケポケ」は「ポケカ」の魅力をスマホサイズに詰め込み、新しい表現でアプリだ。ちなみに新しいカードを入手できる、拡張パックは1日に2パック開封できるという(12時間で1パック分のエネルギーが自動でチャージされる)。
毎朝、寝起きに1パック引いて、カードをゲット!そして、夕方にさらに1パック引く!? というように毎日の生活に「ポケポケ」が彩りを加えてくれるかも。
『Pokémon Trading Card Game Pocket』でカード集めを始めてみよう!
タイトル: 『Pokémon Trading Card Game Pocket』(ポケポケ)
配信日:2024年10月30日(水)
販売価格:基本プレイ無料※1
販売形態 :ダウンロード専用
販売 :株式会社ポケモン
開発: 株式会社クリーチャーズ/株式会社ディー・エヌ・エー
対応OS: iOS/Android
ジャンル :カード
対応言語 :日本語/英語/スペイン語/フランス語/ドイツ語/イタリア語/ブラジルポルトガル語/韓国語/中国語(繁体字)※2
※1 一部アイテム課金あり。
※2 本ソフトの対応言語「スペイン語」は「欧州スペイン語」です。
2024 Pokémon. (C) 1995-2024 Nintendo / Creatures Inc. / GAME FREAK inc.
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ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
Text_HIDEKUNI SHIDA
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この記事を書いた人
ゲームを作ったり、小説を書いたり、本を作るお手伝いなどいろいろ。日々さまざまな制作現場にお邪魔して面白いことを探しております。美味しいカレーと極上のうどんを探し求めつつ。
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