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女性用風俗『SPA White』女性オーナーが語る「女性用風俗に向いているセラピスト像」とは?

執筆者: ライター・コラムニスト/ミクニシオリ

女性向け風俗店『SPA White』の女性オーナー・あす香さん

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近年、一気に需要と注目度が上がりつつある女性用風俗。その利用者は年々増加傾向にあり、その分各店は「よい働き手」の採用に奔走しているといいます。女性用風俗では、そこで働く男性たちのことを「セラピスト」と呼びます。ネットで“女性用風俗”と検索すれば、次のサジェストには“求人”の文字も。高時給アルバイトの件数が少ない男性にとっては、新しい働き口としての需要もあるようです。

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とはいえ、女性用風俗ではどんな男性が採用されやすいのでしょうか。店舗によっては「イケメン揃い」と噂されていることもあり、マッサージスキルもない一般男性は、なかなか採用されにくいようなイメージも。なんだかんだで解像度が上がりきらない「女性用風俗のセラピスト採用」について、女性向け風俗店『SPA White』の女性オーナー・あす香さんにお話をお伺いしてみました。

女性用風俗の採用基準で「一番大切なポイント」

女性向け風俗店『SPA White』の女性オーナー・あす香さん

SPA Whiteは「女性がもっと女性を楽しめる社会を」を理念として立ち上げられた女性用風俗店。まずは女性用風俗についてよく知らないという人のために、SPA Whiteのコンセプトと女性用風俗の一般的な流れを説明してもらいました。

「まず利用の流れとしましては、多くの女性用風俗は、男性用風俗と同様な点も多いと思います。気になるセラピストを指名して、自宅やホテルに呼びます。簡単なお話やヒアリングの後、女性用風俗ではマッサージを取り入れている場合が多いです。本番行為はNGですが、徐々に性感マッサージに移っていきます。

ただ、SPA Whiteは基本コースの中で、粘膜同士の接触をNGとしているんです。キスや挿入はなく、セラピストは下着を脱がずに施術いたします。というのも、お客様は身体の触れ合い以上に、心の触れ合いや融解(ゆうかい)を期待していることが多いからです。ジャンクに局部で楽しませるのではなく、セラピストとのお話や、そこから見えてくる人間性の高さ、マッサージによるソフトな触れ合いの豊かさに触れていただきたいと思っています」

SPA WhiteHPより

SPA WhiteHPより

女性用風俗と一口に言っても、利用の流れは多岐に渡るのだそう。SPA Whiteにも用意されているように、ホテルや自宅には行かずデートや会話を中心に利用することもできるし、店舗によっては、性感マッサージ以上のサービスを基本にしている場合もあるといいます。

男性向け風俗で考えると、女性の求人はピンからキリまで、というイメージがあります。女性向けと比べて店舗数も多く、同じキャストをリピートをしない男性客もいるため、とにかく抱えている人数が多ければ多いほどいいという雰囲気も。しかし、比較すると女性向け風俗は、どの店舗もたくさんのセラピストが所属しているというより、少数精鋭でしっかり稼働しているセラピストのみがHPに掲載されています。

「店舗づくりの考え方にもよると思うのですが、男性用風俗のように数え切れないほどのセラピストを所属させている店は少ないですね。というのも、女性のお客様はやはり、気に入ったセラピストさんをリピートされる方がとても多いです。もちろん、いろいろなセラピストと会ってみたいという考え方の女性もいますが、みなさんの想像以上に、利用に不安を抱えていらっしゃる方がほとんどです。

様々な魅力のセラピストが所属していることも大切ですが、SPA Whiteといたしましてはそれ以上に、お客様を傷つけない方、人間力の高い方を優先して採用しています。当然、面接に来た方を全員採用するわけではありません。採用基準は低いとは言えないと思っています」

想像通り、女性用風俗のセラピストは「誰でもなれる」というわけではないようです。採用基準は店舗や人事スタッフ次第でもありますが、SPA Whiteの採用基準についても聞いてみました。

「一言で言うとすれば、人間力の高い人ですね。人との対話がきちんとできる方、話の聞き方がお上手な方。他人との距離感や会話の様子がしっかり観察できるように、うちではグループ面接を取り入れています。いくつかのグループワークをこなしていただき、初対面の人とのやり取りを見ていくと、結構差が出ますね」

マッサージのスキルよりも、外見よりも、まず一番大切なのは人間力。なんだか、新卒時の就職活動みたいですね。しかし、ある意味では公正に判断されているのかもしれません。

「マッサージは全く未経験でも問題ないです。私自身マッサージ畑の人間なので、採用後にしっかりと研修に入ってもらいます。外見も、整っていれば売れやすいかもしれませんが、それよりも清潔感を重視しています。うちはセラピストの安全性も考慮して、HP上でも顔写真を公開していませんし、いくら顔立ちが整っていても、靴の汚れや服のシワを気にしない人は不採用ですね」

この記事を書いた人

ファッション誌や週刊誌、WEBメディアなどで幅広く活動。女性向けのインタビュー取材や、等身大なコラム執筆を積極的に行う。いくつになってもキュンとしたい、恋愛ドラマと恋バナ大好き人間。

Website:https://smartmag.jp/

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