「“16人乗り自転車”に広島で乗ってみたら…」意外と知られていない広島県の“ディープすぎる”スポット&体験3選を一挙紹介
執筆者: ライター/黒川すい
広島県と聞いて、みなさんは何をイメージするでしょうか。世界遺産にも登録されている原爆ドーム、厳島神社をはじめ、宮島の鹿、もみじ饅頭などなど……代表的な観光地やグルメ、お土産が様々ありますね。さてこのようにたくさんの見どころがある広島県ですが、今回は“サイクリング”という視点から、魅力を深堀りしてみました。
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国内外のサイクリストにも人気な坂の街
「広島県=サイクリング」と瞬時にイメージする人はもしかすると少数派……かもしれません。しかしながら、尾道は、瀬戸内しまなみ海道の玄関口ともいえる場所。しまなみ海道といえば、サイクリストはもちろん、ライトな自転車好きでも憧れがあるのでは?そう考えてみると、たしかにサイクリングの街としての可能性にも気づくはず。
こんな自転車初めて……!乗車可能人数は最大○人!?
まずご紹介したいのが、レンタルサイクルなどを楽しめる「BETTER BICYCLES」。通常の自転車をレンタルすることができるほか、ここでしかお目にかかれない個性的な自転車にも出会えるんです。
それがこちらの「ICHIROKU ONOMICHI」。オランダからやってきた自転車で、なんと最大15人(+運転手さん)で乗れちゃいます。ビジュアルも相まって、ちょっとしたバスのような感覚です。一般的な自転車とは違いは、ハンドルを握る必要がないこと。ドリンク片手にお喋りを楽しみながら、みんなで一緒にペダルを漕げるのがポイントです(タイヤの関係で、ペダルがない席もありました)。最少催行人数4人から、観光客がなかなか足を踏み入れない尾道市街地のディープなエリアを散策するツアーにも参加できるそう。
クラフトビールの醸造過程を学びながら、尾道エールを片手にサイクリングできるツアーをはじめ、3つのコースがありました。その中で、今回体験したのが「尾道今昔ツアー」です。この地の食文化を支えてきたお酢を使用した特製ドリンク、そして地元のパン屋「パン屋航路」で焼き上げられたサクサクのクロワッサンをいただきつつ、ペダルを漕いでいくという内容。このツアーの目的地である酢蔵は、日本最古の歴史を誇っているらしく、なおかつ通常は一般公開されていない場所ということで、特別感満載です。たどり着いた後は、見学もできます。
ちなみに「クロワッサンにビネガードリンクを楽しみながらのサイクリング、なんて優雅♪」と思っていましたが、これが結構ハード。16人近く乗っていても必死だったので、最少催行人数である4人だと相当なのでは……?と感じました。体力に自信のある人はぜひ挑戦してみてほしいです。優雅に湖を揺蕩っている白鳥も、水面下ではバタバタ泳いでいる。そんな白鳥の気持ちが理解できそうな体験でした。一人ではなかなかできない経験なので、かなり面白かったです。
BETTER BICYCLES
〒722-0035 広島県尾道市土堂二丁目10−24 2F ONOMICHI SHARE内
営業時間:9:00~18:00
定休日:水曜日・年末年始
TEL:0848-38-2912
https://better-bicycles.com/
この記事を書いた人
アパレル業界に勤めた後、フリーライターに。ファッションはもちろん、グルメ、エンタメ、お出かけ情報など幅広いジャンルの執筆経験あり。ウェブを中心に活動中。趣味はアートトイの収集や喫茶店巡り、読書。
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