「“諦める”っていう選択肢が頭にちらついたことすらない」カルマが“俳優が天職”と断言する理由【出演ドラマ『伝説の頭 翔』が話題】
執筆者: ライター・エディター/佐藤玲美
この秋公開の映画『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』について
――今後は9月27日に映画『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』の公開が控えています。
カルマ「シリーズの1作目と2作目が巷(ちまた)で話題になって、3作目で一気に規模感が大きくなったところで、作品に携わらせていただけるのは本当に嬉しかったですね。この作品も監督と直接お話をさせていただいて出演が決まったんです」
――阪元裕吾監督とはどんな話を?
カルマ「最初、監督に会いに行って、会話ベースで役に関していろいろお伺いして。そしたら監督から『じゃあ、これでお願いします』って。オーディションも何もなく会話で出演を決めていただいて」
――池松壮亮さんとの演技が話題です。
カルマ「池松さんが演じる冬村かえでとは、フリーの殺し屋と殺し屋の仲介役という相棒のような関係性で。僕自身、池松さんは同じ福岡県民という共通点もありつつ、もともと映画やテレビで拝見している存在でした。だから、ここはもうぶつかりにいくしかないなって(笑)」
――憧れの存在だから、演技を教えてもらおうとかではなかったんですね。
カルマ「そうですね。僕のスタンスとして、お芝居って遠慮していたら逆によくないっていうのがあって(笑)。そこで、(人のお芝居を)吸収しにいこうという気持ちではやらないかもしれない。あんまり現場を自分の学びの場にしたくないんです。結果、学びの場になっているのはいいことだと思うんですけど」
――池松さんに演技について言われたことってありましたか?
カルマ「自分で披露するのは恥ずかしいんですけど……。最後に『一緒に演技ができて楽しかった』とか、『カルマにしか出せない感じが伝わってきてよかった』という言葉をいただきました。そのまま『池松さんに僕が贈りたい言葉です』と思いましたけど。でも今、振り返ってみて冷静になって、本当にありがたい言葉だったなと思います」
――俳優さんとして、これから番宣などテレビのバラエティ番組に出演する機会も増えていくのでしょうか?
カルマ「それはこれからですね。僕は俳優を軸としつつ、バラエティ番組にも出演していきたいなという気持ちはあります。ただ、YouTuberの頃に出演依頼のお話もいただいたのですが、そのときは出たくなくて」
――YouTuberとしてはテレビに出たくなかったということですか?
カルマ「バラエティってエンタメ気質が強いと思うのですが、そういうものはYouTubeの中で自分でやってきたし、YouTuberとしてのカルマを知ってほしかったわけではないので。だからこそ、俳優として結果を残したうえで呼んでいただけるのは嬉しいなと思います」
――今後、目指す俳優像とは?
カルマ「いろんな作品に、いろんな役で出演したいですね。今まではクセが強い役をいただくことが多くて。それは、他の俳優さんとは違う部分なのですごくありがたいのですが、今後は恋愛ストーリーのような王道なところもやってみたい。僕にとっては王道ではない、経験していないところなので、その化学反応も楽しみ。でも、一番は固く小さくならずに自由にやりたい。今、一番楽しいんです」
――とても失礼ですが……。イケメン枠ではなく癖のある役を演じられるのがカルマさんの強みではないかと思います。
カルマ「失礼ではないです(笑)。なので、この役なら〇〇といったように型にはハマりたくはないなと思っています。どんな役でも、自分で考えてのびのびと演じて、その結果、いいところに落とし込めて次につなげていけたらいいなと思っています」
この記事を書いた人
東京在住のライター・エディター。『smart』『sweet』『steady.』『InRed』など、ウィメンズ、メンズを問わず様々なファッション誌やファッション関連のwebでライター&編集者として活動中。写真集やスタイルブック、料理本、恋愛心理、インテリア関連、メンタル&ヘルスケアなどの本の編集にも携わる。独身。ネコ好き。得意ジャンルはファッション、ビューティー、インテリア、サブカル、音楽、ペット、料理、お酒、カフェ、旅、暮らし、雑貨など。
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