「“諦める”っていう選択肢が頭にちらついたことすらない」カルマが“俳優が天職”と断言する理由【出演ドラマ『伝説の頭 翔』が話題】
執筆者: ライター・エディター/佐藤玲美
JO1金城碧海との会話とアドリブ
――同世代の俳優さんが多い中、活躍されている方もたくさんいらっしゃいます。
カルマ「今、注目を集めている若手俳優さんが集まっている現場だったので『僕が全てぶち壊してやる』みたいな気持ちで現場に入っていました」
――そんな同世代の方々の中で、新たな発見をしたり、刺激を受けたりすることはありましたか?
カルマ「(高橋)文哉をはじめ、JO1の(金城)碧海と一緒にいることが多かったので、たくさん話しましたね。役者論とかではなく、普通の会話で盛り上がっていました。ただ、学ぶ部分も多くて、シンプルに『どのタイミングでセリフを(頭に)入れてるの?』とかは聞いたりしましたね。
あとは、一緒にいることで『今、こんな風に(役を)組み立てているんだろうな』とかも感じたりしてたので、僕は僕であまり頭の中で組み立てずに、感覚でやったほうがいいなとかは考えていましたね。そういう意味では、作品の中で僕が一番アドリブを入れていたかもしれない。自由でいなくちゃいけない役だったし、僕自身も現場の雰囲気に飲まれたらダメだなと思って。そういう意味で、現場をぶち壊すつもりで挑んでいました」
――まわりもそのアドリブに対応していく感じですか?
カルマ「主人公の3大敵対組織の頭だった碧海との場面が多かったのもあって、碧海との掛け合いでアドリブを返してくれたりっていうのはありましたね。そのやりとりは面白かったです。僕自身、台本通りにやって80点だと思っているので。それをいかに120点に持っていくかって考えたときに、お芝居の場数があるなしではなく、今まで人生で得た経験をそこにぶつけていきたいなっていうのは感じていました。
やっぱり、芝居が上手い人がいっぱいいるので、僕にしか出せない東城を絶対出したいと思っていました。まずは物怖じしないことをベースに、あとは自分をどう出していくのかっていうことでしたね」
――役柄で敵対していると、カメラが回っていないところでも距離を取る、という話も聞いたことがありますが碧海さんとは、仲良くされていたんですか?
カルマ「現場では器用な人も多かったと思いますね。普段、仲がよくても、本番のときに思い切って演技ができるようなコミュニケーションや環境づくりをして、お互い気を遣わなくていい間柄になれたんじゃないかと思います。その役を演じてきて、今この役に関してすごい反響があることを僕自身が一番ビックリしていますし、がんばってよかったなと思います」
この記事を書いた人
東京在住のライター・エディター。『smart』『sweet』『steady.』『InRed』など、ウィメンズ、メンズを問わず様々なファッション誌やファッション関連のwebでライター&編集者として活動中。写真集やスタイルブック、料理本、恋愛心理、インテリア関連、メンタル&ヘルスケアなどの本の編集にも携わる。独身。ネコ好き。得意ジャンルはファッション、ビューティー、インテリア、サブカル、音楽、ペット、料理、お酒、カフェ、旅、暮らし、雑貨など。
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