「“諦める”っていう選択肢が頭にちらついたことすらない」カルマが“俳優が天職”と断言する理由【出演ドラマ『伝説の頭 翔』が話題】
執筆者: ライター・エディター/佐藤玲美
ドラマ『伝説の頭 翔』で俳優としての手応えを感じた
――現在はavexに所属し、CMやドラマなどで活躍されています。2021年に所属してから手応えは感じていますか?
カルマ「今のクールで出演させていただいている『伝説の頭 翔』で感じることができたと思っています。テレビドラマのレギュラー出演は2本目なのですが、このドラマに出演して以来、インスタグラムのフォロワー数なども伸びているんです。ほとんどが、このドラマの出演がきっかけでフォローしてくれて、YouTuber時代から知っていてくれていた方も『俳優をやっているんだね』みたいに来てくれたり。YouTuber時代からずっと応援してくれていた方々も、俳優としての僕をすごく認めてくれ始めたんです。なので、このタイミングでいろいろ状況が変わってきたなというのが実感としてあります。あとは、街を歩いていると声をかけられることが増えたのも、このドラマがきっかけですかね」
――ブラッドマフィアのボス・東城 真(とうじょう・しん)として出演中ですが、東城はどんな人物ですか?
カルマ「言葉で表すのが難しいのですが、常にひょうひょうとしていて掴めない男で、作品の中でも最強クラスの男なんです。この作品の中でも台風の目になるような役で、東城の存在自体が今までの物語の伏線になるような役なので演じがいがあります」
――この作品に入る前に、監督からアドバイスされたことはあったのでしょうか?
カルマ「住田(崇)監督とは、作品前に何度かお会いする機会があったのですが、アドバイスというよりは『カルマが持っている雰囲気を出しつつも、最終的にはカルマが思うように仕上げて欲しい』という言葉を早い段階でいただきました。そこから役作りを開始して、まずは体重を10キロ増やしました」
――体を大きくしたということですか?
カルマ「はい。まずはジムに通って食事を変えて、見た目から変えていきましたね。早い段階からお話をいただいていたということもあって、結構その役が頭の中にはあって、現場に入る前から役と一緒に生きていくみたいなのは自然にやっていた気がしますね」
――外見などで役に合わせて変えたことは?
カルマ「今回は、何回か衣装合わせをさせていただいて、その中で僕の意見も取り入れていただいているんです。例えば、東城がつけているピアスは僕が買ってきたものだったりとか。そういったイメージのすり合わせがうまくいっていたと思います。髪型に関しても、奇抜ではあるのですが、フロントのコーンロウは先方からの提案で、そのままだとちょっとチャラついた感じも出てきちゃいそうなので、襟足は編み込まずに前髪をちょっと垂らしてみたいっていうのを提案して。そういう細かいところまで時間をかけて作り上げていきました」
――役に入り込めるいい環境が整っていたということですね。
カルマ「もちろんプレッシャーはありましたけどね。高橋文哉さんのライバル役に僕を抜てきするということは、いくらYouTubeで結果を残していても役者としては未知数な中でのことなので、監督が『僕にBet(賭ける)する』と言ってくれた言葉に後押ししていただきました」
この記事を書いた人
東京在住のライター・エディター。『smart』『sweet』『steady.』『InRed』など、ウィメンズ、メンズを問わず様々なファッション誌やファッション関連のwebでライター&編集者として活動中。写真集やスタイルブック、料理本、恋愛心理、インテリア関連、メンタル&ヘルスケアなどの本の編集にも携わる。独身。ネコ好き。得意ジャンルはファッション、ビューティー、インテリア、サブカル、音楽、ペット、料理、お酒、カフェ、旅、暮らし、雑貨など。
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