【ビリオン×スクール】初の連ドラ出演を勝ち取った上坂樹里の熱い夏がスタート!
執筆者: ライター・エディター/佐藤玲美
7月5日(金)からスタートした新ドラマ『ビリオン×スクール』(フジテレビ系)。日本最大の財閥グループ企業・加賀美グループのCEOで億万長者(ビリオネア)の山田涼介さんが演じる加賀美零が身分を隠し、進学校に教師として赴任(ふにん)するところから物語は始まる。加賀美零が受け持つクラスの生徒の一人、梅野ひめ香役で連ドラ初出演を果たしたのが上坂樹里。女優という仕事にかける思いから、最近の近況まで彼女の魅力をたっぷりお伝えします。
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学園ドラマに出演するという夢が叶いました
――『ビリオン×スクール』はオーディションで役を勝ち取ったそうですね。
上坂樹里(以下、上坂)「はい。連ドラ初出演で、しかもずっとやってみたかった学園モノなので、出演のご連絡をいただいたときはもう嬉しくて。ずっと飛び跳ねてました(笑)」
――現在18歳の上坂さん。これまで観る立場で、学園ドラマの中で印象に残っている作品はありますか?
上坂「たくさんあります。最近だと『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(2019年 日本テレビ系)とか。私自身、中学生の頃から芸能のお仕事をスタートしているので、中学、高校は仕事と両立しながら通っていたので、やはり学園生活には憧れがあって。なので、いつか、学園ドラマで生徒役を演じることで学生気分を楽しんでみたいという気持ちがずっとあったんです」
――今回の作品では同世代の方々がたくさんいる現場ですよね?
上坂「そうですね。今まで同世代の方々と一緒にお芝居をするということがなくて初めての経験。それがすごく嬉しいです。あとは、仕事で何か悩みがあれば相談できるような方もいるので心強いです」
――どんな方に相談したりしているんですか?
上坂「藤堂雪美役の大原梓さん。実年齢だと少しだけお姉さんです。役の上では、藤堂雪美は一軍のトップで、私が演じる梅野ひめ香は、その一軍チームからいじめられるという関係性なので、役の上では全然仲良しではないけど、一緒にお芝居をやっている中で『今のところ、ちょっとやりにくかったよね?』など、声をかけてくださって気にしてくれているんです。本当にありがたいなと思ったし、お芝居以外でもいつも気さくに話しかけてくれるのですごく心強いです」
――上坂さんが演じる梅野ひめ香はどんな人物ですか?
上坂「一人で抱え込んでしまう性格で、いつも自分を犠牲にして何でも自分だけでどうにかしようとする弱い部分を持っている女の子。あとは自己主張も苦手です。今、演じていて思うのは私の普段の性格とは全然違うけど、一人でどうにかしようとする気持ちとかは共感できる部分もあったりして。今は、共通点を見つけながら梅野ひめ香という役に毎日向き合っています」
中学生時代は生徒会長として活躍!
――教師役の山田涼介さんや木南晴夏さんとご一緒のシーンはいかがでしたか?
上坂「一緒にお芝居をする初日に、私はすごく緊張して固くなってしまったんですが、その場に木南さんもいらっしゃって『緊張します』ってお伝えしたら、『全然、緊張することないよ』と言ってくださって。そのあとも、撮影の合間にいろいろとお話してくれて、緊張を解きほぐしてくれたことが印象に残っています。この前も、梅野ひめ香にとって大切なシーンがあったのですが、上手にできず何回もNGを出してしまったんです。その時も撮影の合間に『何回でもやろう、大丈夫だよ』と声をかけてくれて。木南さんも『大丈夫、大丈夫』って励ましてくれて、本当に嬉しかったです。出演者の方々はもちろん、監督やスタッフの皆さんも優しくて、温かく見守ってくださるので、それがとても心強いし感謝しています」
――ビリオネアの加賀美先生はどんな先生ですか?
上坂「加賀美先生が赴任してきたことで、生徒たちはみんな心を乱されるのですが、他の先生とは生徒に対するアプローチの仕方がまったく違うんです。なので、加賀美先生が一人ひとりの生徒とどう向き合っていくのかというのが見どころだと思います。悩みを一人で抱え込む性格の梅野ひめ香も、加賀美先生にどう心を動かされて、どう変わっていくのかは楽しみにしていただきたいです」
――梅野ひめ香から見た加賀美先生はどんな人なのでしょうか?
上坂「今まで生きてきた人生が他の人とは全然違うんですよね。やっぱりビリオネアで何不自由なく生活してきたから、発想や言動がすごくぶっ飛んでいて。『何言ってるの?』みたいなこともあるのですが、他の人とは違う視点だからこそ、加賀美先生の言葉が胸に響く瞬間があるんです。なので、ドラマを見ている人も同じような悩みを抱えていたら、次への一歩を踏み出す原動力になるような勇気をもらえると思うし、そうなったら嬉しいなと思います」
――上坂さんの学生時代、加賀美先生のような印象的な先生はいらっしゃいましたか?
上坂「私は中学生の頃に生徒会に入っていたんです。中2で副会長をやっていて、次の年に会長に立候補することもできたけど、すでに芸能のお仕事を始めていたので学校を休むこともあって。それで、生徒会長になってもきちんと務めることができないかもと思って悩んでいたときに、担任の先生に相談したんです。そしたら、『なんのために他の生徒会の役員がいるの?』と言ってくれて。その言葉で私は一人で全部抱え込もうとしていたんだなと気がついたんです。他に頼れる人がいるんだよ、って教えてもらえたことで背中を押してもらったことがありました。結局、中3のときは生徒会長として活動できたし、それが自分にとってもいい経験になったので、その先生には感謝しています」
――生徒役ということで、制服も気になります。
上坂「私が所属するゼロ組は、制服が自由なんです。みんなスカートの色も丈も違うし、ベストを着てたり着てなかったりするので、そこにも生徒一人ひとりの個性が出ているんじゃないかなと思います。ひめ香は、一番スタンダードに制服を着こなしています(笑)」
――撮影の合間などは、どのようにコミュニケーションを取っているのでしょうか?
上坂「私は役的にはみんなと仲良くなりすぎてしまうと影響が出てしまうこともあって、距離感がすごく難しいです。ただ、大切なシーンの前後は皆さんがすごく気を使ってくださって、あまり話しかけてきたりとかはなく、一人で役に向き合っていることが多いです。皆さんは本当に優しくて、合間に『大丈夫?』とか声をかけてくれるのがすごくありがたいです」
この記事を書いた人
東京在住のライター・エディター。『smart』『sweet』『steady.』『InRed』など、ウィメンズ、メンズを問わず様々なファッション誌やファッション関連のwebでライター&編集者として活動中。写真集やスタイルブック、料理本、恋愛心理、インテリア関連、メンタル&ヘルスケアなどの本の編集にも携わる。独身。ネコ好き。得意ジャンルはファッション、ビューティー、インテリア、サブカル、音楽、ペット、料理、お酒、カフェ、旅、暮らし、雑貨など。
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