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「ホタルが美味しいと認めた水」のみを使った日本酒「KATARU HOTARU(語蛍)」がロマンチックすぎた

執筆者: ライター/黒川すい

ホタルが認めた水のフルコースを体験

もちろんお酒だけならオンラインからの購入が可能ですが、先ほどの仕込み水との飲み比べに興味のある人も少なくないでしょう。仕込み水まで味わい尽くすことで、よりホタルや宮川がぐっと身近に想像できる部分もきっとあるはずです。そんな人におすすめなのが、仕込み水を含んだ「ホタルが認めた水のコース」。モダンベトナミーズ“Ăn Cơm”にて『語蛍』 を味わうための、水が主役となる特別なペアリングコースが期間限定で登場しています。

海老の生春巻き 大台町産茶葉と練乳のソース

海老の生春巻き 大台町産茶葉と練乳のソース:料理を食べた後に、余韻に浸りながらお酒を口に含むのがおすすめ(ワインと同じ楽しみ方)。

鮎の揚げ春巻き

鮎の揚げ春巻き:料理を咀嚼しつつ、お酒を合わせるのがおすすめ(日本酒ならではの口内調味!)。

宮川を水源に作られた茶葉や、清流で育った鮎をベトナム料理に落とし込んだメニューを用意しています。日本酒なのにワインのような飲み方をしたり、日本酒なのにベトナム料理と合わせり……予想外のことだらけの面白さが、このコースには詰まっていました。体験する前から既に驚きの連続ながらも、ちゃんと全てお酒と料理がマッチしているのだから、一層感動しちゃいますね。何度も言いますが、固定観念がほぐされていく感覚がすごい。なかなかお店に足を運べないという人も、ぜひペアリングの参考にしてみてほしいです!

また、監修の梅村氏、元坂酒造6代目の元坂新平氏曰く、「こうしたエスニックだけでなく、フレンチやイタリアンなどとのペアリングも面白い」そう。特に、食卓にも並べやすく、この時期ならでは!の茹でトウモロコシと『語蛍』 の相性が◎。質の異なる甘さのマリアージュ、お家で試してみてください。

酒づくりに重要な“水”を目利きした自然のソムリエ……その正体は“ホタル”だった

今回は、『語蛍』を体験してみました。このお酒を飲んでいて頭によぎるのは、当然ながらホタルのこと。その生息域は50年で約10分の1までに減っていると言われています。たしかに私自身、幼い頃に見た記憶があるが片手ほどしかありません。ホタルが現れた年“のみ”飲むことができると聞くと、なんだかロマンチックな響きではありますが、そんな景色がまたありふれたものになるといいな、ともしみじみ感じてしまいました。来年も再来年も『語蛍』に出会えるように願いながら、豊かで儚い甘さに沈みたい。ホタルも私たちも苦い水は避けたい。そのために何ができるのか、この一杯が考えるきっかけにもなりそうです。

ブランドムービーURL:https://www.youtube.com/watch?v=0XWb8dvG0HI

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  • KATARU HOTARU(語蛍)
  • ラベルには、宮川でその年はじめてホタルが観察された日が
  • 宮川水源の仕込み水、語蛍
  • 海老の生春巻き 大台町産茶葉と練乳のソース
  • 鮎の揚げ春巻き
  • 酒づくりに重要な“水”を目利きした自然のソムリエ……その正体は“ホタル”だった
  • 酒づくりに重要な“水”を目利きした自然のソムリエ……その正体は“ホタル”だった
  • 酒づくりに重要な“水”を目利きした自然のソムリエ……その正体は“ホタル”だった

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この記事を書いた人

アパレル業界に勤めた後、フリーライターに。ファッションはもちろん、グルメ、エンタメ、お出かけ情報など幅広いジャンルの執筆経験あり。ウェブを中心に活動中。趣味はアートトイの収集や喫茶店巡り、読書。

Instagram:@mercredi_7.pm

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