田中みな実が母校・青山学院大学での4年間を振り返る 学生に向けたエールも田中みな実の連載 「となりのみな実さん」 episode 49
執筆者: ライター/東海林その子
今月のみな実さんは、母校の青山学院大学のキャンパスを訪問!在校生との交流もあり、みな実さんも久しぶりに学生時代に思いを馳(は)せていたようです。みな実さんが出演した、青山学院創立150周年記念の動画もぜひチェックしてくださいね!
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田中みな実の連載
「となりのみな実さん」
episode49
みな実さんの母校訪問
何がきっかけになるかわからないし、無駄な経験はひとつもない!
「私の学生時代は1・2年を相模原キャンパスで、3・4年を青山キャンパスで過ごしました。最初の2年は、埼玉の自宅から毎日2時間半かけて淵野辺(ふちのべ)に通いながら『せっかく青学に入ったのに、こんなに遠いなんて聞いてない!』と眠い目をこすり、王道モテファッションに身を包んで(12㎝ヒールはマスト!)、必死に“女子大生”をしていたなぁ。3年生になって、ようやく憧れの青キャン(青山キャンパス)に移った頃には、主に就職活動に勤(いそ)しむことになり、大学へは書類を取りに行ったり、卒業に向けて必要な授業に行く程度。4年生ともなれば単位もほぼ取り終え、あまり大学に行かなかった記憶が。
ともあれ、我が母校であることに変わりはないので、今回、青学創立150周年の節目で卒業生として何か一緒にできないかとお話をいただき、久しぶりに訪問させていただきました。沢山の学生とふれあい、お話をしてきたから、その模様は青山学院大学公式YouTube“青学TV”で是非、お楽しみくださいね♡
ところで、学生からの質問で多かったのが、アナウンサーという職に就くきっかけは何だったのか。理由はシンプルで、サークルの先輩が民放局のアナウンサーになったことで、そういう選択肢もあると知ったのがきっかけ。先輩のすすめもあって、アナウンススクールという塾みたいなところに通い始めて週1でレッスンを受けるうちに、どんどん興味を持って、気づいたら入社試験を受けていた……という運び。どこにどういうきっかけが転がっているかなんて、本当にわからない。勉強でも、サークルでもバイトでも一生懸命頑張ったこと、楽しんだことがひとつでもあれば、それが強みになっていくんだと思います。必ずしも将来に直結するようなことじゃなくてOK。『この人と一緒に仕事をしたい』と思ってもらえるような、人間力を身につけられる4年間になれば最高だね。
『目標がない』『夢がない』と不安を吐露する子たちもいたけど、それでいい! あっという間に大人になって『そういえば、そんなことで悩んでいたな~』って思う日が必ず来るから。学生生活を送っていく中で、何かの拍子で、どこかのタイミングで、自分が興味を持てる何かにきっと出会えるから、焦らずどーんと構えていてください。今回、学生たちと触れ合って感じたのは、仕事上の肩書きや社会的な立ち位置などがよりシンプルな世界で“一個人”として存在し、輝いている彼らは、それだけで価値がある、と。純粋にこの世界を生きている。何にも縛られず、色眼鏡で見られないことを、うらやましく思ったりして。私だって、彼らの年の頃と本質的には変わらないんだろうけど、随分と世の中の皆さんのご意見や批判に晒(さら)されて、面の皮が厚くなってきっちゃったな~(笑)。というのは半分冗談で、私だって今も、みんなと同じように自信がなかったり、迷ったりしているということ。大丈夫、なんとかなるし、なんとかするんだ! 愛すべき母校、後輩たち、ありがとう!!」
ワンピース¥167,200/ヴィクトリア ベッカム(イーストランド☎03-6231-2970)、ジャケット¥48,400/ベイジ,(オンワード樫山 お客様相談室☎0120-58-6300)、左耳のイヤーカフ¥13,750/バルブス(ズットホリックhttp://zuttoholic.jpn.org)
Profile/田中みな実(たなか・みなみ)
1986年11月23日生まれ。元TBSテレビアナウンサー。近年は役者として映画やドラマなどでも活躍中。7月クールのドラマ『GEEKS』(フジテレビ系)、『ブラックペアン シーズン2』(TBS系)に出演決定。
田中みな実の連載【となりのみな実さん】とは?
smart読者の憧れの“お姉さん”的存在として、田中みな実さんがその季節の気分や皆さんのお悩みに寄り添ってくれる本誌の人気連載【となりのみな実さん】がsmart公式サイト「smart Web」にアーカイブとして登場。あ~、こんなお姉さんが隣にいてくれたら……! その想いを叶えるのが【となりのみな実さん】なのです♡
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Photography _ YUJI TAKEUCHI[BALLPARK]
Styling _ YUKO OBARA
Hair & Make-up _ AYA[TRIVAL]
Text _ SONOKO TOKAIRIN
※この記事は2024年smart6月号に掲載した記事を再編集したもので、記載した情報もその時点のものです。
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この記事を書いた人
出版社を経てフリーライターに。ファッション誌、エンタメ誌、web媒体などでインタビュー・執筆。smart本誌では田中みな実さん、山本彩さんの連載などを担当。アイドル、アニメ、食、ドラマなど幅広く興味あり。最近は韓国語を勉強中。
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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