【市原隼人×大原優乃インタビュー】最強タッグで挑む映画『おいしい給食』最新作!笑いと感動の舞台裏を語る5月24日(金)公開。“普遍的な食”をテーマに繰り広げられる学園グルメコメディ
執筆者: ライター/石野志帆
‘80年代の中学校を舞台に、“給食”という日本人にとっての“普遍的な食”をテーマに繰り広げられる学園グルメコメディ『おいしい給食』。2019年にドラマ版が始まって以来、多くのファンを惹きつけてやまないシリーズの映画版最新作『おいしい給食 Road to イカメシ』が、5月24日(金)に公開される。主人公の教師で、天上天下唯我独尊・ブレない男、甘利田幸男を演じる市原隼人さんと、そんな甘利田に憧れを抱き続けている新米教師の比留川愛を演じた大原優乃さんにインタビュー。子ども時代の給食エピソードから、本作が愛され続けるシリーズでいる理由、唯一無二のキャラクター・甘利田幸男の魅力についてなど、制作秘話も交えて話を聞いた。
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唯一無二のキャラ・甘利田幸男が給食で魅せる、老若男女問わない面白さ
──『おいしい給食』はドラマの3シーズンに加え、本作が映画化の3作目です。制作が決まったときの感想をお聞かせください。
市原隼人(以下、市原) まさかドラマを3シーズン、映画を3作やらせていただけるとは本当に夢にも思っていませんでしたので、奇跡だと思いました。続編を熱望してくださったお客様のおかげさまですので、その想いに感謝し、しっかり応えるべく、脚本家や監督をはじめ、スタッフキャストが奮い立っていましたので、全てを尽くして覚悟を持ってやらなければならない、と強く思いました。今回初めて北海道・函館という“地名”が出てきて、冒頭「私は極端に寒がりだった」というセリフから始まります。これまでは摂氏40度の撮影現場が主戦場でしたので「これは面白くなるに決まってる!」と感じました。お客様のために『おいしい給食』に必要不可欠な甘利田幸男の姿とシチュエーション、さらに第3弾ならではの存在意義を見出すべく、キャパを超えて奮闘いたしました。
大原優乃(以下、大原) 私はシーズン3から参加させていただいたので、これまで作品を作られてきたキャスト・スタッフの皆様、そして作品を愛されている皆様に、おこがましいですが「作品愛は負けないように現場に入ろう!」と思いました。
──2019年のシリーズ放送開始以来、永く愛されている理由は何だと思いますか?
市原 作品の舞台が80年代ということで、いま日本が忘れかけているような古き良き心、わびさびといいますか、より人間臭い舞台を描けていると思うんです。何をするにも顔を合わせて膝と膝を突き合わせて、それぞれの想いを交換していく姿は「もしかしたら、いま皆さんが求めていることかも知れない」と思いながら演じました。そして、私が演じさせていただいている甘利田という役は、滑稽な姿を見せても笑われても、自分の好きなものを「好き」と胸を張って人生を謳歌しようと懸命に必死に生きている。この映画は「こんなふうに生きていけたらいいな」と思える自分の理想郷でもあるんです。夢を夢で終わらせないと思わせてくださったお客様にこれ以上ない感謝を申し上げたいです。
大原 私はキャスト・スタッフの皆さんが、細かいところにまで愛を持って向き合われている姿がとても印象的で。現場ではみんな笑顔で楽しそうで、この作品を作る喜びを感じながら現場にいさせてもらいましたが「笑っていたはずなのに、不意を突かれてグっとくるようなシーン」がたくさんあって心が動かされるのが魅力なのだと、改めて感じました。
この記事を書いた人
TV局ディレクターや心理カウンセラーを経て、心を動かす発見を伝えるライター。趣味はリアリティーショー鑑賞や食べ歩き。海外在住経験から、はじめて食べる異国料理を口にすることが喜び。ソロ活好きが高じて、居合わせた人たちの雑談から社会のトレンドをキャッチしている。
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