20代の“湘南ローライダー”たちに話を聞いてみた!【Part5】揃って「シボレー」に乗るアメ車乗りカップルのフェチとは?
執筆者: ライター/石井亮仁
石井:二人にも聞きたいんだけど、今の車のこだわりポイントはある?
ゆいさん:とにかく乗れるっていうのにはこだわってるかも。アメ車っていっても、普段から乗り回せる、がしゃがしゃ乗れるっていうのはこだわってるポイントかも!
ふうとさん:自分は今、いろいろとやり直してる段階。もともとホッピングとかできないタイプだから、フレームも一からやり直して、パーツも一つずつ集めて自分のできることをやってる。だからこだわり自体も今作り上げてる段階かも(笑)。
石井:それぞれの車のフェチとかある?
ゆいさん:音かな。やっぱりエンジンをかけた音とか、少しエンジンをふかした時のあの振動も含めて好きかな。
ふうとさん:ボディかな。自分が乗ってるインパラがあきみさんのと種類は一緒でも年代ごとに違っていて、自分のもその年代にしか出せない味があるし、曲線とかを見ても惚れ惚れしちゃうよね。まあ、特にボディラインかな(笑)。
石井:おすすめのドライブコースとかスポットとかある?
ゆいさん:結局134を流して、江ノ島に行くのは定番なのかも。一回鎌倉のほうまで出て、七里ヶ浜の「パシフィック(ドライブイン)」に寄って江ノ島に戻るっていうルートが鉄板かも。
ふうとさん:江ノ島に行って、誰かいれば一緒に遊ぶし、そこからテラスモールの前でみんなと解散するとかかな。
石井:やっぱり134号線に行くと思うけど、何か理由とかあるの?
ふうと:“still 134”っていうのがみんなの中にある言葉で、意味は今でも134を走り続けているって意味なんだけど。地元の友だちはみんな都内とか仕事で引っ越しちゃうことが多いけど、俺らはやっぱりずっと湘南に住んでいるし、ローライダーっていう車に乗っているからこそ、134号線にこだわって走り続けたいんだ。“still 134”って言葉は湘南に住んでいるローライダーの文化だし、それがみんな134号線を走る理由だと思う。
石井:実はそういう文化が背景にあるのか、深いね。
ふうと:ぜひこの言葉は使ってほしい(笑)。
石井:これからもローライダーに乗り続けるにあたって、目標とか夢はある?
ふうとさん:自分はあきみさんとは少し違う感じ。あきみさんはニュースクール寄りでカッコよさを追求したいって話だけど、自分はオールドスクールで自分のこだわりを追求したいかな。コアな話だけど、90年代のウェストコーストの走り方があって、足回りの組み方も結構違っていて、そういう走りができる車に仕上げていきたいね。
ゆいさん:壊れないのが第一前提かな(笑)。特別な車だけど、普段から乗れる車っていうのは崩したくない。この前、車検に出してみたら、修理部分が多くてプラス15万くらいはかかったし、コンビニに行ったらエンジンがかからなくなって、レッカーしたこともあるけど(笑)。ちゃんとケアしながら、これからも街乗りを楽しみたい。
石井:やっぱり古い車っていうのもあって苦労も絶えないんだね(笑)。
江ノ島も含めて134号線に魅せられて、今でも自分たちのこだわりを胸に流し続けるローライダーは、今後もきっと134号線でクルージングをし続けるのだろう。彼らのようにまた誰かが彼らを見て、134号線に魅了される人も増えていく。そして「Still 134」は湘南の一つの文化として広まっていくのかもしれない。既に自分も話を聞いてそんな言葉に魅了された一人だ。インタビュー受けてくれた6名の皆様本当にありがとうございました!
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この記事を書いた人
神奈川県藤沢市出身。不動産売買仲介業に従事した後、中途でアンティルに入社。toBからtoCまで幅広くPRを担当。趣味はバスケとバドミントン、映画鑑賞など。湘南生まれながら、サーフィンなどは全くの未経験。最近はK-POP、アニメ、マンガなどのエンタメにドはまり中。推しはTWICEのジヒョとBTSのジョングク。
Instagram:@chrisjohn_248
Website:https://vectorinc.co.jp/business/pr/antil
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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