「K-1 AWARDS 2020」開催。最優秀選手賞は木村“フィリップ”ミノル!武尊はベストKO賞を受賞
去る2月10日(水)、都内にて「K-1 AWARDS 2020」が開催された。「K-1 AWARDS(ケイワン・アウォーズ)」は、K-1 JAPAN GROUPが2020年に開催したプロイベント(K-1・Krush・KHAOS)とK-1アマチュアイベントのすべての大会を対象にした年間表彰式で、今年は新型コロナウイルスの影響もあり、初の無観客での開催となった。
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K-1のリングアナを務める髙橋大輔さん、K-1ゲスト解説でおなじみのタレント・モデルの久松郁美さんが司会を務め、K-1公式サポーターの関根勤さんや、元K-1MAX世界王者の魔裟斗さんもプレゼンターとして登壇し、無観客ながら例年と変わらぬ盛り上がりに。また、K-1中継を行うABEMAがイベントの模様を生配信し、多くのファンも楽しめる形での開催となった。
式では全15部門で賞が発表され、栄えある最優秀選手賞(MVP)にはK-1スーパー・ウェルター級級王者の木村“フィリップ”ミノル、最高試合賞(ベストバウト)には安保瑠輝也vs山崎秀晃(9.22K-1エディオンアリーナ大阪)が輝き、武尊がKO賞に選出された。
昨年はベストKO賞を受賞し、今回初めてMVPに選出された木村は「MVPに選んでいただき、すごく光栄に思います。これからはこの競技をもっと追求して、格闘技の面白さをどんどんたくさんの人に広めていけるような活動をしていきたいと思います。引き続き応援のほど、よろしくお願いします」と挨拶。2020年に多くのファンを熱くした“ハードパンチャー”ぶりを今年も見せることを約束した。
ベストKO賞を受賞した武尊は「受賞させてもらったのはすごくうれしいんですけど、去年は僕個人としては1試合しかできなくて、ケガもあったり、コロナの影響で試合もできなかったりで、僕自身は満足できてないんですけど、またMVPを獲れるように今年1年も突っ走っていきたいなと思います。まずは3月28日のタイトルマッチ、しっかりベルトを守って最高のKO勝ちで勝って、その次につなげていきたいと思います」と、「K’FESTA.4 Day2」3.28日本武道館大会でのレオナ・ペタス戦に向けて改めて闘志を燃やした。引き続き“K-1の顔”としての活躍を期待したい。
その他、主な受賞者のコメントは以下の通り。
☆最優秀選手賞
木村“フィリップ”ミノル(PURGE TOKYO)
「MVPに選んでいただき、すごく光栄に思います。これからはこの競技をもっと追求して、格闘技の面白さをどんどんたくさんの人に広めていけるような活動をしていきたいと思います。引き続き応援のほど、よろしくお願いします」
魔裟斗「木村選手は本当に2019年、2020年と負けなしの10連勝、しかも10連続KOという、素晴らしい成績を残して、僕は今一番面白い、熱い試合をするのは木村“フィリップ”ミノルだろうという風に思っています。去年12月に行われたアビラルとの試合も、1Rにダウンを取られた後に壮絶な打ち合いとなって、アビラルの右の目尻をパンチでカットしてTKO勝利。本当に会場中が沸いたあの試合、解説席で僕も本当に興奮させてもらいました。また来月にある『K’FESTA.4』にも出場が決まっているので、また熱い試合を会場のお客さんやTVの向こうのお客さんに見せてもらって、勇気と元気とパワーを与えてもらいたいと思っています」
関根勤「木村選手のパンチは、怖ろしい。トーナメントの時なんかは相手がかわいそうになっちゃうぐらい、すごいですよね。また、10連勝しておりますから、どんどんどんどん連勝を続けて、今年も全部KOで勝ってください。期待しています」
☆最高試合賞
安保瑠輝也vs山崎秀晃(2020年9月22日、エディオンアリーナ大阪、K-1 WORLD GPスーパーライト級タイトルマッチ)
山崎秀晃「今回2018年に続き、こういう賞をいただけて本当にうれしく思います。前回いただいた時には自分が敗者としていただいて、両手を挙げて喜ぶわけにいかないという風に皆さんに伝えてたと思うんですけど、今回は素直に、非常に満足した気持ちで、今は感謝の気持ちでいっぱいです。またファイターとしてこれから続けていく以上、まだまだ成長を止めるわけにいかないので、まだまだ成長していきたいと思っていますので、今後とも応援と歓声のほう、よろしくお願いします。
また安保選手から再戦のお話をいただいてますけど、またどこかで、このK-1の大きい大会で、またもっとさらに高い最高のステージで、体重契約はどうなるか分からないですけど、皆さんに夢を見せられるようなマッチになれば面白いんじゃないかなと思っています。でも内心、ちょっと怖さもあります。ありがとうございました!」
安保瑠輝也「この試合に関してはぶっ倒されただけなので、賞をいただくのは気まずいんですけど、山崎選手とは2018年に試合をした時に同じ賞をいただいています。今回は負けて賞をもらっていて、次から階級を上げることになったんですけど、その階級でしっかりチャンピオンになって、山崎選手と3度目の対戦を、ベストバウトを取れるような試合を、最終決戦させていただければと思っています」
(ノミネート:朝久泰央vs弘輝、木村“フィリップ”ミノルvsアビラル・ヒマラヤン・チーター、島野浩太朗vs芦澤竜誠)
☆ベストKO賞
武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
「受賞させてもらったのはすごくうれしいんですけど、去年は僕個人としては試合も1試合しかできなくて、ケガもあったり、コロナの影響で試合もできなかったり、そういう1年でした。僕自身は満足できてないんですけど、この賞をいただけたのは本当にうれしいことだし、でもこれを今年のテーマじゃないですけど、またMVPを獲れるように今年1年も突っ走っていきたいと思うので、去年以上に今年は試合して、最高の試合を皆さんに見てもらえたらいいなと思うので、今年も1年よろしくお願いします。
(魔裟斗・関根勤さんの期待のコメントを受けて)本当にいろんな方にたくさん期待してもらって応援してもらって、お僕の格闘技人生、そんなに長くないと思うので、その中で自分が満足できるような試合と満足できるような結果を残し続けていきたいと思います。今年はそれが一つ一つ階段を上っていける年になるのかなと思うので、まずは3月28日のタイトルマッチ、しっかりベルトを守って最高のKO勝ちで勝って、またその次につなげていきたいと思います。まずは3月の応援よろしくお願いします」
(ノミネート:山崎秀晃、K-Jee、木村“フィリップ”ミノル、森坂陸)
☆新人賞
菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
「今日はこんな素晴らしい賞をいただけて、本当に幸せです。昨年、チャンピオンになれていい結果で終われたのも、いつもご指導してくださる大宮司さん、左右田さん、KANAさん、城戸さん、ジムの先輩方、ジムのみんな、昨年から美容師も始めて、慣れない環境でたくさんサポートしてくださった職場の皆さん、体調管理やおいしいご飯を作ってくださったお母さん、終電で帰るのが多かったので、そういう時にサロンまで迎えに来てくれたお父さん、そしていつも応援してくださるファンの皆様のおかげでチャンピオンになれて、いい結果で1年を終えることができました。今年も感謝の気持ちを忘れず、一生懸命頑張るので、これからも応援よろしくお願いします」
(編集・熊谷)
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