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「世の中に純粋な“悪”はなくとも、“罪”はあふれている」高良健吾が衝撃のミステリー映画『罪と悪』で出会った新たな価値観【インタビュー】

執筆者: ライター/石野志帆

台本で描かれない部分も解釈し、共演した大東駿介らと築いた信頼関係

――台本を最初に読んだときと実際に演じたときとでは、役柄の捉え方に変化はありましたか?

高良 1人で演じるわけではないので、周りに演じる人がいて変わっていく部分は確実にあります。この台本をいただいたとき、「面白い!」と思った一方で「難しいな」って思う部分もありました。特に台本には描かれてない部分を1人1人がどう咀嚼(そしゃく)するかというところが難しくて。(少年時代にあった事件以降)会っていない間どうだったのか、どういう気持ちだったのかということを、1人1人が考えなければならない。映画では描かれてない部分の解釈ですよね。なので、現場に入る前に監督、大東(駿介)くん、石田(卓也)くんとの4人で、お互いの解釈を話し合う時間を作りました。4、5時間は話し合ったと思います。

――共演した大東駿介さんと石田卓也さんは同世代ですよね。共演していかがでしたか?

高良 10代のときからオーディションで一緒になることも多くて、誰かが受かって誰かが落ちるっていうことを経験してきました。そういう同じ時代を生きてきたからこその信頼関係がありましたね。3人で芝居するシーンは難しいシーンでしたが、不安に思ったり、もしかしたら違うかも……って思ったりしたときに、大東くんや石田くんの表情を見て「あ、こっちかも」みたいに気づいて(芝居を)やっていきました。それは信頼関係からくるものもあると思っていて、あの2人だからこそ与えてもらえたものがあったと思っています。

映画『罪と悪』

©2023「罪と悪」製作委員会

――「すごく刺激的な現場だった」とのことですが、何が一因だったのでしょうか?

高良 僕が最初(構想段階)から携われたことも大きいですし、チーム感を感じたことも大きかったと思います。現場入りする前に共演者と何時間も話す経験ってなかなかないですし、でも話し合った通りになるわけではなく、もっと上のものをつくり上げられたっていう経験が刺激的でした。

この記事を書いた人

TV局ディレクターや心理カウンセラーを経て、心を動かす発見を伝えるライター。趣味はリアリティーショー鑑賞や食べ歩き。海外在住経験から、はじめて食べる異国料理を口にすることが喜び。ソロ活好きが高じて、居合わせた人たちの雑談から社会のトレンドをキャッチしている。

X:@heartsilvermist

Website:https://smartmag.jp/

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