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連載スタイリスト服部昌孝のマシン沼。

ロンブー田村亮は年1回以上のクルマの乗り換えで、気持ちインテグラ!原動力は「出会えないことで後悔したくない」

執筆者: インタビュアー・ライター・編集者/本田圭佑

なつかしの記憶。亮の照準は80年後半〜90年初頭の車

服部 俺も乗りたい車の候補をあげだしたらキリがないんですけど、どうやって絞っていますか?

 基本的には国産車。俺は大阪でも田舎のほうの出身で、外国車なんてほとんど走ってなかったんです。だからか、自分から遠い存在すぎて憧れが薄いし、乗りものというより見るものって感覚なのかも。

服部 たしかに1980年代、90年代あたりの国産車に乗っているイメージがありますね。

ロンブー田村亮は年1回以上のクルマの乗り換えで、気持ちインテグラ!原動力は「出会えないことで後悔したくない」

 特に80年代の終わりから90年代の初めにかけては、自分にとって10代最後のタイミングが重なっているから思い入れも強いんだと思います。

服部 当時と今じゃ情報のキャッチの仕方が全然違うっていうのもありますよね。

 そうそう。外国車なんて雑誌とか漫画に出てくるぐらいのもので。『シャコタン・ブギ』(1986年)のフォード・マスタング(マッハ1)とか。

服部 車に関しては漫画からの影響も大きいですか?

 そりゃもう。それこそセブンなんて『よろしくメカドック』(1982年)ですよ!

服部 自分、世代的にそのへんは通ってなくて(笑)。

ロンブー田村亮は年1回以上のクルマの乗り換えで、気持ちインテグラ!原動力は「出会えないことで後悔したくない」

 そうか(笑)。メカドックは、幼かった俺にスーパーチャージャーとターボの違いを教えてくれた教科書みたいな存在でしたから。

服部 それを聞いたらめっちゃ読みたくなりました!

 セブンにも乗っているわけだし、きっと面白く読めるんじゃないかな。漫画以外に、映画にもテンションが上がる作品はあって。最近だとNetflix(ネットフリックス)の映画『全裸監督 シーズン2』(2021年)。作品の時代背景的には1990年前後で、渋谷スクランブル交差点のシーンがあるんですが、当時のトヨタ・エスティマや日産・シルビアなどが映っているんですよ!もうたまらなくて、内容そっちのけで観ちゃうくらい。

服部 ははっ(笑)。車好きならではの楽しみ方ですね。

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