話題作&バラエティに引っ張りだこの大友花恋が二日に一回観る映画とは?【WOWOW『フィクサーSeason3』に出演中】
執筆者: クリエイティブ集団/画画画
――『トークサバイバー』の演技パートってちょっと特殊じゃないですか。演技をしながら面白い話を聞いていて、果たして笑っていいのか?笑っている役者さんもいらっしゃいますが、そこらへんの葛藤みたいなのをお伺いしてもいいですか?
大友 はい。まずは現在放送中の『フィクサー Season3』。WOWOWで放送されているんですけど、シーズン3は舞台が日本の政界なんです。出演されている皆さんも、大臣役とかが多いこともあって、すごく重厚感があって、世の中で大御所と言われる皆さんが参加されているすごい作品なので、台本を読みながらそのお名前だけで圧倒されましたし、そこに自分が参加できることもすごくビリビリしびれるような気持ちで台本を読みました。さっき(前編)のバラエティ番組での役割の話とまた近くなるんですけど、そういった皆さんの中で、自分はどういう役割でこの作品を盛り上げられるかなっていうのは、すごく意識していました。他に若い子が出ているシーンはあまりなかったので、若い女の子が一人で、この物語に飛び込む時にどういう存在であったら、物語にメリハリがつくかなっていうのは意識していました。
誘拐される役で、体力的にも精神的にもどんどん追い詰められていくシーンが多かったので、私自身もずっとピーンと糸を張ったまま撮影していました。でもその集中力の高め方っていうのはこの現場ですごく学んだことだったので、私もオンエアが楽しみですし、貴重な経験をしたなっていう風に思います。
放送中の『ハイエナ』(テレビ東京)という作品は、さっきもお話した弁護士の役で実年齢よりもちょっと上の役なので、落ち着いて見えるようにというのを意識しています。連続ドラマにレギュラーで出るのも久しぶりなので、どれだけ自分の提案ができるのか。役の上でキャラクターっていうのは定まっていますけど、それを自分が演じたらこうなるよという提案をどれだけできるのかっていうのが、今回の私のもう一つの挑戦かなと思いながら撮影しています。どっちもとても面白いので、楽しみにしてもらいたいです。
面白いシリーズでいうと、Netflixで『トークサバイバー2』が配信されてます。芸人さんがその時々でフリートークをして、面白くなかったらドラマから脱落していってしまうっていう、めちゃめちゃ面白いコンセプトの作品なんですけど、私はそのお芝居パートに出させてもらっていて、芸人さんが本気でトークをするならば、こちらも本気でお芝居をしたいっていう思いがドラマチームにはあるんですよ。だから、みんなで協力して面白い作品を作るっていう枠の中で、ドラマ対バラエティーみたいな気持ちがちょっとあります。トークパートが始まると、そこはもう芸人さんの戦いの場なので、私はお芝居のところで「やっぱり俳優さんって素敵なお仕事だな」って芸人さんに思ってもらいたいなっていうような感覚でやっています。
芸人さんのトークがとにかく面白くて、お芝居をしていても思わず笑っちゃいそうになるし、最初はどうやって我慢しようかと思っていたんですけど、途中から諦めました(笑)。粘っても無理と気づいてからは諦めて楽しく笑っていました。やっぱりそこも一種のエンターテインメントだなと思ったのは、笑ってる人がいると面白いということ。もちろん、芸人さんのトークもめちゃめちゃ面白くてただ聞いてるだけでも面白いし、素でずっと笑っていたんですけど、誰かが笑い出すとみんなに伝播(でんぱ)していくじゃないですか。その一端を担う役割が俳優チームにもあるのかなを私は思っていたので、途中から諦めてケラケラ笑いながらずっと聞いていました。そんな感じです。
――ものすごい忙しいですね。めちゃくちゃ働いていますね!(汗)
大友 この秋はいろんなタイミングが重なりまして、盛りだくさんで一気に皆さんに観ていただけます。たくさんお届けできて嬉しいです!
――盛りだくさんということは、それを撮っている時期はものすごく大変だったということですね。
大友 でも、全部がガッツリ重なっていたわけでもないので、うまい具合にスケジュールが調整されていて、いいタイミングでパッとまとまっていました(笑)。
――本日のゲストは“いい声を持っている”大友花恋さんでした。ありがとうございました!
(了)
シャツ¥64.900、ブラウス¥50.600、パンツ¥63.800/以上すべてケイコ ニシヤマ(エンケル☎03-6812-9897)、その他/スタイリスト私物
Profile/大友花恋(おおとも・かれん)
1999年10月9日生まれ、群馬県出身。2012年に『悪夢ちゃん』(日本テレビ系)で地上波連続ドラマデビュー。雑誌『Seventeen』では歴代最長となる8年間専属モデルを務めた。ABEMA『今日、好きになりました。』レギュラー見届け人。2023年は『正しい恋の始めかた』(テレビ朝日系)で主演を務める。ほか、ZIP!朝ドラマ『パパとなっちゃんのお弁当』(日本テレビ系)など。現在は『フィクサーSeason3』(WOWOW)、『トークサバイバー2』(Netflix)、『ハイエナ』(テレビ東京系)に出演中。
photographer=斎藤 大嗣
stylist=青木紀一郎
Hair & Make-up=速水昭仁
videographer / filmmaker / director =Mo-chang-co
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この記事を書いた人
2022年に始動した、オルタナ育ちのエキセントリッククリエイティブ集団。「ガガガ」と読む。合言葉は「ヴィジュアルショック フロム ウォーターヒップ」!スチール撮影、動画撮影などのディレクションから、シューティング、スタイリング、ヘアメイク、キャスティング、デザインまでトータルでプロデュースする。STANFORD所属。
Instagram:@gagaga_tokyo
Website:https://www.stanford-group.com/creator/creator-38261/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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