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連載熊谷隆志連載 Tokyo Fashion Tribe

【ドラマ『最高の教師』で話題】16歳・當真あみが語る「演じることの楽しさは“自分ではない誰かになれること”」

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smart創刊当初から続く熊谷隆志氏の連載「Tokyo Fashion Tribe」。今回は、現在放送中のドラマ『最高の教師 私は1年後生徒に■された』(日本テレビ系)に出演中の當真あみさんが登場。16歳の彼女が、今感じている女優というお仕事の魅力について語っていただきました。

【ドラマ『最高の教師』で話題】16歳・當真あみが語る「演じることの楽しさは“自分ではない誰かになれること”」

自分ではない誰かになれること
それが女優というお仕事の魅力

熊谷隆志(以下、熊谷)「役によって様々な着こなしをされている當真あみさんですが、プライベートで好きなファッションは?」

當真あみ(以下、當真「シンプルな服を選ぶことが多いです。白のTシャツに黒のデニムを合わせたり。ブランドにもこだわりはないです」

熊谷「今回はデニムジャケットに華やかなスカートを合わせた着こなしに挑戦していただきました」

當真「普段、自分では選ばない組み合わせだったのでとても新鮮でした」

熊谷「NHK大河ドラマ『どうする家康』の亀姫役も話題になりましたが、今は、ドラマ『最高の教師  私は1年後生徒に■された』での東風谷葵役として注目を集めている當真さん。学園ドラマだと同世代の役者さんが多いですよね?」

當真「学園ドラマが実は初めてなんです。生徒役だと、上が22歳で下が私より1つ年下の15歳までが集まっています。ですが演技に入っていると、みんな同じ制服を着ていることもあって年の差はあまり感じないですね」

熊谷「沖縄でスカウトされて芸能活動をスタート。現在は上京し、高校に通いながら女優として活躍している當真さんですが、元々女優というお仕事をしたかったのでしょうか?」

當真「最初は全く考えていませんでした。今の事務所に声をかけていただいて仕事をするようになってから、考えるようになりましたね」

熊谷「今、感じている女優のお仕事の魅力とは?」

當真「自分ではない誰かになれること。その人の人生を役の上で生きるというのが楽しいです。自分の人生では経験できないことも役として経験できることにやりがいを感じます」

熊谷「演技をするときのこだわりは?」

當真「いただいた役に対して自分との共通点を見つけて、そこから役への思いを広げていくようにしています。あとは、そのシーンにいる自分が違和感がないように、その世界観になじむようにということは常に意識しています」

熊谷「事前に役作りはしっかりされるほうですか?」

當真 「はい。台本に書かれていない、今までの人生で何があってこういう性格になったんだろう? とか、色々考えて役と向き合っています」

熊谷「現在放送中のドラマ『最高の教師』で當真さんが演じている東風谷葵はどのような人物だと思いますか?」

當真「すごく真面目で優等生。学年トップに常に入るくらいの頭のいい女の子なのに、なぜかD組に入れられたことに怒りというか憤りを感じていている役です」

熊谷「役柄的には、周りの学生役の皆さんと和気あいあいとはならなそうですね?」

當真「そうですね。そういった役なので、カメラが回っていないところでもあまり皆さんとは話さないようにしています。仲良くなってしまうと、それが演技にも出てしまうと思うので。ただ、同世代の皆さんがこんなふうに演技をしているんだ、というのを間近で見られるので、いつも現場は刺激的で撮影はとても楽しいです」

熊谷「6月に公開された映画『忌怪島』にも謎の少女・金城リン役で出演されています。この作品のジャンルはホラーですよね?」

當真「ホラーではあるのですが、メタバースという仮想空間と現実がつながると言う部分が新しいと思います。台本を読んでいても現実と仮想空間の境目がわからなくなってくるのがちょっとゾッとして怖くなるんです」

熊谷「僕的には一人で観に行けない作品ですね(笑)」

當真「メタバースで起こった出来事が現実に干渉してくるストーリーは、これから先のネットとの付き合い方も考えさせられる物語になっています」

熊谷「もしかして現実になると思うと、俄然(がぜん)興味が湧いてきます。撮影は奄美大島だったそうですね。僕は奄美に行った時にユタに占ってもらったりしたことがあって、思い入れのある場所でもあります」

當真「他の女優さんでユタに占ってもらったというお話をしていた人はいましたね。私は沖縄出身なので、海をそばに感じられるところが沖縄に似ているなと思い、地元に戻ったような感覚で過ごすことができました」

熊谷「この夏は、當真さんの出演作品が目白押しですね。色々チェックして夏を楽しもうと思います」

【ドラマ『最高の教師』で話題】16歳・當真あみが語る「演じることの楽しさは“自分ではない誰かになれること”」デニムジャケット¥63,800、Tシャツ¥9,900/共にDENHAM × WIND AND SEA(デンハム・ジャパン☎03-3496-1086、franky☎03-5708-5757)、ベレー帽¥14,300 WIND AND SEA(franky ☎03-5708-5757)、スカート¥39,600 アデリー(オフィス サプライズ☎03-6228-6477)、その他 スタイリスト私物

Profile/當真あみ(とうま・あみ)
2006年11月2日生まれ、沖縄県出身。2021年7月、リクルートのCMで芸能界デビュー。ドラマ『妻、小学生になる。』(22年)でドラマ初出演。現在公開中の映画『水は海に向かって流れる』、『忌怪島』に出演中。また、7月からスタートしたドラマ『最高の教師  1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ)に出演中。當真あみ公式Instagram:@ami_touma_

Profile/熊谷隆志(くまがい・たかし)
1994年スタイリストとして活動を開始。1998年フォトグラファーとしての活動もスタート。 広告・雑誌等で活動するかたわら、様々なファッションブランドのブランディングやショップ内装、植栽のディレクションなど、幅広い分野で活動。熊谷隆志公式Instagram@takashikumagai_official

撮影&スタイリング=熊谷隆志
ヘアメイク=井手真紗子

この記事を書いた人

佐藤玲美

佐藤玲美

東京在住のライター・エディター。『smart』『sweet』『steady.』『InRed』など、ウィメンズ、メンズを問わず様々なファッション誌やファッション関連のwebでライター&編集者として活動中。写真集やスタイルブック、料理本、恋愛心理、インテリア関連、メンタル&ヘルスケアなどの本の編集にも携わる。独身。ネコ好き。得意ジャンルはファッション、ビューティー、インテリア、サブカル、音楽、ペット、料理、お酒、カフェ、旅、暮らし、雑貨など。

Instagram:@remisatoh

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