【中村里帆と“ろいろい”サウナデート♡】サウナは8分、10分、12分と3セットで時間を伸ばすのがマイルール。大大大好きな“サ飯”はとあるスーパー銭湯の……

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サウナに魅了された人たちが、それぞれのサウナ愛を持ち寄るsmart Web連載【smart サウナ部】。本連載のナビゲーター（部長）は、“週8サウナ”を自負し、今をときめく人気女優やアーティストのスタイリングを手がけるスタイリストの有本祐輔さん。そんな有本さんをホストに、サウナ好きな女優さんと今話題のサウナに行く企画もスタートしています。第二回のゲストとして遊びに来てくれたのは、サウナに関して確固たるマイルールがあるという女優の中村里帆さん。有本部長が撮り下ろした、プライベート感満載の中村さんの写真とサウナ愛に溢れた対談をお届けします！

「秋の京都でのサウナ4軒はしごが最高すぎた」安い！渋い！エモい！最高の外気浴は京都競馬場にあり!?

東京・渋谷にある1916年創業の
銭湯＆サウナ「改良湯」に突撃！

今、サウナ旅で行きたい地方は青森県

中村里帆（以下、中村）　今日は呼んでいただけて嬉しいです！サウナ好きなんですけど、サウナの仕事が初めてなので。嬉しい、念願です。

有本祐輔（以下、有本）　こちらも嬉しいです。まずは、こだわりのサウナの入り方から聞いていきましょうか。

中村　こだわりは、1回目は8分、2回目は10分、3回目は12分。徐々に増やしていくのが好きです。

有本　12分はすごいね。中村さんが好きなレディアン・スパとかだとサウナ室の温度的にキツくない？

中村　レディアンは無理です（笑）。平均的な、銭湯のサウナとかだと3回目は12分です。ただ最近、サウナは2回までが身体にいいって聞いたんですよ。だから最近は、無理して入らないように2回で止めたりもしてますけど、元気なときは3回絶対入りますね。

有本　サウナ室に入った後、水風呂に入るときはどうしてる？

中村　私は身体をぬるま湯で流しますね。

有本　熱々のお湯で汗を流して、水風呂に飛び込むとめっちゃ気持ちいいよ。さらに気持ちよさが倍増。二段冷却っていって、ぬるま湯とかお水で汗を流しちゃうと、1回身体が冷えちゃうから、水風呂に入ったときの快感がちょっと減るの。だから、こういう銭湯とかだと俺は、サウナ室から出たら速攻お湯のところに行って、洗面器に熱いお湯をいっぱいに入れて汗を流して、水風呂に入る！

中村　サ室に入って、さらに熱いお湯をかけて自分を追い込むんですね（笑）。

有本　でもサ室で身体がアツアツだからさ、お風呂の40℃のお湯をかけてもあまり何も感じないんだよね。それで汗だけぱっと流して、水風呂に入るみたいな。

編集部　慣れてる人ほど、水風呂前に豪快にお湯を自分にかけて汗を流してますよね（笑）。

有本　確かに（笑）。そこはまわりの迷惑にならない範囲で（笑）。俺も結構洗面器でガバガバやっちゃうからさ。「隣のおじいちゃん、すいません」みたいな（笑）。でもさ、映画やドラマの撮影とかでいろいろと地方に行けるから、サウナが好きだと楽しみも増えるね。

中村　そうですね。サウナがメインの旅行に今年は行ってみたくて。どこか地方でおすすめはありますか？

有本　いやもう、北海道から沖縄までどこでもおすすめしますよ！逆に何県とかエリアを指定してもらったほうがおすすめしやすいかも。でも東北はあまり行ったことがないかな。

中村　青森とかでいいサウナないですかね？青森に来月行こうかなと思って。

有本　青森はあそこがあるじゃん、十和田湖！

中村　ちょっと携帯持ってきてもいいですか？（笑）。メモしながらお話を聞きたい（笑）。

有本　行きたいところは多いんだけど、東北が意外と未開拓で。ただ「十和田サウナ」は行ってみたい！

中村　（スマホで調べながら）すごい！森の中にポツンとあるんですね。

有本　そうそう。俺も行けてないからなんとも言えないんだけど、「十和田サウナ」はいいらしいんだよね。

編集部　行きたいサウナはどうやって見つけたり、管理してるんですか？アプリの「サウナイキタイ」とかだと「イキタイ」リストを管理できたりしますよね。

有本　「サウナイキタイ」も見るし、新しい情報はTwitterとかで見つけたりしてるかな。東京って特に、新しいサウナがボンボンできてるから、追っかけられないんだよね。ちょっとキリがないから東京のサウナはそこまで追っかけてなくて、地方のほうが行きたいサウナは溜まっていくかな。

中村　九州とか？私も（佐賀県武雄市にある）「らかんの湯」とか行ってみたいんですよ～。　

有本　九州はいいサウナがめちゃくちゃいっぱいある。「らかんの湯」もいいよ。あと九州だと、熊本の水がめちゃくちゃいい。

中村　へぇ！確かにそういうイメージがあるかも。

有本　色々な水風呂に入っていくとね、もう水が全然違う。

中村　そう言いますよね！その違いを感じてみたくて。富山で以前感動したのが、水風呂の水が飲める……。

有本　富山の「スパ・アルプス」だ！「アルプス」最高じゃん。「アルプス」は、女湯がどうなってるかは分からないけど、滑り台から水風呂に入るんだよね。

中村　えぇ、ずるい！（笑）。女湯にはなかったです（笑）。みんなどういうふうにやるんですか？みんながみんな滑り台を滑ってるんですか？

有本　やってる人とやってない人がいる（笑）。

中村　ハハハ（笑）。一人で入ってたら、その滑り台を滑るのも結構勇気がいりますね。

有本　そうなんだよ（笑）。富山も水美味しいよね。

中村　美味しいです。

有本　山梨もね、美味しいし、富士山周辺も水がいいところが多いよ。話が戻るけど、九州は水がやわらかい！阿蘇山とかもあるし、とにかく軟水。

中村　軟水とか分かるんですね。まだその域に達してない……。

有本　全然違うよ。水風呂に入っても、身体に水がぐんぐん入ってくる感じもあるし。地方に気になるサウナが多いなら、これから旅行とか地方での撮影とかが楽しみだね。ちなみに水風呂はシングル（一けた台の水温の水風呂）とか入れるの？

中村　入ったことはあります。

有本　レディアンスパの女性用サウナって、9℃とかだっけ？

中村　いやいや、確か13℃とかです。でも以前富山で3カ月ぐらい撮影があって、よく通っていたサウナで、1週間だけ水風呂が8℃というキャンペーンをやっていて。あれは結構痛かったですね（笑）。

有本　そのくらいだと痛いよね。

中村　しかもそこはサウナ室の温度もそんなに高いわけじゃなかったから、結構拷問でした（笑）。そこまで寒いと、ととのわないんだって（笑）。

有本　水風呂が8℃だったら、やっぱりサ室内の温度は100℃は欲しいよね。

中村　そうですね（笑）。ただサ室の100℃は100℃で、入ってるともはや痛いところもあるじゃないですか？

有本　あるね（笑）。ちなみにミストサウナとかも好き？俺はミストも好きで、むしろサウナなら何でも好きで。

中村　ミストは私、あんまり入ったことがないです。

有本　汗かくのが好きだから、酵素風呂も好きだし。

中村　酵素風呂！さっきちらっと聞いて気になってました。すごく汗が出るんですよね？

有本　酵素風呂の汗の出方って、サウナとはちょっと違って、酵素風呂入った後はシャワーで砂を流すんだけど、そっからね、30分ぐらい汗が止まらないの。身体の芯まで温まる感じ。

中村　それでいうと、サウナは熱くなるのも表面的ですもんね。

有本　そうそう。でも酵素風呂は身体の奥まであったまる感じがあるから、ずっとカッカッカしてて、シャワーを浴びても汗だくみたいな。

中村　へぇ！私はすごく冷え性なので、冷え性を改善するためにもサウナに行きだしたんですけど、サウナは確かに温まるけど、割と外に出たら、時間も経たないうちに冷えちゃったりしますもんね。

有本　冷え性は末端冷え性？

中村　末端なんです。

有本　末端かぁ。末端冷え性の人におすすめの水風呂の入り方があって、手先と足先はあまり水風呂につけないほうがいいよ。手先だけ水風呂につけないとかでもいいけど。実は俺も冷え性なのね。今の時季はいいけど、冬場は俺も手先と足先は水風呂につけない。手先を出すのは簡単じゃん。足先は水風呂の縁に足をのせたり、工夫してるよ。

中村　その恰好はシュールですね（笑）。冷え性だと、外気浴してるときも手足が寒くなって、やめちゃったりします。

有本　そもそも水風呂での冷やしすぎも良くないけどね。

中村　でもサウナに入るようになって、だいぶ代謝がよくなりました。ごはんを食べてるだけで汗が止まらなくなったりするくらい（笑）。

有本　俺は辛いものが大好きなんだけど、食べてると汗が止まらないから、周りの人に変な人だと思われちゃう（笑）。（中村さんの所属事務所の）アミューズ前のマーラータンにもよく行くんだけど、あそこの“3辛”を最近食べに行くとさ、もう滝汗で器に汗が入っちゃうくらい（笑）。

中村　汗入りのマーラータン（笑）。でもあそこのマーラータンは最近行列もできるくらい人気ですよね。

有本　中村さんは好きなサ飯とかはあるんですか？

中村　ざるそば！ざるそばに天ぷらつけて。それとビール。

有本　ざるそばがサ飯は珍しいね（笑）。お酒も好きなんですね。

中村　お酒は絶対飲みます。普段は酔いにくい体質なんですけど、サウナに入った後だと酔いがよく回るというか、ふわふわした感覚になりますね。有本さんは何をサ飯に食べることが多いんですか？

有本　サウナは男たちで行くことが多いから、餃子とか街中華に行くことが多いかな。銭湯のサウナに入った後に男3人とかで、中華料理屋で餃子と瓶ビール。あとは焼鳥も多いかな。俺はしょっぱいものが食べたくなるんだよね。身体が塩分を欲するというか。

編集部　中村さんがよく行くとおっしゃっていた「湯けむりの庄」もご飯が美味しいですよね。

中村　美味しいです！湯豆腐とかも美味しかった。

編集部　スーパー銭湯とかって、ご飯処がちゃんとしてるところが多いですよね。お客さんに選ばれるためにも重要なんでしょうね。

有本　「湯けむりの庄」はちゃんとしてるよね。

中村　あとサ飯が美味しい施設は「（朝日湯源泉）ゆいる」。

有本　「ゆいる」ね！あそこは……川崎にあるんだよね。

中村　「ゆいる」は「ぷりぷりホルモンのつけ蕎麦」がめちゃ美味しい！

有本　ハハハ、わかる（笑）。すごいね、わざわざ「ゆいる」まで行くんだね。

中村　むしろ「ホルモン蕎麦」を食べるために行ってるくらい（笑）。「ゆいる」はサウナもよくて、『サウナシュラン2022』にも選ばれましたよね。

有本　「ゆいる」は川崎駅からバスでちょっと行ったところにあるんだけど、川崎らへんも結構いいサウナが多くて。「ゆいる」もそうだし、“ユー鶴”こと「（ヨコヤマ・）ユーランド鶴見」もいいよ。ユー鶴はおじいちゃん、おばあちゃんの憩いの場なんだけど、結構渋くて。俺結構レトロで渋いところが好きで、最近できたばかりの新しいところももちろんいいんだけど。

中村　わかります。有本さんの“ホームサウナ”はどこになるんですか？

有本　おうちが代々木上原だから、「大黒湯」という銭湯かな。ほかには「観音湯」っていう銭湯とか。銭湯ばっかりだな（笑）。

中村　なんで銭湯のほうがいいんですか？

有本　エモいから（笑）。エモいし安いし、銭湯ってさ、俺が勝手に思ってるんだけど、結構勉強になるのよ。桶とか色々なものをみんなで共有するじゃん。例えばさ、お風呂に入る前に身体を洗う、それの意味みたいな。みんなで使うから、清潔にしておかないといけないとかさ。元々あった場所に洗面器と椅子を戻すとか。そういうことを学べる社会勉強の場という側面も、銭湯にはあると思っていて。たまにさ、銭湯とかだとさ、おじいちゃんが背中に届かなくて洗えないとかってときに、隣の知らないおじさんが「洗ってあげるよ！」とか言いながら洗ってあげてたり、そういう光景も好き。

中村　へぇ！東京でもそんな光景があるんですね。

有本　全然あるよ！だからそういうのも面白いし。

中村　あと銭湯には“主（ぬし）”がいるイメージです（笑）。

有本　場所によってはいるね（笑）。銭湯とかだと、30年間毎日ここで風呂入ってます、みたいな人もいるからね。お店の人以上にお店のことを知ってますという人もいたりする。

中村　銭湯だと、脱衣所の髪を乾かすエリアとかも、スペースが限られてるじゃないですか。そのへんは結構気になっちゃうかも。

有本　施設によるからね。でもここ（改良湯）はいいドライヤーを使ってるね！『ReFa（リファ）』のドライヤー。それでいて、20円で3分と銭湯らしいのもいいですね。たまにさ、「このドライヤーは一生髪が乾かないんじゃないか？」っていうドライヤーを置いてるサウナもあるよね（笑）。

中村　わかります（笑）。あとたまに、昔のプールにあったような、上から風が出てくるドライヤーを置いている施設もあるじゃないですか。あれやってみたいんですよね。