【中村里帆と“ろいろい”サウナデート♡】サウナは8分、10分、12分と3セットで時間を伸ばすのがマイルール。大大大好きな“サ飯”はとあるスーパー銭湯の……

有本　懐かしいやつね（笑）。最近面白かったのがさ、上野のサウナに行ったときに、サウナに入った後は身体と髪の毛が濡れてるじゃん。その状態で「この台に乗ってください」って誘導されて、ブーンって強い振動で水を落とすっていうのがあって。乾き切るというか、ついてる水を下に落とすっていう感じだったけど（笑）。

中村　面白いけど、乗ってるところを見られたくない（笑）。有本さんのサウナ歴はどれくらいなんですか？

有本　俺、結構長くて、5-6年かな？　

中村　サウナブームの前からなんですね。

有本　全然前。その当時なんて、サウナに行っても誰もいなかったから。

中村　ですよね。今や男性用のサウナだと絶対に並んでるイメージがあります。サウナも流行ってきてますけど、でもまだやっぱり男性専用とかが多かったりして、もうちょっと女性が入れるサウナも増やしてほしいなって思います。最近は赤坂にも新しくて人気のサウナができましたよね？

有本　赤坂のは「サウナ東京」だね。最近赤坂には2個ぐらい新しいサウナができて、片方は男性専用で、もう一つは男性・女性両方いけるところだね。アミューズの近くにも新しくできたもんね？

中村　「SAUNAS（サウナス）」ですね。まだ行けていないんですよね。事務所の近くなので、何か気になっちゃって（笑）。マネージャーさんとばったり会ったりもしちゃいそう（笑）。でも「サウナス」はサウナの種類が結構多いんですよね。

有本　「サウナス」と「サウナ東京」はサウナ界の東京ディズニーランドだね。もはやアミューズメントパーク。話が変わるけど、中村さんは運動はするの？

中村　最近ヨガを始めました。ホットヨガ。サウナに行き始めてすごく代謝がよくなったので、ヨガも始めようと思って。

有本　サウナに運動をミックスすると、めちゃくちゃいいよ。俺は元々80キロくらいあってパンパンだったの。それでサウナ痩せというか、代謝がよくなったのもあって、そこにウォーキングとかランニングとか運動を入れると、汗をかくからすぐに体重が落ちるようになって。

中村　それは5年間かけてそれくらい痩せたんですか？

有本　5年もかからなかった。3年くらいかな。サウナに行き始めて1-2年で代謝がよくなって、運動して、そっちでも汗をかいて。基本的にサウナでは痩せないから、なんならサウナだけだと太ると思ってて。サウナに入るとめっちゃお腹が空くから、その分めっちゃご飯を食べちゃうし、お酒も飲んじゃうし（笑）。だからサウナ×運動を推奨します。ジムでちょっとトレーニングして汗をかいた後に、サウナに入る。そういう意味ではサウナがついてるジムはいいよ。コスパもいいし。

中村　憧れなんです～。新宿の「パーク ハイアット 東京」はきれいなサウナ併設のジムがあるんですが、ご存知ですか？

有本　知ってる！すごくお洒落なやつでしょ？あれって宿泊者限定じゃなかったっけ？

中村　いえ、ジムとサウナは宿泊してなくても入れます。私はチケットをいただいたことがあって1、2回行ったことがあるんですけど、サウナもよかったですし。

有本　本当？行ってみたいわ～。ただ永遠に行けないと思う（笑）。

中村　プールもあって、あとフルーツも出てくるんですよ！プールで泳いでたら、バナナとオレンジと、みたいな。将来の夢は、あそこに入会できるようになることです。

編集部　ぜひその夢を叶えていただきたいです！中村さんは、今回のようにサウナについて話すインタビューはこれまであまりなかったですか？

中村　そうですね。あまりサウナが好きというのも言ってなかったので。だからなんかサウナの仕事がうらやましいっていうか、連載とか、あと「サウナイキタイ」のポスターとかもすごいお洒落じゃないですか。結構今だとサウナブランドもいっぱいできてきたり。

有本　そうだね、ファッションとサウナの親和性は高くなってきてるから。サウナって昔はおじさんのものだったけど、今やもう全然そんなことないし。

中村　いいトレンドだと思います。私はもっと地方の温泉とサウナを開拓していきたいなって。

有本　直接行ってみて、そこでね、また食べ物との出会いもあるし、このサウナを出た後に何を食べようかって調べるのも楽しいし。

中村　サウナがメインの大人な旅行を企画したいです。

有本　やっぱり“サ旅（サウナ旅）”は北海道だね。

中村　今までで一番感動したサウナってどこですか？

有本　どこだろう、一番……。ついこの間、北海道の釧路にサ旅に行ってきて、「ギークサウナ」っていう、釧路駅から電車でまたさらに40分ぐらいいったところにあるサウナなんだけど。サウナに入って水風呂に入って、外気浴をしてたら、目の前をさ、蝦夷鹿（えぞじか）が歩いてたの。

中村　えぇ～！　

有本　本物の蝦夷鹿が目の前を歩いてたの。釧路湿原っていう湿原地帯だから開放感もすごいの。

中村　釧路だったら、これからの夏とかも良さそうですね。

有本　そうだね。これからの時季も涼しくて気持ちいいと思うし。あとこれからの夏時季は、茅ヶ崎の「8ホテル」とかもいいかも。プールもおっきいんですよ。

中村　「8ホテル」行きたいんですよ～！今、すごい人気じゃないですか。

有本　あと夏だと、smartサウナ部の記事でも紹介したけど、沖縄・那覇の「ホテル・アンドルームス那覇ポート」もおすすめ。そこも水風呂がプール。サウナしてプールに飛び込む。

中村　海外のサウナとかも行かれてるんですか？

有本　海外ね、本場のフィンランドはまだ行ったことがなくて、フランスと……。

中村　フランスにサウナってあるんですね！

有本　あるある。ヨーロッパのサウナは水風呂がなくて、サウナに入ったらシャワーを浴びてっていう感じ。フィンランドは逆に池に飛び込むの。日本だけだね、水風呂っていう文化は。

中村　韓国にもサウナはあるって聞きました。

有本　もちろん！だって、チムジルバン（韓国にある温浴施設の一種）とか有名だよね。他にもヨモギ蒸しとかさ。

中村　ヨモギ蒸しも気になってるんです。

有本　酵素浴に入ったことがないなら、ぜひトライしてみてほしいな。酵素浴はマジで気持ちいいから。

中村　酵素浴はどこに行くんですか？

有本　俺が一番好きなのは、京都に「京の酵素浴」っていうところがあるんだけど、めちゃめちゃ良くて。ただ1回入ったら、2日ぐらいぬか漬けの匂いがとれないんだけど（笑）。

中村　（スマホでHPを見ながら）すごい！なんか本格的ですね。よくあるお洒落系という感じじゃなくて。

有本　棺桶みたいなのがいくつか並んでて。お肌もツルツルするし最高。しかも京都の酵素浴はめっちゃ安い。1500円すごいなとか、サウナとそこまで料金が変わらない。ただ東京の酵素浴になると、7-8000円したりするね。京都には根付いているけど、東京はまだそうじゃない。

中村　サウナと何が違うんですか？入った後の感覚的に。

有本　汗の量。サウナって水風呂入って外気浴で休憩しちゃうとさ、そんな汗が止まらないってことはないじゃん。本当に酵素浴は汗が止まらなくてヤバい。酵素浴はアツアツの土の中に入るから、10分ぐらいしか入れないの。1セットのみ。

中村　入ってみたい！

有本　ぜひ！最後に、サウナ好きの中村さんはサウナにまだ入ったことがない人にはどうやってサウナを勧めますか？

中村　私は最初は冷え性改善のためとか、あと普段全然汗をかかないから、汗をかく場所が欲しいと思ってサウナに通うようになったんですけど、最近はすごく集中力を鍛えられる場所だなって思うようになりました。日常を生きてると、頭の中はいろいろな考えごとでいっぱいになっちゃって、いろんなところに注意力が分散しちゃって。サウナ室って、テレビがないところだと特に、頭の中がからっぽになるんですよ。だから瞑想とかをサウナでよくやってるんですけど。

有本　そういうことができる時間って大事だよね。

中村　サウナに入るようになって、精神的にすごく安定するようになったというか、梅雨時とかは気圧が低い日も多かったりして、メンタルが揺らぐことも多い時季だと思うんですけど、サウナに入ってるとそういうのにも左右されにくくなりました。

編集部　心身ともにフラットな状態に戻せる場所みたいな感じですかね。

中村　そうですね。サウナに入ると頭の中をリセットできる。

有本　俺もね、やっぱり携帯をついつい触りがちだから、サウナに入ってる1時間は携帯から逃げられる時間。ロッカーに入れてる1時間はサウナを触らずに済むみたいな安心感があるかな。あと、悩み事とか、例えば「スタイリングでどっちの洋服を合わせよう？」とか悩んでるときに、サウナ室で考え抜いて、水風呂で決断するというのはよくやるかな。サウナ室で暑い中、「どうしよう、どうしよう、どうしよう」と散々悩んで、水風呂にザバーっと入って、あっちにしよう！みたいな（笑）。

中村　ハハハ（笑）。水風呂の中は冷たいから、感覚も冴えてますよね。私もお芝居のこととかで悩んだら、とりあえずサウナに行って考えようみたいな習慣はあります。

有本　これメソッドになりそうだね（笑）。サ室内で8分間で悩み続けて考えて、水風呂で決断する。

編集部　有本部長にそんな流儀があったとは知りませんでした（笑）。今日は「改良湯」での撮影でしたが、普段から来ている中村さんから見て「改良湯」の魅力はどんなところにありますか？

中村　このちょっと暗めの照明が落ち着きますよね。水族館みたいですごくワクワクもするし、私はサウナも暗いほうが好きなので落ち着きます。あと、水風呂がすごく冷たいのもいいですし、水風呂の香りも日替わりでいろいろな香りも楽しめます。水風呂に香りがついてる施設も珍しいですよね。あと『リファ』のドライヤーもポイントが高いです！銭湯で「リファ」を使えるところもなかなかないですよ。あと脱衣所内の休憩スペースも、扇風機の真下の椅子をとれたら、特に涼しくて最高に気持ちいいです！これからの時季は外気浴も暑いので、「改良湯」の“扇風機浴”にお世話になるケースも多くなりそうです。

有本＆編集部　今日はありがとうございました！

（了）

“ろいろい”は土佐弁で「ぶらぶら」という意味。
中村里帆 PHOTOガイドブック『ろいろい高知旅』
発売中！

高知県出身の中村里帆が、住んでいたときには見えていなかった“地元高知”の魅力を、20代ならではの自らの目線でセレクト。カメラマンには自身初となるカレンダーでもタッグを組み、“その瞬間”を閉じこめたような写真が魅力の写真家・映像作家である増田彩来を迎え、中村が感じた高知の空気が写真から伝わってくる内容となっている。「高知といえば」な観光地をはじめ、Z世代向けの可愛くて映える「カフェ」や神秘の洞窟・伊尾木洞（いおきどう）、ギャラリーも併設された土佐市にあるもりたうつわ製作所での陶芸体験といった「アクティビティ」など、リアルな体験を通して余すことなく高知の魅力を紹介し、「どこも全力でオススメしたいスポットしか載せていません！」と中村もコメントを寄せている。タイトルにある『ろいろい』は、高知弁で『ぶらぶら』を意味しており、是非今回紹介する高知のスポットを『ろいろい』してほしいという想いが込められています。
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モデル＝中村里帆
写真＝有本祐輔（7回の裏）
ヘアメイク＝伏屋陽子（ESPER）
文＝熊谷洋平

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