【激レアな「日産フェアレディZ Version ST」試乗レポート】注文一時停止中の一台! モダンテクノロジー×レトロデザインの見事な融合に感動しまくり
執筆者: ライター/本間 新
最近では若者たちがクルマを敬遠しがちな傾向があると言われていますが、現代には数多くの素晴らしいクルマが存在しています。しかし、それを知らずに「最近のクルマはつまらない」という先入観を持ってしまうのはもったいない! そこで、このコーナーでは最新のクルマを積極的に紹介していきます!
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このコーナーでは、クルマ好きの私、ライター本間が実際に試乗してみたいと思うクルマをご紹介。普段は年間数百足ものスニーカーのレビュー記事を執筆している私ですが、趣味はモダンマッスルカーに乗ることです。ただのクルマ好きで、オフの日にはついつい大黒PAに行っちゃうことも。私が独断と偏見でレポートしますので、あらかじめご了承ください!
今回お試ししたおクルマがこちら! 「日産フェアレディZ Version ST」! 1969年に初代の「S30型」が登場し、今作が7代目となります。ちなみに初代は日本を代表するクルマ漫画&アニメとして知られる「湾岸ミッドナイト」で、主人公「朝倉アキオ」が操る通称“悪魔のZ”として登場し、当時の多くの若者を釘付けにしました。当時ガキンチョだったワタクシも漫画を読んで憧れましたね~。
今は違ったジャンルのクルマにハマっていますが、7代目フェアレディZに関しては別物! 7代目のデザインをメディアで初めて目にした時、思わず“これはまるで、悪魔のZじゃね~か! ”と興奮しました。“大黒PAで実物が見たいな~”と思っていたら、発売間も無くも、注文の一時停止! 世界的な半導体不足や新型コロナウイルス感染拡大影響による物流の停滞といった事情もあるし、仕方ないっスよね。それにしても2023年6月時点では、一般道では全然見かけることはできません。マジで、一回もお目にかかっていません。どうしても実際に見てみたい! 運転してみたい! ってことで、新型フェアレディZの取材と相成りました!
まずはこのロングノーズ&ショートデッキと言うデザインに要注目です。正に初代を彷彿とさせる、 アメ車的なデザインに惹かれますね~。
そして、この流れるような背中の滑らかなシルエットが、イイですね~。そしてルーフ部分の付け根からバックドアをガバッと開けば中にはラゲッジスペースが確保されています。このガバッと感が、2ドアクーペらしさを強調していますね。
シグネチャーLEDポジションランプは。初代フェアレディZのレンズカバーの反射で浮かび上がるアイラインをモチーフに、均一な面発光で美しく光る最新技術を採用しています。美くし~!
そして見てください、このセクシーな後ろ姿! 先進技術を融合した縦積みの2重リングテールランプと言うモダンテクノロジーと、レトロなデザインが見事に融合しています。
エンジンは6代目が3.7ℓ自然吸気V6エンジンだったのに対して、新型は3.0ℓV6ツインターボエンジンを搭載しています。こちらは排気量を落としながらもターボチェージャーによって馬力を追求した、いわゆる“ダウンサイジングターボ・エンジン”と呼ばれる物。400馬力オーバーの出力を6400rpmという高回転域で発揮します!
シフトレバーの脇にはドライブモードの切り替えスイッチが配されていて、スタンダード&スポーツを切り替えられます。スポーツモードに切り替えると同時に、メーターの表示も変化。スピードメーターの中央に「SPORT」が表示されています。
スタンダードだと滑らかな加速ですが、スポーツに切り替えると加速感が断然に鋭くなり、400馬力オーバーの力強さを感じられます。約1.6トンの車重とは思えないほどの軽快さにビックリしましたね! 正に刺激的な加速と言っても過言じゃありませんね!
フェアレディZと言えば、ダッシュボードに置かれたアナログ3連メーター。7代目にはターボエンジンを搭載していて、左から電圧計、ターボ回転計、タービンにかかる過給圧を示すブースト計と並びます。走行中にターボの状態を把握でき、一体感のある発進加速や追い越し加速が楽しめめちゃう。マジでカッコ良す!
コックピットのモダンで機能的なインテリアデザインがまたイイ! シートはNISMOがレースで培ったノウハウにより、身体の接触面積を広く取り、素材を厳選することで上半身のぶれを抑制。高い横Gがかかる走りのシーンでもしっかり姿勢を維持する一方で、タイト感を減少しています。ちなみにこちらのレッド/本革・スエード調ファブリックコンビシートはフェアレディZ「Version ST」「Version T」のみの仕様となります。
いや~、マジでカッコイイ! 試乗中でも実際にかなり熱い視線を集めていましたね。まさか現行の国産車でここまで注目を浴びるクルマって、他には無いのでは? 現代のテクノロジーとクラシックが見事に共存した、正に日産の力作と言えますね! 自身ではモダンマッスルカーに乗るワタクシとしましては、新型フェアレディZはドンズバの好み! しかも悪魔のZを彷彿とさせるこのカラー。ヤバイ、欲しい♡
日産フェアレディZ Version T
メーカー希望小売価格¥6,462,500(消費税10%込)
エンジン:3.0L VR30DDTT Twin Turbo V6 エンジン
駆動:AWD
詳細は日産HPまで。
写真=田中利幸
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この記事を書いた人
スニーカーとアメ車、CODを愛するエディター/ライター。年間約500足のスニーカーを取材し、約400本のスニーカー記事を執筆。
Instagram:@homart01
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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