【プロカメラマンも太鼓判】世界初!完全セパレートジンバルカメラ「Feiyu Pocket 3 」で手軽にブレない滑らかな映像を
執筆者: フォトグラファー/田中利幸
スマートフォンで動画撮影することが当たり前になって久しいです。スマートフォンの手ブレ補正機能もすごく進化していて、簡単にブレの少ない映像が撮影できるようにはなっています。それでも、専用のジンバルカメラを使用した浮遊感のある映像は、スマートフォンとはまた違った魅力があります。
連載「色々使ってみなくちゃ気が済まない フォトグラファー田中利幸のガジェット“ガチ”レビュー」の第16回は、作り手や担い手の想いを知り、応援の気持ちを込めた購入体験ができるサービス「Makuake(マクアケ)」でプロジェクト掲載中の小型軽量なジンバルカメラ「Feiyu Pocket 3」を実機レビューしたいと思います。
目次
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カメラとハンドル部分が完全に分離できる
ジンバルカメラ「Feiyu Pocket 3」
「Feiyu Pocket 2S」はカメラと本体の分離が可能という画期的なジンバルカメラでしたが、カメラと本体は有線で接続されていました。今回、新たに発売されるFeiyu Pocket 3 はケーブルの接続からも解き放たれて、完全なワイヤレスでカメラ部分とハンドル部分が分離可能です。そのため、カメラ部分単体でも使用可能となり、それぞれが別のパッケージに販売されます。
単体でも使用可能なカメラ部分
カメラのパッケージにはカメラ本体、アクセサリ接続用のプレート、ミニ三脚、充電用のケーブルなどが入っています。
カメラ部分は、サイドにマイクロSDを挿入できます。マイクロSDの挿入口にはカバーなどがないので、水や埃には気をつけたほうが良さそうです。小さいモニターで設定などを確認でき、3つある物理ボタンで撮影などの操作が可能です。カメラ単体でも撮影可能ですが、撮影している映像を確認することは出来ないので、別途専用アプリを入れたスマートフォンと接続して、それをモニターとして使用します。
三脚用の1/4インチネジ穴が開いたアタッチメントと組み合わせることで、カメラ本体を付属のミニ三脚で自立させることができます。
この状態で、約158gと軽量なので、手持ちのジンバルカメラとして使用する場合も軽快に撮影できます。
カメラ部分のみの場合は約86gです。
カメラ部分は軽量で、裏側に強力な磁石が内蔵されているので、金属に貼り付けて固定可能です。今までカメラの設置が難しかった場所にも手軽にカメラを固定できるので、アイデア次第で新しい映像表現ができそうです。
ハンドルと組み合わせることでより快適に撮影可能
ハンドルのパッケージには、ハンドル本体と充電用のUSBケーブルなどが入っています。
ハンドルには、カメラの向きを操作するためのジョイスティックや、物理ボタン、ズームスイッチがついているので、片手で簡単に色々な操作が可能です。
ハンドル上部のUSB-C端子と、カメラ部分を接続して使用します。
カメラとハンドルを接続している状態では、どちらかの電源をONにすると、両方が起動します、バッテリーも共有されるようです。
一度カメラとハンドルを接続すれば、セパレートした状態でも、両方の電源をONにすると、カメラとハンドルは自動的に接続されます。分離した状態でも、ハンドルからの操作や表示される映像には、ほとんど遅延がなく快適です。
ハンドルの液晶はタッチパネルになっていて、設定などさまざな操作が可能です。ただ、ハンドルの液晶画面は小さく、タッチパネルの感度がやや悪いのも相まって、操作性は快適とは言い切れません。普通に撮影する分には、ハンドルの操作で十分使いやすいのですが、プロモードを使用して複雑な設定をするときなどは、スマートフォンと接続して操作したほうが快適です。
スマートフォンとの接続中は、ハンドルの液晶は接続中の表示のみになります。設定はスマートフォンで操作したほうが快適なのですが、撮影のときはコンパクトな本体のみの方が便利な場面も多いです。その都度スマートフォンとの接続を切らなければいけなかったので、スマートフォン接続中もハンドルの画面も使用可能だとより便利に使用可能なのにと思いました。
ジンバルに定評のあるFeiyuらしく
ジンバルの安定感が高い
Feiyu Pocket 3 を使用して実際に色々と撮影してみました。手持ちで歩きながら撮影してみたりしましたが、ジンバルの安定感が高く、手軽にブレのない滑らかな映像が撮影可能です。モーションラプス機能を使用したときは、上下・左右の動きは安定していましたが、斜め移動ではややカクつく場面もありました。車載カメラとして、ダッシュボード上に設置してみましたが、走行する車でもジンバルの安定感は高いです。
安定感のあるジンバルなので、Feiyu Pocket 3 単体で快適かつ手軽にハイパーラプスやモーションラプスが撮影できます。4K/60fpsの高画質映像が手軽に撮影でき、夜間もややノイズ感はありますが、キレイな映像が撮影可能です。
多機能ながら初心者でも簡単に扱える
手軽な小型ジンバルカメラ
作例は露出の設定などは、ほとんどカメラまかせのオートで撮影しています。難しい設定の必要なく、簡単にきれいな映像が撮影できます。PROモードでより細かい設定が可能であったりと、手軽に使えつつ多機能な面も持ち合わせているので、幅広いレベルのユーザーが満足できるカメラとなっています。スマートフォンの手ブレ補正とは一味違う、本格的な3軸ジンバルの浮遊感ある撮影感覚は、一度体験するとやみつきになること間違えなしです。
フェイストラッキング機能や、ワンタッチでカメラを自分の側に向けられる自撮りモード、肌を自然に美しく見せてくれるビューティーモードなども備わっているのと、カメラ単体だとかなり小型で街中でも目立ちにくいので、Vlogなどの用途にもぴったりです。
完全セパレートの良さはまだまだ使いこなせていませんが、アイデア次第で様々な表現ができそうな「Feiyu Pocket 3」はMakuakeでプロジェクト実施中です。
Makuakeのプロジェクトページはこちら。
※応援購入は2023年5月19日18時まで。詳細は上記リンクのプロジェクトページからご確認下さい。
写真・文=田中利幸
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この記事を書いた人
雑誌・WEB など、人物撮影から物撮りまで幅広く活躍中 。高校時代に PC にハマり、独学でプログラミングを学び簡単なゲームなどのプログラミングをしていた。 仕事での撮影や PC 作業など“効率よく快適に”をモットーに、最高に快適な環境を作るべく、機材やガジェットを日夜探し求めている 。趣味で機材・ガジェットなどの買ったものをレビューするブログ「Tanaka Blog」を運営。
Instagram:@toshiyuki_tanaka_photographer
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