太宰治×チェット・ベイカー、宮沢賢治×ビル・エヴァンスなど、本と音楽は組み合わせで楽しむ | ファッションモデルRICOの好きなもの
執筆者: モデル事務所 /STANFORD(スタンフォード)
普段は知ることができない、ファッションモデルのパーソナリティに迫りたい!との思いから始まったこの連載、題して『ファッションモデルの好きなもの』。注目の精鋭モデルが集まるモデル事務所STANFORDとともにお送りします。
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前回のTHEOさんからのバトンを受けた第65回のモデルはRICO(リコウ)さんです。
RICOの好きなもの
①ジャズ
まずはとにかくジャズが好き!
好きなことはたくさんあるけど、ジャズとファッションが生活の指標。
幼い頃はよく両親が色んなジャズコンサートに連れて行ってくれて、そこに流れる音と時間が痛快で大好きだった。
気づけばジャズは生活に溶け込んでいて、今では自分の一部のように感じている。
普段セッションやライブをやっていて、たまに「自由だ!どこまでも行ける!」と感じる瞬間があって、それのために毎週7日間を生きている気すらする。大袈裟(おおげさ)かもしれないけど。
ファッションもジャズと密接なトラッドやアイビー、ブリティッシュなノリが好みで、いつもそれをベースに自分のスタイルを模索している。
とにかくジャズを中心に回る生活が俺は好き。
RICOの好きなもの
②本
本、特に小説や詩が好き!
作家だと石川啄木(たくぼく)の詩集が好き。彼の詩を読んでいると、故郷の香りを感じるような気がして、実家の猫が恋しくなるとたまらず彼の詩集を読み返している。
本屋の前を通ると、ついつい本の匂いに釣られて入店する。
そこで表紙の気になる本を見つけると試し読みはせず、表紙買いしてみたりする。そのうち3分の2はハズレを引く……(笑)。
だけどそれが案外楽しくて、たまに楽しむ趣味になっている。
季節ごとに読みたい本、聴きたい音楽がある。みんなもそうかもしれないけど、梅雨になるとチェット・ベイカーを聴きながら太宰治を読むし、夏になるとビル・エヴァンスと宮沢賢治、冬はジェリー・マリガンと中原中也みたいな感じで本と音楽の組み合わせを楽しむ。そういう“お決まり”が四季ごとに宿ると、それを楽しみに季節の変わり目を乗り切れる。
そして昔から、本を読んでいるとよく猫が寄ってきてくれた。かわいい。今は会えないけど、本を読むたびに思い出す。
RICOの好きなもの
③料理とお菓子作り
美味しいものをお腹いっぱい食べたいときは自分で作る!
普段は有り合わせで適当に……っておざなりな料理ばかりを作るけど、気力が湧くと食べたいものをギリギリ食べ切れる量を作ってお腹いっぱい食べる。その時間が幸せ。
とは言っても難しいものは作れないから、お菓子はオーブンで簡単に作れるチーズケーキやティラミス、そこまでの気力がない日はフレンチトーストなどを作って満足する!
今日はこの記事を仕上げたら、トマトベースのパスタソースを作ろうとお腹を鳴らしている。
RICOの好きなもの
④撮影
休日は友達のTHEO(テオ)やリンさんと一緒に、お茶と撮影に行ったりする。
道楽で励む撮影はいつもより少しだけ自由で、自分の表現やスタイル、やりたいことを再認識できるし、撮影後はみんなで美味しいお茶を飲んで羽を伸ばす。
そういう仕事を離れた日常の撮影が好きで、帰路につくと決まって明日に先立つやる気が湧く!
次はもっと先へ!という前に進む原動力を育むためにも必要な時間。
好きなことをテーマに、色々思いを巡らせるのも楽しいですね。ということで、次はKevinさんにお繋ぎします!
写真・文=RICO
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この記事を書いた人
2018年設立。立ち上げ当初より個性の際立ったモデルたちが次々と加入。カルチャー色の強いモデルが多く在籍しており、ファッション、音楽、アート、食など、モデル業のみならず、そのライフスタイルも注目の的に。日本のみならずアジア、ヨーロッパなど海外で活躍するモデルも多く、現在飛ぶ鳥を落とす勢いでファッションシーンを席巻中!
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