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【4代目バチェラー黄皓×秋倉諒子】 ビジネスカップルとは言わせない。“月と太陽”の二人、その深い絆の秘訣とは

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恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』シーズン4で誕生した黄皓(こう・こう)さんと秋倉諒子さんのカップル。2022年10月に、黄皓さんは『異なる勇気』、秋倉さんは『輝く太陽マインド 自信をつけて人生を変えるハッピールーティン』という著書をそれぞれ発表し(ともにKADOKAWA刊)、どちらも好評だ。『バチェラー・ジャパン』シーズン4の配信からおよそ1年。今夏には同棲(どうせい)を開始し、これまで以上に絆を深め続けているという。安定した関係性の秘訣を聞いた。

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セレブ旅から日常へ 
時間を重ねて気づいた
お互いの意外な点とは?!

――今年の夏から同棲を始められたとお伺いしました。一緒に過ごす時間が増えて、変化や気づきはありましたか?

秋倉諒子(以下、秋倉) (黄さんが)結構ちゃんとしているイメージがあったんですけど。

黄皓(以下、黄) テキパキしていて、きっちりしているみたいなイメージ?

秋倉 そうそう!潔癖で、家の中のものを、これはこうして……とか、すごくこだわりがあったりするのかと思っていたんですけど、全然そうじゃなくて。結構自由だったりとか、忘れ物したりするところが意外でした!

 僕、抜けとかモレ、すごいんですよ!

秋倉 そこらへんにポンっと忘れ物が置いてあったりとか……。そういうのが可愛いなって思います。

 睡眠とか食事とかの生活習慣についての違和感とか悩みは、1つも感じたことがないかも。必ず同じタイミングで一緒に寝て、同じタイミングで起きてくるんで。そこが一緒なのが超ありがたいです。

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――居心地がいいんですね。

秋倉 そうですね、生活していて窮屈(きゅうくつ)な点が一切ないから本当に暮らしやすいなって思います。そういう意味でも合っているのかな、って。

――『バチェラー・ジャパン』の旅から帰ってきて日常を一緒に過ごしていくなかで、改めて気づいた相手の魅力はありましたか?

 僕は意外と、なくて。「こんなに信頼に足る、まっすぐでピュアな人なんだ」というのが『バチェラー・ジャパン』が終わったときの印象で、一緒に生活していたらそれがただただ強くなっただけっていう感じです。こんなに真面目なんだ、こんなにピュアなんだ、というのが1年かけてもっと強くなったっていう。1個だけ(最初の印象と)違ったなということがあるとすれば、サバサバしているイメージだったんですけど、全くしてない!ってところかな。

秋倉 あっ、彼に対しては。

 そう!僕に対してだけ。やきもち焼きなところなんかが、すごく“しっとり”してるって感じ!ネチネチじゃなくてしっとり。そこは、お付き合いが長くなってから気づきましたね。

――秋倉さんはどうでしたか?

秋倉 バチェラー・ジャパン』のとき、私は(黄さんが)結構繊細なのかなって思ってたんですよ。あの旅って究極の場所だったからこそ、「あ、守ってあげたいな」って思った部分があったんですけど。帰ってきたら、ちゃんと男らしくて、仕事とかもすごくテキパキこなすし、そういう部分を見て「守ってあげたい」から「守られたいな」っていうふうになりましたね。

「SNSで見せる姿より仲が良い」
注目されながらもナチュラルでいられる秘訣

――たくさんの人たちに知られることで、理想のカップルとして振る舞わなければ……とプレッシャーに感じたことはありませんでしたか?

秋倉 最初のころは、彼とどういう関係かということではなくて、見られることに対して、(多くの人にとっての)理想の私でいなきゃ……っていうのは結構あったかもしれません。でも、(黄さんが)「もっと素を出していいんじゃない?」とか、「こういうところが良いところなんだよ」って言ってくれて。「あぁ、そっか」って腑に落ちて。肩肘(かたひじ)張らないようにさせてくれる彼のおかげだと思います。すごくナチュラルな感じ。

 諒子もそういうタイプで。なんか諒子のめちゃくちゃ良いところって、“このまま”な感じなんです。全然表裏がないんですよ。でも責任感が強いところがあるから、そういうときはいじってあげたり冗談言ったりして、ほぐしてあげると、諒子の良さがどんどん出てくるので。

秋倉 笑かしてくれてますよ、いつも。

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 最近はSNSで「2人ってビジネスカップルじゃなかったんですね」って言われることも増えてきたんですけど、ぶっちゃけSNSに出してる姿より僕らは(実際はもっと)仲が良いです!

秋倉 共通の友だちと一緒に焼肉を食べに行ったとき、「2人と一緒にいると(仲が良すぎて)胃もたれする。2人とじゃなかったら焼肉もっと食べられたわ~」って言われたり(笑)。

 「お前らとじゃなかったらもっと食えたのに、なにその脂っこいの」って言われたりね(笑)。

「異なる価値観はあって当たり前」
コミュニケーションを諦めない
姿勢が深い絆のカギ

――黄さんの著書『異なる勇気』では、ご自身のことを月になぞらえて、大切な人の期待(太陽光)に応えようという想いがご自身のエネルギー(月の反射)になるということでした。パートナーの秋倉さんのどんな期待に応えたいですか?

 「幸せになりたい」って彼女が願えば願うほど幸せにしてあげたいって思うし、2人でこうなりたいねって言われたら、そうなる努力をしたいって思います。月って光を吸収して発するじゃないですか、これって“ギバー/テイカー”みたいな視点だと、周りから「テイカーだね」って言われた時期があって。でも僕は「彼女に愛されたら、その10倍20倍愛し返したい」っていうほうなんです。これは増幅装置みたいなもので、ホント月っぽいな~って。僕にとっては諒子からの愛とか信頼が、尽くす理由になるし、それが自分なんだなって思っています。

――黄さんは秋倉さんの「こうありたい」に応えていきたいということですが、秋倉さんはそれを口にして伝えるほうですか?

秋倉 言いますね、けんかしたときとかに「こうありたかった」みたいな。

 大体けんかの内容はそれです(笑)。

秋倉 伝えないと気が知れないんですよ!気が済まない(笑)。

 諒子はたまに「今日の話し合いに関して、メモを書いてきました!」ってメモを読み上げるんですよ。「1点目は〇〇です。こちらの話が終わるまで聞いていてくださいね?2点目に関しては~」みたいな感じで(笑)。

――秋倉さんの著書『輝く太陽マインド 自信をつけて人生を変えるハッピールーティン』でも、「伝えたいことは必ず事前にメモをとって整理する」と書かれていました。

秋倉 そうです!“YES!ノート”って呼んでいるものです。

 可愛いなって思います。ノリとか気分でバーッて言ってくるんじゃないから。

秋倉 私は言わないとわからないことってあると思っていて。違うなって思う価値観も、共有しないとそれがどう転ぶかもわからないし。よくなる場合もあるし、それが違うねってなる場合もあるんですけど。言葉にして共有していかないと気づかないから。

 だから本気のときはメモを持ってきます(笑)。それを聞いたうえで、直そうとか変わろうって思う部分もあるし、反対に僕はこれが自分の正しいって思ってることだから変えられない、とか。そういうことも伝えるべきだと思う。全然違う環境で育った2人が一緒になっているんで、どっちにしても共有したっていう事実がすごく大事だと思っていて。それを知らずに過ごすことがないようにはしていますね。

秋倉 一緒にいるってことはチームだよね、お互い味方なので意地を張り合ったりとかせずに、「一緒にチームとしてやっていこうよ」って言っていますね。

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――コミュニケーションを諦めずにしっかりと取って、お互いの価値観を理解し合うようにしているんですね。

秋倉 そうですね。それに(黄さんに)ちゃんと受け止めようとしてくれる姿勢があるから、話そうとも思うし。ちゃんと聴く耳をもってくれているってことで、「あぁ、大切にしてくれているな」って思います。

 「もうめんどくせぇ!」って言って外に行くようなことはないです。あと、お腹が空くと、お互いめちゃくちゃ機嫌悪くなるんだよね。機嫌悪くなったらとりあえず何かを食べに行こうっていう。

秋倉 そう、(機嫌悪く)なったほうに「あ、やばい!おなかがすいたから機嫌悪いんだね!食べに行こうね」って。一番最初にお腹が空いて機嫌が悪くなったときに、「あ、こんなことで機嫌悪くなるんだ!かわいい♡」と思って(笑)。「おなか空いたの~?♡」って。

 ホントに「腹減った!」ってなると、すごく気が立っちゃうんですよ。

秋倉 そんなことで!?みたいな(笑)。

 アドレナリン出ちゃって。

秋倉 びっくりしました、そこは(笑)。

自立し合いながらも
ありのままを受け止める 
10年先を見据える
パートナーシップ

――お2人とも著書では、「自分を確立させる」「自立する」「依存しない」というのがキーワードとして出てきていました。依存し合わないカップルでいる秘訣はありますか?

秋倉 依存が一概に悪いとは思っていないんですけど、やっぱり自立しているからこそ長く一緒にいられるんじゃないかなって思っていて。自立していない状況で一緒にいると、苦しくなっちゃうし、フェアじゃない感じになっちゃうのかなって。精神的に自立していたほうが、お互い切磋琢磨(せっさたくま)して前に進めると感じています。パートナーとしての目標とそれぞれの目標っていうのがあるのが大切かな、って。

 僕はそういう諒子ももちろん好きですし、そうでない瞬間が例えあったとしても支えたいと思っていて。「キラキラしていない瞬間があってもいいじゃん」って寄り添ってあげたい。僕の前だけでワガママ言ったりしたとしても、それを僕が受け入れてあげられれば、外でカッコいい瞬間ってもっと出せると思うので。

――お互いがパートナーとして、これからもずっと幸せであり続けるために、どんなご自分でありたいと思いますか?

 僕は諒子と一緒にいるうえでは、諒子の心や言葉に耳を傾け続けることがすごく大事だなと思っていて。僕は自分というものが割と確立しているほうなんですけど、家庭を確立したことはない。諒子は僕にない価値観をちゃんと教えてくれるので、彼女の声をちゃんと正しく聴く、正しく理解しようとすることが、仲良くいられる一番の秘訣かなと思います。それをあと5年10年ちゃんとできるようになってくると、10年後には2人の在り方をもっと確立して、自分で言語化できるようになっていけると思うんです。

秋倉 素敵!今のはメモ(笑)!

――秋倉さんはいかがですか?

秋倉 いつになっても自分が誇れる自分でいたいです。それがきっと彼にとっても可愛いとか、素敵って思ってもらえることにつながると思うので。私は私で一生懸命頑張って、磨いていきたいなと思います。女としても。飽きられないように。

 そんなことあり得ません、飽きるなんて(笑)!

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Profile/黄皓(こう・こう)
‎1986年、中国湖南省生まれ。早稲田大学出身。中国人の両親とともに10代で来日。大学卒業後、大手商社を経て独立・起業。サブスクリプション型パーソナルトレーニングジム『KARADA BESTA』やスマートミラーデバイスを活用した『MIRROR FIT.』の運営会社など、3社の代表を務める。恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』に4代目バチェラーとして参加し、人気を得る。Instagramのフォロワー数は29.4万人(2022年11月24日現在)。
黄晧公式Twitter
黄晧公式Instagram

Information
黄皓さんの最新刊『異なる勇気』
好評発売中!

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書名:『異なる勇気』
著者:黄皓
定価:1,496円(本体1,360円+税)
発行:KADOKAWA 

Profile/秋倉諒子(あきくら・りょうこ)
1991年生まれ。『バチェラー・ジャパン』シーズン4参加。番組ではバチェラーのハートを射止め、カップルとしても多くの人気を獲得。現在は、モデル・タレント活動と、自身のパーソナルジム『Studio Ryoko』でパーソナルトレーナーとしても活動。男女ともに愛されるキャラクターと、溢れ出るハッピーオーラが人気を呼び、業界内外から注目されオファーが後をたたない。
秋倉諒子公式Twitter
秋倉諒子公式Instagram

Information
秋倉諒子さんの最新刊
『輝く太陽マインド 自信をつけて人生を変えるハッピールーティン』
好評発売中!

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書名:『輝く太陽マインド 自信をつけて人生を変えるハッピールーティン』
著者:秋倉諒子
定価:1,540円(本体1,400円+税)
発行:KADOKAWA

この記事を書いた人

石野志帆

石野志帆

TV局ディレクターや心理カウンセラーを経て、心を動かす発見を伝えるライター。趣味はリアリティーショー鑑賞や食べ歩き。海外在住経験から、はじめて食べる異国料理を口にすることが喜び。ソロ活好きが高じて、居合わせた人たちの雑談から社会のトレンドをキャッチしている。

Twitter:@heartsilvermist

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