連載アトモスとオッシュマンズが選ぶ、買うべきスニーカー3選。
【アトモス】が推薦する“リバイバルスニーカー”3選【11月発売の新作スニーカー】
毎シーズンどころか、今や毎日のように最新作がリリースされ続けているスニーカー業界。その貴重な情報を逃してなるものかと、拾い上げて発信するニュースサイトやSNSアカウントが世に溢れていますが、各ブランドからのリリース数が多すぎて、せっかくの情報もタイムラインに埋もれがち。
「ニューバランスの“青”が際立つアトモス別注」深海の神秘をテーマにした『M1906 “Deep Sea”』
そこで、人気スニーカーショップに“来月買うべきオススメモデル”を紹介してもらい、ひと足先に情報を提供するのが本企画です。最新モデルから、すでに発売中の隠れた注目モデルまで、どれも押さえておけば間違いなし。ナビゲーターは、atmosphere(大気)に由来するショップ名の通り、日本のスニーカー・カルチャーを語る上で欠かすことのできないショップ「アトモス」。スニーカーを中心とした、ファッションシーンのトレンドを熟知した同店が選ぶモデルとは? では早速、いってみましょう。2022年11月期に買うべきスニーカーはコレ!
今月のテーマ……
“スニーカーブームに
新たな風を吹き込む
リバイバルモデル3選”
今回ピックアップしてくれたのは……
福田チアキさん
「アトモス」プレス
「昨今のスニーカーブームを語る上で、外すことができない要素の1つが“リバイバル”です。そこで今回は、過去の名作を約20年越しに復刻して話題になったあのモデル、不朽の名作をこれでもかとアレンジしたモデルといった視点でセレクトしてみました。今の若い世代たちに対して再度、“スニーカーとは何か?”、そして“その面白さや魅力とはどこにあるのか?”を見つめ直すキッカケとなり、“新たな風を吹き込む”。そんな3足となっています」
【2022年11月期のオススメ1足目】
ブランド:アディダス オリジナルス (adidas Originals)
モデル:アディマティック (ADIMATIC)
金額:¥13,200
「アトモス」福田さんが指南
このスニーカーはココが買い!
「今年、26年ぶりに待望の復刻を果たした名作『アディマティック』。今やストリートシーンの新定番というポジションを確立するに至りました。ホリデーシーズンの新色は、オリジナルにも存在したアンニュイなカラー。復刻までのヒストリーも含めて、スニーカーヘッズの心をくすぐる本モデル。今回もまた即完売してしまうのではと思っております!」
ボリューミーなシルエットに合わせた極太スリーストライプスと、ファットシューレースが圧倒的な存在感。アッパーに用いられたスウェード素材の耐久性と、着用時にホールド力を発揮する肉厚なシュータンも“ならでは”の味わいです。
トライバル調のギザギザが刻まれたミッドソールのトゥガードと、3本針ステッチも本モデルにおける特徴的なディテールの1つです。負荷のかかりやすいトゥ部分を守る耐久性を備えつつ、デザイン的アクセントも兼ねています。
フロントビューの第一印象が上々でも、バックビューがイマイチだと残念。その点、ヒールに特大サイズのバッジオブスポーツロゴ(旧称:パフォーマンスロゴ)を配置した「アディマティック」ならば、新鮮なだけでなくインパクトも抜群。
耐久性に優れたガムラバー製のアウトソールと、クッション性を高める3つのパーフォレーションがサイド部に設置された厚みのあるミッドソール。この2つが合体することによって、抜群のクッション力を味わうことが可能となります。
【2022年11月期のオススメ2足目】
ブランド:ニューバランス (New Balance)
モデル:MT580OG2
金額:¥18,700
「アトモス」福田さんが指南
このスニーカーはココが買い!
「1996年にトレイルランニングモデルの先駆として登場し、90年代のストリートで爆発的人気を誇った『580』が遂に復刻! 知る人ぞ知るコアなモデルでありながら、汎用性が高くクリーンな印象を与えるオリジナルカラーの組み合わせが、今の気分にもピッタリ。スニーカーヘッズやニューバランスフリークならずとも所持マストの1足です!」
90年代モデルらしい重厚感のある佇まいはそのまま、上質な表情を醸し出すプレミアムなピッグスキンスエード × メッシュアッパーで大人の佇まいに。カラーは580のベースモデルである『585』から着想を得たモノだそう。
同社の基本にして、やや細身のSL-1ラストを採用。足入れした際にそれをより感じるのが甲部分とトゥのフィッティングです。スマートでありながら程よくボリューム感もあるので、幅広いスタイリングに対応してくれるでしょう。
ボリューミーなミッドソールにはライトウェイトグラファイトロールバーを採用し、足の沈み込みを防止。シーキャップとエンキャップ構造を組み合わせることで、優れたクッション性、軽量性、安定性、衝撃吸収性と全方位カバー!
そもそもが、オフロード用トレイルランニングモデルとして開発されただけあって、デザインの随所に90年代トレッキングシューズのDNAが取り込まれている点にも注目。着地面積の広いフラットなソール形状も特徴的ですね。
【2022年11月期のオススメ3足目】
ブランド:リーボック (Reebok)
モデル:リーボック クラブC アトモス × ベビースター (Reebok Club C atmos x BABY STAR)
金額:¥14,300
「アトモス」福田さんが指南
このスニーカーはココが買い!
「〈おやつカンパニー〉の人気お菓子、『ベビースター』と〈アトモス〉、〈リーボック〉による異色のトリプルコラボスニーカーの第2弾は定番として愛されている『クラブC』。流行り廃りも関係なく、これぞコラボの醍醐味! 飲み会で話題になること間違いなし。昨今のブームに物足りなさを感じている人は、この1足で空腹を満たしてみてはいかが?」
遠目には分からないかもしれませんが、アッパーには大量のベビースターの麺を転写プリント! 見えていませんがインソールにも同じく麺柄の中にトリプルコラボの証たるロゴが。ベビースター感満載の味わいに仕上がっています。
シンプルだったベースモデルのアッパー全体に麵柄をあしらい、特徴的なアッパーサイドのパネル部分にはReebokフォントで“Ramen”の文字が刻まれています。近寄ってみると、そのインパクトに再度驚かされるはずです。
ヒール部分も抜かりなし。ベビースターのアイコンキャラである“ホシオくん”と“ベイちゃん”を左右それぞれにプリント。その上、左足には“ベビースター”、右足には“ラーメン”の文字も。「やるなら徹底的に」、そんな言葉が浮かびます。
アッパーがこれだけ存在感十分なので、ソールにはホワイトを配色。まるで麺を載せたお皿のようにも思えます。しかもコートシューズらしいフラットなパターンではあるもののグリップ力は十分。見た目だけでなく履き心地も安心。
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「アトモス 新宿店」
「アトモス 新宿店」
(住所)東京都新宿区新宿4-1-1 新宿サウスアヴェニュー 1F
(電話番号)03-6457-8755
(営業時間)11:00〜21:00
(定休日)無休
(公式HP)www.atmos-tokyo.com
(公式インスタグラム)@atmos_japan
文・構成=TOMMY
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