【生理&PMS】症状が理解されず、辛い思いをした女性は約6割!【ツムラが生理の経験のある女性6000人に調査】
身体的な苦痛について
具体的に聞いてみると……
- お腹にフォークをグサグサ刺されている感じ(16歳・埼玉県)
- 臓器にナイフを刺して雑巾絞りされている感じ 。重量が倍以上かかっていて、歩くのも辛い足を上げるのも重い(18歳・福島県)
- お腹をペンチでつねってちぎるような痛さ(35歳・大阪府)
- お腹が痛くて下半身を切り落としたくなる(39歳・千葉県)
- 股関節がギシギシ痛み始める。痛みで立っていられないし、起きている時間全てが地獄の苦しみ(39歳・大阪府)
精神的な苦痛について
具体的に聞いてみると……
- 寝ても寝ても眠い(18歳・福島県)
- 精神的にも不安定になって、ささいなことで泣きそうになったり病みそうになる(24歳・北海道)
- 人生がとことん嫌になって気持ちが落ち込む、世界の終わりのような気持ちになる(37歳・福岡県)
- えたいの知れない何かにずっといら立ち、すぐに自己嫌悪に陥る(30歳・長崎県)
■約4割の女性が「動けないほど痛いこと」もあると回答
生理痛やPMSの症状の程度を聞くと、「座っていれば、仕事・勉強・家事は何とかこなせる」66.3%、「薬を服用しなくて済むくらい」50.7%が半数以上だが、一方で約4割は「動けないほど痛かったり、辛いことがある」40.8%、「痛み止めは生理のたびに服用する」39.9%と答えている。さらに、およそ3人に1人は、「一日中横になっていることがある」36.9%、「症状が辛くて予定をキャンセルすることがある」35.2%と答えている。
■実は約7割が自分のことにもかかわらず、「客観的にわからない」と回答
生理痛やPMSに対する捉え方を聞くと、「生理に伴う症状の重さが正常なのか異常なのかがわからない」(67.5%)、「自分の症状の程度が客観的にわからない」(67.1%)、「他の人の生理痛やPMSがどのような症状・辛さかはわからない」(65.4%)という回答が多かった。自分自身の症状の程度が客観的に把握できていない、他の人に対してもわからないという状況にあるが、約6割は「医学的にどういうものか知りたい」(63.4%)と望んでいまる。また、自分自身の症状を客観的に把握できていないため 、他の人と比べた症状の程 度を聞いてみると、「重い」(25.0%)、「同程度」(24.3%)、「軽い」(35.6%)、「わからない」(15.1%)と、回答が分かれる結果に。
いかがでしたか? 今回のアンケート調査から、「生理」「PMS」による症状が辛くても、生理を経験した人のうち約5割はまわりに伝えないこと、約6割が辛い思いを経験していることがわかりました。そして、症状は個人差が大きいこともあり、自分自身の症状でも約7割は「客観的に把握できていない」という結果に。
また、生理痛やPMSに対してのさまざまな痛みの言語表現に、「こんなに辛いんだ」「お腹が痛くなるだけじゃなんだ」と思った人も多いのではないでしょうか。男性はもちろん、女性の中でも生理の経験がない人、生理に伴う症状が軽い人は、思っている以上に、辛い思いをしている女性が多いことを忘れないようにしましょう。
大切なパートナーがちょっと辛そうにしているときや、イライラしているなと感じるときは、話を聞いてあげる、優しい言葉をかけてあげること。ハーブティーを入れてあげたり、マッサージをしてあげるのもGOOD。女性特有の体と心のサイクルを理解して、パートナーやまわりの女性をサポートしてあげましょう。
編集&文=鈴木恵理子
この記事をシェアする
この記事のタグ