「自分の子供時代の一部も置き去りに…」 エル役ミリー&ウィル役ノアが語る『ストレンジャー・シングス』最終章への“言葉にできない思い”と感動のクランクアップ【インタビュー前編】
執筆者: エディター・ライター/奥住 楓
最終章を迎えた気持ちは? ミリー・ボビー・ブラウン(エル役)&ノア・シュナップ(ウィル役)にインタビュー!

Noah Schnapp and Millie Bobby Brown attend Netflix’s ‘Stranger Things’ Season 5 UK Special Screening at ODEON Luxe Leicester Square on November 13th, 2025 in London, England. (Photo by StillMoving.Net for Netflix)
【右】ミリー・ボビー・ブラウン(エル役)、【左】ノア・シュナップ(ウィル役)。シーズン1配信時は二人とも12歳。共演を通して絆を深め、お互いを“親友”と呼び合うほど仲が良いことが知られている。
──2016年から始まったホーキンスを巡る物語が、ついに終わりを迎えます。シリーズが終了することについて、今どんな気持ちですか?
ミリー「(小さいくしゃみ)ごめんなさい。今日1日ずっとくしゃみが止まらないの。この部屋のせいかしら(笑)。しかも、人生の大半を、思い切りくしゃみとかできない撮影セットで過ごしてきたから、頭の中でくしゃみする癖ができてるの。ごめんなさい。質問をもう一度聞かせてもらえるかしら」
──とんでもないです! 10代の序盤から関わってきたシリーズが終了することについて、どんな気持ちでしょうか?
ミリー「すごく感慨深いわ。まるで自分の子供時代の一部も置き去りにされるような気持ち。私たちは、この作品を作りながら子供時代を過ごす機会に恵まれた。人とは違う子供時代だったけど、私にとっては大切な体験。自分の夢を生きていたわけだから、すごく幸せだった。子供から10代といろいろな成長過程をこの作品で体験したわけで、新しいことばかりだったし、ワクワクする一方で、この仕事ならではの悩みにも直面したけど、何ものにも代え難い、私の人生で最高の時間になったわ」
ノア「彼女の言うとおりだよ。同感だね」
──シーズン5の物語を知ったとき(=脚本を読んだとき)、どのような感想を抱きましたか?
ミリー「私はすぐに夢中になったわ。最高の物語だと思ったし、期待で心が躍った。みんながどう思うかも、楽しみよ。いろいろな意味で、シーズン1とかぶるところがあると思うから、ファンの人たちにも、シーズン1を思い出して懐かしい気持ちになってもらえるが楽しみよ」
ノア「もう、めちゃくちゃ興奮したよ。内容はあまり話せないんだけど、僕がこれまでで最高の経験をさせてもらった」
──シーズン5の撮影の中で、一番大変だったことを教えてください。
ミリー「どのシーンも撮るのが大変だったわ」
ノア「うん。脚本がこれまで以上に演じ甲斐があった」
ミリー「視聴者にも早く観てもらいたい。一つのシーンにいろいろなことが立て続けに起きて、長尺なの。1つのシーンに1週間撮影がかかることもあった。複雑にいろいろな要素が入り組んでいるから」
ノア「数週間かかるときもあったよね」
ミリー「長い見応えのあるシーンの連続だから、特にみんなの努力の結晶でもある大掛かりなシーンは、ぜひ視聴者には堪能してほしいわ」
──具体的にどのシーンが大変だったか、話していただくのは難しいですよね。
ミリー「……ごめんなさい。話せないの」
──大丈夫です! シーズン5を撮影する中でもっとも印象に残っている出来事はなんですか?
ミリー「第8話の本読みが一番印象に残っているわ。みんなの感情が昂っていたのと、いきなりその場で渡されて、初見で読み合わせをしたから、よく覚えている」
ノア「その最後の読み合わせもだけど、撮影の最終日もすごく印象に残っている。1年間ずっと心の準備をしていた瞬間だからね。当時は、なかなか辛かったよ。最後に撮影した数回のテイクは、一生忘れないと思う。そして、いよいよ全撮影が完了したクランクアップの瞬間は、気持ちの折り合いをつけるのは本当に難しかった」
Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界 5」は、11月27日(木)より世界独占配信予定。(VOL 1(第1~4話):11月27日(木)、VOL 2(第5~7話):12月26日(金)、フィナーレ(第8話):2026年1月1日(木)より)。
物語がどのような結末を迎えるのか。名残惜しいようで待ち遠しいフィナーレまであと少し!
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この記事を書いた人
メンズファッション誌の編集を経てフリーランスのエディター&ライターに。最近の趣味はアジア圏へふらっと旅行に行くこと、Bリーグ観戦、バレーボール。最近読んでよかった本は恩田陸さんの「spring」、観てよかったライブはタイラー・ザ・クリエイターでした!
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