「アニメ×食は銭になる」異世界グルメがロサンゼルスを侵略中!? “転スラ×日本食”が生んだ新たな食ビジネスの最前線
執筆者: ライター/窪田 怜
文化をつくるのは“捕食者”スキル?
今回の説明会では、「転スラ」プロデューサーである成田真一郎氏(バンダイナムコフィルムワークス)も登壇し、『「食×アニメ」事業における期待と課題、両分野のシナジーを生み出すための、国内関係者事業者へのメッセージ』をテーマにトークセッションが行われました。
作品紹介では「主人公のリムルは異世界で仲間を集め、国をつくり、文化を発展させていく。その中で“食”は重要な要素。だからこそ、このコラボは自然な形だった」と語りました。
実は「転スラ」、食の描写も意外に多く、『転生したらスライムだった件 美食伝 ~ペコとリムルの料理手帖~』というグルメスピンオフもあるほど。
成田氏はさらに、「アニメで食を描くのは難しい。だからこそ本気で描くし、観ている人に強く印象が残る」と話しました。たしかに、あの“ジブリ飯”がなぜか妙においしそうに見えるのも、作画班の執念が画面から香り立ってくるからでしょう。ちなみに『千と千尋の神隠し』冒頭で千尋の両親が豚に変えられるきっかけとなった中華街の料理、死ぬまでに一度は食べてみたいです。豚に変えられる覚悟はできています。
もっとこの「食×アニメ」のうま味を、もっと引き出すには何が必要か。北川氏は「異業種コラボには歩み寄りが大事」と語ります。お互いをリスペクトし、それぞれの知識や知見を取り入れながら歩み寄る。そして成功例がいろんな業種・団体に広がり、新しい取引や事業者との出会いを今後も生み出せると考えています。
今回の報告会で僕が感じたのは、まさにリムルのユニークスキルである”捕食者”の大切さ。すべてを喰らい、吸収し、やがて文化をつくる。つまり、大きなムーブメントを起こすためにはスライムのように柔軟に、異業種が溶け合えるスキルが求められていました。
あなたの心を(胃袋を?)つかんでいる“アニメ飯”は、どれですか?
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この記事を書いた人
PR会社アンティル所属。大阪出身。新卒でベクトルグループに入社。最近はガジェットやIT企業のPRを担当。趣味はアニメ鑑賞とVtuberで、推しは「兎田ぺこら」です。暇なときは一日中、スマホで動画を見ています。ダイエットのモチベーションは高いですが、お酒と二郎が好物です。
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