長尾謙杜と當真あみが紡いだ“一生に一度のラブストーリー” 一途な想いから生まれる奇跡の物語を語る4月4日公開の映画『おいしくて泣くとき』で共演
執筆者: ライター・エディター/佐藤玲美
“互いの幸せを願う純粋な想い“をまっすぐに描き、多くの読者の心を震わせた小説『おいしくて泣くとき』(森沢明夫著/角川春樹事務所刊)がこの春、実写映画化。一途な想いが起こす奇跡の物語で主演を務めたのは、長尾謙杜(なにわ男子)だ。その同級生でどこか影のある役を演じたのは當真あみ。フレッシュな二人が紡ぐ一生に一度の切ないラブストーリーは、この春、必見の話題作。注目の2人に映画の見どころから、裏話まで語っていただきました。
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実年齢差4歳の二人が紡ぎ出す優しくて切ない物語
――お二人は今回が初共演でしたが、當真さんから見た長尾さんはどんな印象でしたか?
當真あみ(以下、當真)「撮影の初日は、ちょっと緊張していたのですが、(長尾さんから)いろいろ話しかけてくださったりして、その緊張を取り払ってくださいました。現場全体の空気を作ることにも気を配ってくださっていたので、撮影もスムーズに進んだと思います」
――當真さんが演じた夕花は繊細な役でしたが、心也を演じた長尾さんが現場で気遣った部分はありましたか?
長尾謙杜(以下、長尾)「役に関しては特にないですが、積極的に話しかけたりということはしていました。話もなく気まずい空間を過ごすよりは、距離を縮めたほうが役を演じる上でもいいなと思っていて。ストーリーも少しずつ距離が縮まっていく関係性が描かれていたので、撮影以外で他愛もない会話をすることによって役とリンクする部分はあったのかなと思っています」
――撮影前と撮影後でお互いの印象は変わったりしましたか?
長尾「年齢が4つ違うということは聞いていたので、最初はその年齢差も感じたりしていたのですが、終わる頃にはほとんど意識していませんでした。(當真さんは)精神年齢が高くてしっかりされているので(4歳年上の僕と)ちょうどいい感じだったんじゃないかなと。なんなら、僕のほうが精神年齢が低いやんっていうくらいだったので(笑)」
當真「私は最初から最後まで印象は変わりませんでした。明るく面白い方だなと思っていました」
――原作のある作品ですが、原作を読んだときの感想を教えてください。
當真「お話をいただいてから原作と台本を読んで、誰かを思いやる気持ちが描かれていてすごく素敵な作品だなと感じました。私が演じる夕花は、ちょっと辛いシーンもあるのですが、その辛さを包みこんでくれるような優しさがあるストーリーだったので、参加できて嬉しいなと思いました」
長尾「お話をいただいてから原作と脚本を読んだのですが、切なさもありながら人を想う気持ちにあふれた作品だなと思いました。當真さん演じる夕花と心也の関係性もそうですけど、心也と父親の関係性であったり、夕花の家族のお話であったり。また、心也の父が営業する食堂の話だったり、いろんな要素が詰め込まれている物語だなということを感じました。
その中で僕が演じる心也という役は、特別な色がついているような役ではないのではと思っていて。なので、この作品を見てくださる方と同じ立ち位置でいられたらいいなと感じていました。自分の色を消すことで物語の軸を際立たせるというか。芯はすごくしっかりしているんだけど、どこにでもいるんじゃないか、というリアルさを大切にしたいと思いました」
――読み合わせや撮影が始まってからのタイミングで、2人で役について話し合ったりされたことはありましたか? また、(横尾初喜)監督からどんなオーダーがあったのでしょうか?
當真「どこにも居場所がないという夕花にとって、唯一ホッとできる場所を作ってくれる存在が心也君で。夕花はいろんなものを心也君にもらっているんですけど、そんな夕花の存在が実は心也君のためにもなっていたというか、そういう感じになれたらいいねというのを監督とはお話しました」
長尾「2人で役について話すことはあまりなくて、一つひとつのシーンについて監督と話すことが多かったのですが、最初に監督からは『旅をしよう』と言っていただいたんです。物語の中で2人が街を抜け出す逃避行のシーンがあるんですけど、そこに向けてどう気持ちを持っていくかであったり、そこでどういうことが起きるのかということを大切にしながら撮影を進めていったと思います。その時間があったからこそ、ディーン(・フジオカ)さんが演じた30年後の心也に繋がっていくという思いもあって。ディーンさんの撮影より先に僕らの撮影があったので、いいパスを出せたらなと思いながら演じました」
――お二人は実年齢よりも若い役を演じることになりましたが、若く見えるために努力したことなどはありますか?
長尾「(當真さんは)とはいえ、まだまだ現役(高校生)やもんな?」
當真「そうなんですけど(笑)。夕花の持っている幼さと、家庭環境などからくるしっかりしている部分というのは、ちょっと意識して役作りをしていました。育っている境遇とかもあって、大人びている部分もあるんですけど、年相応な一面を見せたりとか、そういったメリハリは意識していました」
長尾「僕は現役(学生)でなくなってからは、学生役を演じることが今までなかったんじゃないかなと思うので、改めて学生を演じるにあたって、大丈夫かなという気持ちはありました。22歳で学生役を演じるのは、俳優の世界ではよくあることだと思うのですが、自分がいざやるとなると、ちょっと不安が芽生えたりして。現役(高校生)の當真さんと一緒に演じるので、(2人が)並んだときに違和感がなければいいなというのは思っていましたね。
この作品の一つ前が『室町無頼』という作品に入っていて、ちょっと体重を増やして役に臨んでいたんです。なので、高校生に見えるように体重を落としつつ、肩幅を狭くして、年齢に合ったような(青年らしい)体型に近づけるなどの準備をしました」
――當真さんから見て、長尾さんの学生姿はいかがでしたか?
當真「現場にいる感じは、先輩というよりは同じ目線でお芝居をしたりお話をされているという空気感があったので、役のままの同い年感は感じられていたと思います」
この記事を書いた人
東京在住のライター・エディター。『smart』『sweet』『steady.』『InRed』など、ウィメンズ、メンズを問わず様々なファッション誌やファッション関連のwebでライター&編集者として活動中。写真集やスタイルブック、料理本、恋愛心理、インテリア関連、メンタル&ヘルスケアなどの本の編集にも携わる。独身。ネコ好き。得意ジャンルはファッション、ビューティー、インテリア、サブカル、音楽、ペット、料理、お酒、カフェ、旅、暮らし、雑貨など。
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