「安倍乙が語る“あざとい女”考察論」“もどキュン”なラブストーリー『きみは面倒な婚約者』出演で話題
執筆者: ライター・エディター/佐藤玲美
今まで一度もしたことのない一目惚れをしてキュンしてみたい
――安倍さんは劇団4ドル50セントの劇団員としても活躍されています。数々の作品に携わる中で感じたお芝居の魅力とは?
安倍:お芝居によって別の人格になれるということはすごく魅力的。それがお芝居をやっていてよかったなと思う部分です。あとは、生の舞台ではダイレクトにお客様の反応を感じることができたり、テレビドラマでもSNSなどを通じて見てくださった方の声が聴けたりするので、その反響がよかったりすると、役者冥利に尽きるなというか、やり続けてきてよかったなと思えたり。その上で、自分のお芝居によって誰かに影響を与えることができたら嬉しいですね。
――俳優さんとして目標や今後やってみたいことはありますか?
安倍:今までは明るいキャラクターだったり実年齢と近かったりといった、等身大の役が多かったので、自分とは真逆の役をやってみたいという気持ちはあります。例えば暗いキャラクターだったり、年齢も自分とはかけ離れていたり。あとは今までの安倍乙にない、これまでのイメージを覆すような役をやってみたい。そうすることでみなさんの中にある、安倍乙のイメージも変わると思うし、自分自身にとってもいい経験になると思うんです。今までの自分になかった引き出しを引き出してもらえるような役は積極的にやってみたいなという思いがあります。
――既存の作品で、この役はぜひ自分で演じてみたいという役はありますか?
安倍:韓国映画で『オアシス』(2002年)という作品があるのですが、ムン・ソリさんという女優さんが重度の脳性麻痺を持つ女性を演じていらっしゃるんです。妄想の中では健常者となって純粋な愛を育んでいくという物語なのですが、その妄想と現実の演じ分けがすさまじいんです。それを観て、こういった難しい演技も興味深いし、自分でも挑んでみたいなと思いました。
――演技に役立てるために日々心がけていることなどはあるのでしょうか?
安倍:普段道を歩いている人やカフェでお茶をしている人などの人間観察をするようにしています。自然に日常を過ごしている方を見ることで、改めて自然な動きなどをインプットするようにしています。
――今回の作品は、“もどキュン”な恋愛物語ですが、安倍さんが最近キュンとときめいたものを教えてください。なければ、「こんなこと(や、モノに)キュンしたい」ということを教えて下さい。
安倍:そうですね。今まで一目惚れをしたことがないのでしてみたいですね(笑)。一目惚れしやすい恋愛体質ではないからこそ、経験してみたいですね。
――忙しい毎日が続いていると思いますが、上手に息抜きする方法はありますか?
安倍:私は香りが好きなので、自宅ではアロマキャンドルを炊くようにしています。部屋中を好きな香りでいっぱいにしてから寝ることで心と体を解放しています。
――日替わりで香りを変えたりするタイプですか?
安倍:好きな香り一択です。バニラムスクみたいな香りが大好きなんです。とても甘い香りなのですが、その香りだけですごく幸せな気持ちになります。
――サウナが趣味とおっしゃっていました。smartはサウナ部があるくらい読者も含めサウナ好きなのでぜひ、そのお話もお伺いしたいです!
安倍:姉が東京にいて、予定が合うといつも一緒に行っているサウナがあって。昔からある大衆浴場的なところです。雰囲気もいいし、落ち着くんですよね。
――smartはメンズファッション誌なのですが、春のファッション計画を教えて下さい。
安倍:今、狙っているのはセットアップ。コーデを毎日考えるのって結構大変だったりするんです(笑)。でもセットアップならそれだけでコーデが決まるのがすごくいい。キレイめなジャケットとのセットアップなら、サマになるし様々なシーンに対応できるので、今とても気になっています。
――ここで妄想コーナーです。安倍さんがsmart読者とデートすることになりました! 春の理想のデートプランとそれに合うメンズのデートコーデを考えていただきたいです!
安倍:春デートは、公園などでやっているフードフェスとかに一緒に行ってみたいですね。メンズコーデはシンプルでその方に似合っているみたいなのかいいかな。あんまり凝っているというよりは上品な素材感だったり、体型やキャラに合っていたりという着こなしがいいですね。ストリート系のファッションが好きなので、ビーニーを合わせていたり、小物でアクセントを付けていたりしたら素敵だなと思います。
――冬生まれの安倍さんですが、春に楽しみにしていることや思い出に残っていることはありますか?
安倍:冬はあまり好きじゃなくて、春は大好きです(笑)。去年は『仮面ライダー』で共演したメンバーみんなでお花見をしたのが印象に残っていて。楽しかったので、今年もまたお花見をしたいです。
――そして美容誌でレギュラーモデルも務めるなど、マルチな活躍が注目を集める安倍さんですが、今後チャレンジしてみたいことは?
安倍:昔、『ロンドンハーツ』(テレビ朝日)に出演したことがあるのですが、そのときにテレビのバラエティ番組ってすごく影響力があるなと思ったので、またぜひチャレンジしてみたいです。
――最後に読者にメッセージをいただきたいです。
安倍:3月3日から『きみは面倒な婚約者』の配信がスタートしました。これから始まる春にぴったりな作品です。ぜひ“もどキュン”していただきたいなと思います。そして、この作品をきっかけに恋をしようと思ってファッションもさらに楽しめるようになったら最高!
『きみは面倒な婚約者 ダイヤ編』TELASA:現在配信中
『きみは面倒な婚約者 プラチナ編』地上波:2025年3月28日(金)深夜1時30分~放送
椎野翠、兎山もなかによる『きみは面倒な婚約者』のドラマ化。橘はじめ役で堀夏喜(FANTASTICS)、加治屋紫乃役で田辺桃子がW主演を務める。老舗の洋菓子メーカーの社長令嬢にして、入社4年目の広報部員であるヒロイン・紫乃と、紫乃と政略結婚する婚約者であり、同じ会社の営業部で働く“シゴデキ社員”橘のラブストーリー。容姿、性格、スペック、すべてを兼ね備えたパーフェクトな婚約者でありながら、婚約から3年経ってもキスから先へ進もうとしない橘に、紫乃はヤキモキしていた。そんな中、営業部に新入社員として配属された花澤優衣(安倍乙)に指導担当として接する橘を見た紫乃は、胸騒ぎを覚えて……。誤解が誤解を生む、2人の“すれ違いまくりのオフィスラブ”が展開される。
ドラマは全6話の「ダイヤ編」がTELASAで配信される。そして「ダイヤ編」の特別編集版にドラマ撮影の裏側やキャストからのコメントを加えた「プラチナ編」が、3月28日にテレビ朝日で放送される。なおドラマでは原作にはないオリジナル要素も盛り込まれる。
Profile/安倍乙(あべ・おと)
2000年1月18日生まれ、大阪府出身。2017年、秋元 康がプロデュースする劇団4ドル50セントのオーディションに合格。劇団と並行してグラビアでも活動し、数々の雑誌の表紙を飾ったほか、2022年には「劇団4ドル50セント 安倍乙1st写真集 吐息の温度」を発売した。俳優としての出演作にドラマ『仮面ライダーガッチャード』(テレビ朝日)、『おっさんずラブ』(テレビ朝日)、映画「殺さない彼と死なない彼女」(2019)、「転がるビー玉」(2020)、『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』(2023年)など。
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撮影=大村聡志
インタビュー&文=佐藤玲美
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この記事を書いた人
東京在住のライター・エディター。『smart』『sweet』『steady.』『InRed』など、ウィメンズ、メンズを問わず様々なファッション誌やファッション関連のwebでライター&編集者として活動中。写真集やスタイルブック、料理本、恋愛心理、インテリア関連、メンタル&ヘルスケアなどの本の編集にも携わる。独身。ネコ好き。得意ジャンルはファッション、ビューティー、インテリア、サブカル、音楽、ペット、料理、お酒、カフェ、旅、暮らし、雑貨など。
Instagram:@remisatoh
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お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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