「鳴海唯の“SNSには絶対載せない写真”とは?」ロングセラー写真集『Sugarless』に詰め込んだ“素”の魅力に迫る
執筆者: ライター/石野志帆
正解がない俳優業 「悩み続けながら成長したい」
――初めての写真集というお仕事は、どんなところが面白いと感じましたか?
鳴海 ヘアメイク、衣装、場所など、自分が好きなものを詰め込めるっていうのが一番楽しかっです。「ここが好き」「ここに行きたい」というのを、こんなにも反映してくださったのは、関わってくださったみなさまの愛です。そして、その「好き」をこうやってファンの方に受け止めていただけるというのは、すごく前向きな気持ちになれるし、好きなものを好きでい続けていいんだと肯定された気持ちになります。
――一方で、俳優としてのお仕事の面白さはどんなところでしょう?
鳴海 先輩の方々もみなさんおっしゃいますけど、俳優としての面白さって“正解”がないことなんだと思います。悩み続けなければいけない分しんどいことも多くて、悩んで悩んで「結局わからなかったかもな」と不安なまま作品が終わることもよくあります。だけど完成して人に届いたときに「悩み続けていて良かったんだな」と思えるような感想が返ってきたりするんです。そういうのが面白いですし、だからこそ続けられるんだなと思います。
――写真集を出版されてからの1年半近くの間、数多くの作品に参加されてらっしゃいます。この間で一番印象に残ってるお仕事は何ですか?
鳴海 大河ドラマ『どうする家康』への出演は、自分の中でターニングポイントの一つだったと思います。主演の松本潤さんが、広い視野で現場を背負ってらっしゃる姿を間近で見られた時間はすごく貴重でした。そこで「私は自分の役のことしか考えていなかった」という気づきもあったことで、作品にとって自分の演じるキャラクターが担う役割をより深く考えるきっかけになりました。
――今後の目標をお聞かせください。
鳴海 去年はいろんなお仕事をさせていただいて、自分の得意なことと苦手なことがはっきりわかった年でした。今年は自分の得意なことをやっていきながら、苦手なこととも向き合って「役と向き合い悩む時間」みたいなのも大切にしたいなと思っています。
――プライベートでは挑戦してみたいことはありますか?
鳴海 プライベートではオンライン英会話をやり続けたいです。最近はNetflixやDisney+などがあることでお仕事でも海外との垣根がない印象があります。現場で海外の方とコミュニケーション取れるぐらいの語学力は身につけておきたいと思って続けています。
――すごく努力家なんですね。
鳴海 いつも世界中にいる先生たちとオンラインでやっていて楽しいですよ!毎回「やりたくないな~」と思いつつ「今日も家帰ったらやらなきゃ!」と重い腰を上げているんですけど(笑)。終わったあと「やってよかったな」って思うので、頑張っています。
――最後に1st写真集を手に取る方に向けてメッセージをお願いします。
鳴海 ここでしか見られないナチュラルな姿が詰まっている1冊になっていると思います。これから私を知ってくださる方や、既に知ってくださってる方も含めて「鳴海唯って本当はどんな人なんだろう」というのを、ここに戻ってくればわかる、そんな原点のような1冊になっていますので、ぜひ手に取っていただきたいなと思います。
(了)
Profile/鳴海 唯(なるみ・ゆい)
1998年5月16日生まれ、兵庫県出身。『秘密〜THE TOP SECRET〜』(25年1月~関西テレビ・フジテレビ)に出演中。
Instagram:@narumi_05
この記事を書いた人
TV局ディレクターや心理カウンセラーを経て、心を動かす発見を伝えるライター。趣味はリアリティーショー鑑賞や食べ歩き。海外在住経験から、はじめて食べる異国料理を口にすることが喜び。ソロ活好きが高じて、居合わせた人たちの雑談から社会のトレンドをキャッチしている。
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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