「鳴海唯の“SNSには絶対載せない写真”とは?」ロングセラー写真集『Sugarless』に詰め込んだ“素”の魅力に迫る
執筆者: ライター/石野志帆
屋台飯も駄菓子も古着も大好き!プライベートの自分に“寄せた”写真が満載!
――撮影地は福岡と長崎だったそうですが、選んだ理由は何だったのでしょう?
鳴海 九州には行ったことがなかったんですが「ご飯が本当に美味しい」とみなさん口をそろえて言うので、行ってみたかったんです。特に博多の屋台にすごく憧れがあって。屋台ってなかなか都内ではありませんよね。地元の兵庫県でも屋台は見たことがなくて。そういう街に根付いているローカルな食べ物や文化みたいなものが好きですごく興味がありました。
――ご飯ベースで撮影地を決められた(笑)?
鳴海 ご飯ベースなんです、本当に(笑)!(撮影中も)ご飯のことばかり話していた気がします。写真集には載ってないんですけど、福岡も長崎もお刺身がすごく美味しくてびっくりしました。撮影中はお刺身定食ばかり食べていましたね。九州の刺身醤油が甘いということを現地で初めて知って、そこから甘い醤油派になって自宅でも常備するようになりました。
――長崎ではゲームセンター内にある駄菓子屋さんでも撮影されていますよね。
鳴海 私、本当に駄菓子が大好きなんです。これ(表紙の写真)も駄菓子の『ココアシガレット』なんですけど、こうした自分の“好き”が反映されている写真がいっぱいあります。
――駄菓子は昔からずっと好きなんですか?
鳴海 子どもの頃お母さんから「お菓子買っておいで」と毎日 100 円をもらっていたんです。その100円をどう使うか考えながらお菓子を選ぶんですけど、100円で選べるのって駄菓子しかないんですよ。コンビニだとできないので、家の近くの駄菓子屋さんへよく行っていました。本当にしょっちゅう駄菓子を食べていたので、大好きになりましたね。
――今もよく召し上がられる?
鳴海 今も好きです!「大人になったと思う瞬間は何ですか?」と聞かれたら「お金を気にせずに駄菓子を買えるようになったとき」と答えますね(笑)。地元のショッピングモールの中に駄菓子屋さんが入っていて、帰ったら友達と行くのが恒例です。食べたいものをひたすら大人買いして友達の家で食べるっていうのを、今でもやっています。
――衣装にはどんなこだわりがありましたか?
鳴海 ずっとお世話になっていて私の好みもよくわかっているスタイリストさんに洋服を持ってきてもらって、一緒に相談して一つ一つ決めていきました。今も好きなんですけど、当時は特に古着がすごく好きなマインドだったので、衣装はほぼ古着です。水着やキャミソールは、場所柄を意識して昭和レトロなイメージのものをチョイスしました。
――プライベートで鳴海さんが着るお洋服に近いんですね。
鳴海 そうですね、撮影が終わってそのまま引き取ったものもあるくらいです。現場では“ライブ感”もあったので、カメラマンの川島小鳥さんの提案で、スタイリストさんがその日着ていらした洋服が急遽(きゅうきょ)私の衣装になったこともありました。
この記事を書いた人
TV局ディレクターや心理カウンセラーを経て、心を動かす発見を伝えるライター。趣味はリアリティーショー鑑賞や食べ歩き。海外在住経験から、はじめて食べる異国料理を口にすることが喜び。ソロ活好きが高じて、居合わせた人たちの雑談から社会のトレンドをキャッチしている。
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