「エイベックス所属の“知っておくべき”女優3名」古田愛理、上坂樹里、松尾そのまが語る2025年の決意
執筆者: ライター・エディター/佐藤玲美
上坂樹里「自分とは違う人生が生きられる俳優というお仕事を通して自分を好きになれた」
――黒のお着物が大人っぽくてステキでした。
上坂樹里(以下、上坂)「去年は赤のお着物を着させていただいたのですが、今年20歳になるということで少し背伸びをして大人っぽいお着物を選びました」
――今年、成人式ですか?
上坂「成人式は来年で、今年の7月に20歳を迎えます」
――18歳で成人になりますが、20歳という節目の年を迎えるにあたって思うことはありますか?
上坂「自分が20歳になる日が来るということが今まではあまり現実的ではなかったので、20歳が半年後に迫ってきていると思うと、ワクワクしています」
――20歳になったらまずやってみたいことは何か決めているんですか?
上坂「誕生日の日に家族とお家でお酒を飲むことです」
――何を飲んでみたいですか? 味がわからないのでなんとも言えないと思いますが……。
上坂「大人の方がワインを飲んでいる姿がとても大人っぽくて魅力的だなと思っているので、最初から飲めるかどうかはわからないですけど、いつか機会があったら飲んでみたいです。いつか飲めるようになったら、ちょっと大人になったと実感できるかなって思っています」
――ご自身が専属モデルを努めている雑誌『Seventeen』でも、後輩が入ってきて先輩の立場になられたのではないでしょうか?
上坂「いわゆる“姉モ(姉モデル)”という立場になりまして、気がついたら後輩の子が多くなってびっくりしています(笑)」
――先輩として私もしっかりしたなと感じた瞬間だったりもあったのではないでしょうか?
上坂「今までは先輩に甘えすぎていたなと改めて思いました。これまで先輩の背中を見て、それについていくことに必死だったんですね。なので、背中から学んだり感じたりすることが多かったので、自分が先輩という立場になったときに、そういう背中を見せられる存在にならなきゃなと改めて思いました。
やはりそういうものって、日々の生活などから無意識ににじみ出てくるものだと思うんです。この間、姉モの企画で撮影をしたときに一気にその自覚が芽生えまして。『後輩の子たちからどう見えているんだろう』って気になってきたんです。
自分も背中を見せられる先輩の立場になれているのなら嬉しいですし、後輩の子と関わっていく中でしっかり先輩としての姿を見せられるようになりたいと思っています」
――そして、去年は俳優としても飛躍の年だったと思います。smart Webでは『ビリオン×スクール』の出演が決まったときにインタビュー(記事はこちら)をさせていただいていますが、どんな1年でしたか?
上坂「刺激と吸収の1年だったと思います。『ビリオン×スクール』(フジテレビ系)では初めてゴールデン枠でドラマのレギュラー出演をさせていただいたことで、同世代の俳優さんとご一緒させていただきました。その最中は本当にたくさんの壁にぶつかりましたが、そこで吸収できることも多かったと思います」
――今年の1月クールのドラマ『御上先生』(TBS)のレギュラー出演も決まっていますが、今回はどんな役なのでしょうか?
上坂「東雲 温(しののめ・たずね)という生徒を演じさせていただいています。東雲はすごく真面目なんです」
――よかった♡(笑) 東雲ちゃんは、どんな女の子なんでしょう?
上坂「すごく真面目なのですが、真面目ゆえに突っ走ってしまって、周りが見えなくなってしまう猪突猛進で不器用な女の子なんです。御上先生に対して、自分の弱いところを隠しつつ、無理して強がりつつ立ち向かっていく姿に注目していただきたいなと思っています」
――20歳になるということですが、まだまだ上坂さんの生徒役をたくさん目に焼き付けたいと思っている今日この頃ですが、俳優のお仕事で魅力を感じるのはどんな部分ですか?
上坂「自分とは違った人生を役として生きられるということがお芝居をする特権だと思っています。私は自分自身があまり好きではないんです。でもお芝居をしている間は、役の力のせいか、自分のことを好きでいられる気がするので私はお芝居が大好きですし、これからも続けていきたいなと思っています」
――『ビリオン×スクール』では、いじめられる役で落ち込んでしまうこともあったけど、お芝居以外のところで周りの方々が声をかけてくれて助けられたというエピソードをお話していただいたのですが、今回の現場の雰囲気はいかがですか?
上坂「本当に毎日刺激的な日々を送っています。シリアスなシーンが多いのですが、現場は本当に学校のように和気あいあいとした温かくて楽しい現場で、みんなで切磋琢磨しながら一つのシーンを作っています。シーンを撮り終えるたびに、達成感をみんなで共有しあって、やりがいをみんなで分かち合えるような空気感があって、私はその環境にいられてすごく幸せです」
――20歳を迎える今年、プライベートでやりたいことは何かありますか?
上坂「一人旅に挑戦してみたいと思っています」
――行きたい場所はありますか?
上坂「北海道に行きたい。遠くに行ってみたいんです(笑)」
――こんな寒い時期に北海道ですか?
上坂「いえいえ、冬じゃなくても夏でもいいんですが、なるべく遠いところから行って一人旅が楽しめるようになりたいと思っています。私にとってはちょっとした冒険です」
――今まで一人旅の経験は?
上坂「ないです。一人でもそうなのですが、あまり遠出をする機会がなかったんです」
――遠いところという理由で北海道を選ばれているということは、北海道で何をするかというプランはこれから立てる感じですか?
上坂「海鮮とかが美味しいイメージがあります。他にもラーメンとかスープカレーとか?」
――ひとりごはんはできますか?
上坂「それもできるようになりたいというのが今年の目標です」
――それができたあかつきにはぜひ、報告をお待ちしています。
上坂「今年中にできるようにがんばります!」
Profile/上坂樹里(こうさか・じゅり)
エイベックス主催の「キラチャレ2017」で審査員特別賞。「ミスセブンティーン2021」に合格して「Seventeen」専属モデルに。2023年にドラマ『生理のおじさんとその娘』でヒロイン。『いちばんすきな花』、『となりのナースエイド』などに出演。昨年は『ビリオン×スクール』でゴールデンドラマ初レギュラー出演を果たすとその演技力を賞賛する声が多数上がった。直近ではTBS1月期日曜劇場『御上先生』でのレギュラー出演が決定している。
この記事を書いた人
東京在住のライター・エディター。『smart』『sweet』『steady.』『InRed』など、ウィメンズ、メンズを問わず様々なファッション誌やファッション関連のwebでライター&編集者として活動中。写真集やスタイルブック、料理本、恋愛心理、インテリア関連、メンタル&ヘルスケアなどの本の編集にも携わる。独身。ネコ好き。得意ジャンルはファッション、ビューティー、インテリア、サブカル、音楽、ペット、料理、お酒、カフェ、旅、暮らし、雑貨など。
Instagram:@remisatoh
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