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【注目!2025年後期NHK朝ドラヒロイン】髙石あかりが演技で鳥肌を立てまくった話

執筆者: ライター・エディター/佐藤玲美

朝ドラヒロインが決まったときの嬉しすぎる衝撃

2025年度後期 連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロイン・松野とき役を務める髙石あかり

――そして、去年は2025年度後期 連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロイン・松野とき役の発表もありました。明治時代の作家・小泉八雲の妻小泉セツをモデルにしたドラマで、2892人のオーディション応募者の中から選ばれたそうですが、決まったときはどんな気持ちでしたか?

髙石「マネージャーさんがサプライズをしてくれたんです。手紙を渡されて中を見たら“ヒロイン決定”という文字が書かれていたんです」

――この役はオーディションで決まったそうですが、手応えはありましたか?

髙石「今作品以外に、今まで2回朝ドラのオーディションを受けていました。朝ドラは自分の中で小さな頃からの夢だったので、ちょっと前のめりになりすぎてしまい、上手く行かなかったのかなと思える部分もあったので、今回は合否は気にせずに、オーディションという場所を楽しもうと思って挑みました」

――オーディションは、緊張してしまいそうですが、楽しめることってあるんですね?

髙石「オーディションが楽しいって感じやすいタイプというのもあると思いますが(笑)、ここ最近受けたオーディションで一番楽しかったです。制作スタッフの方々が今までにないオーディションの組み方をされていて。私たちが演技しているときに、審査をするスタッフの方々が全員立って360度歩き回りながらそのお芝居を見ているんです。

また、いろんな角度から監督がお芝居に入ってくる。それが“もう、なんて楽しいんだ!”と興奮してしまって。それでこの方々と、どうしても一緒にお仕事したいって思いました。それは3次面接のときだったのですが、最初のオーディションから、受かる受からないとかではなく、あの制作スタッフの皆さんに会いに行きたいという気持ちで臨んでいました。

なので、ヒロインに決まったときは頭が真っ白になりました。目の前に白いモヤがかかったような感じで、信じられなすぎて、数秒に1回“朝ドラヒロイン、私に決まったんだよね”と確認する作業が数日続きました。あのときの気持ちはもう一生味わえないのではないかと思うくらいの嬉しすぎる衝撃でした」

――絶対お仕事をしたいと思った制作スタッフのみなさんにはその後、お会いしていますか?

髙石「スタッフのみなさんとは、オーディションのあとも記者会見などの場面でお会いしています」

――ご自身も夢だったという朝ドラですが、すでに記者会見も行われ大きな注目を集めています。少しずつ具体的なことが決まりつつあるのかなと思うのですが、ご自身の中で、どんなヒロインにしていこうといった方向性などは固まってきているのでしょうか?

髙石「現時点では、まだ台本などがないので今は想像でいろいろ考えている最中。松野トキという役をどう演じるかではなく、まずは役のモデルとなっている小泉セツさんを知るためにいろいろ学んでいる最中です」

――今、調べている中で、小泉セツさんはどんな人物だと感じていますか?

髙石「武家の娘ということもあって、旦那さまをしっかり立てる女性。そして夫である小泉八雲さんは、子供らしいところがたくさんある方で、そこを守って支えているのがセツさんなんです。なので優しいのはもちろん、旦那さんを守ろうとする強い女性なことは間違いないと思うので、優しくて愛情深い方だなと思います」

――ご自身に重ね合わせて、共通する部分などはありますか?

髙石「私はいつも“愛”を大切にしたいなと思っています。家族や友人を守れる存在でいたいなと日々思っているので、そういう部分が小泉セツさんの生き方と重なっていけばいいなと思います」

――先ほど大阪制作とおっしゃっていましたが、撮影は大阪で行われるということですよね。長期間の大阪滞在になるかと思いますが、楽しみにしていることは?

髙石「楽しみ過ぎるくらい楽しみです(笑)。知らない土地に行くことがすごく好きなんです。私は宮崎出身ですが、お仕事のために上京したときもワクワクしていました」

――知らない場所で過ごすことが楽しめるタイプなんですね。

髙石「どうやったら楽しめるかな、とか撮影場所や泊まる場所の近くでおいしいものがあるかなとか、すでに探している最中です。大阪っておいしいものがたくさんあるイメージがありますよね」

――まだ、撮影には入っていないとのことですが、朝ドラのヒロインを務めるということは、ご本人の俳優人生において一つの転機になりそうですか?

髙石「保育園に通っていた頃から、俳優を目指していて、小学校の頃には朝ドラのヒロインになりたいと思っていました。卒業文集にもそれが書いてあります。なので、ひとつ夢を叶えたことが、私にとっては大きな転機になると思います」

――保育園や学校に行く前に、毎日朝ドラを楽しみにしていらっしゃったんですね? その夢を知っていたご家族や友人の方に報告したときはどんな様子でしたか?

髙石「両親が“これでやっと少し、みなさんに恩返しができるね”って言ってくれた言葉が嬉しかったです。発表のあとにはいろんな方からお祝いのメッセージやお花をいただいて。私が恩返しするつもりが、またもやみなさんからいろいろいただいてしまいました。

なので、感謝の気持をお返しすることができるのは、朝ドラがスタートしてからなのかなと思っています。ドラマを見ることで少しでも誰かが元気になってくれたり、楽しいなと思っていただけることが、恩返しになるのかなと思うので精一杯、役に向き合っていきたいです」

Profile/髙石あかり(たかいし・あかり)
昨年、2025年度後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロインに決定し注目を集めた俳優。第15回TAMA映画賞で最優秀新進女優賞を受賞。ドラマ『墜落JKと廃人教師』シリーズ、映画『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ、』や『新米記者トロッ子 わたしがやらねば誰がやる!』、アニメ映画『きみの色』『私にふさわしいホテル』、『スマホを落としただけなのに 最終章 ファイナル ハッキング ゲーム』など多くの作品に出演。直近ではTBS1月期日曜劇場『御上先生』でのレギュラー出演のほか2月18日スタートのMBS/TBSドラマイムズ「アポロの歌」ではW主演を務める。また映画『遺書、公開。』が1月31日公開するほか、4月11日公開の映画『ゴーストキラー』で単独初主演を果たすなど勢いを増している。

撮影=大村聡志
インタビュー&文=佐藤玲美

振り袖衣装協力:オンディーヌ

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東京在住のライター・エディター。『smart』『sweet』『steady.』『InRed』など、ウィメンズ、メンズを問わず様々なファッション誌やファッション関連のwebでライター&編集者として活動中。写真集やスタイルブック、料理本、恋愛心理、インテリア関連、メンタル&ヘルスケアなどの本の編集にも携わる。独身。ネコ好き。得意ジャンルはファッション、ビューティー、インテリア、サブカル、音楽、ペット、料理、お酒、カフェ、旅、暮らし、雑貨など。

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