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「ネトフリ&アマプラで観られる年末年始おすすめドラマ3選」『アンナチュラル』と『MIU404』の世界線が交わる野木作品の真骨頂!Z世代ドラマオタクが熱く解説【ネタバレ注意】

執筆者: ライター/稲田朱里

“間に合わせる”ことが当たり前の物流の世界を描く『ラストマイル』(2024年)

映画『ラストマイル』

「ラストマイル」Blu-ray&DVD 4月25日(金)発売!
発売元:TBSスパークル 販売元:TCエンタテインメント
©2024 映画『ラストマイル』製作委員会

『アンナチュラル』と『MIU404』と同じ世界線のシェアード・ユニバース作品である『ラストマイル』。報知映画賞監督賞やヨコハマ映画祭脚本賞を受賞した話題作です。

本作は、物流の2024問題を根幹のテーマとし、“間に合わせる”ことが当たり前でその“当たり前”に気づかない社会と、“当たり前”に苦しめられる物流業界の人々を描いています。どんなに小さなことでも1つひとつが伏線になっていて、そして社会問題に焦点を当てている作品です。

『アンナチュラル』と『MIU404』と同じ世界線ではありますが、あくまで『ラストマイル』に出てくる法医学者と刑事として出演するのみで、2つの作品を観ていない方でも楽しめる演出になっています。

そして、『アンナチュラル』で親友の命を救うことに“間に合わなかった”白井くんが、止まってしまった物流の影響で困る医療現場に出向き“間に合わせる”ために動いていること、『MIU404』で誰にもぶつけられない感情をイタズラ通報で発散していた勝俣くんが、機動捜査隊となり人々を助けるために刑事として生きていることが、ごく自然に描かれています。

ここはドラマオタクとしては歓喜の演出……!私はこのシーンを観るために何度も映画館に観に行きました(笑)。

ドラマの世界線が続いているのだという、視聴者として嬉しい展開であるとともに、私たちが他に観ている作品の脇役の1人だって、私たちが普段歩く道の通りすがりの人にだって、それぞれにストーリーがあり奮闘している日々があるのだと感じられます。観た後は、物流問題を考えさせられるとともに、周りの人をより大切にしようと思えて、当たり前のことが当たり前ではないと感謝できる作品です……!

『ラストマイル』は映画館でまだ観られるので、年末年始にぜひ観に行ってみてください。

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この記事を書いた人

福岡県北九州市出身。新卒でベクトルグループに入社し、ファッションや美容商材、スイーツブランドなどのPRを担当。 小学生の頃の楽しみは帰宅後の再放送ドラマで、今も変わらずドラマ好き。 日本と韓国のドラマを観ることが至福の時間で、ドラマを観て好きになった俳優のファンクラブにはすぐに入り、ファンミーティングにも行くほどのオタクっぷりを発揮している。

Website:https://vectorinc.co.jp/business/pr/antil

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