【女性用風俗】人気セラピストに聞く女性リピーターが殺到する理由。対話で見えた“高い人間力”とは?
執筆者: ライター・コラムニスト/ミクニシオリ
近年、急激に需要が急増している女性用風俗。男性にとっては貴重な、高収入を狙える働き口の一つでもありますが、各店舗はまだまだ風俗利用経験の少ない女性客に価値を提供するべく「よい働き手」探しにも奔走しているといいます。女性用風俗のキャストは「セラピスト」と呼ばれることが多く、いわゆる性感マッサージを基軸にサービスが提供されています。しかし実際に店舗の採用ページを見てみると、「マッサージの経験は問わない」との募集要項が載っていることも。
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smart Webでは以前、女性用風俗『SPA White』の女性オーナー・あす香さんへの取材も実施(2024/9/21配信 女性用風俗『SPA White』女性オーナーが語る「女性用風俗に向いているセラピスト像」とは?)。あす香さんによれば『SPA White』に面接に来る男性の数は年々増加傾向にあるのだそう。重要視するのは、女性ウケする外見なのか、それとも“性感”の才能なのか――。女性オーナーが重要視するのはそのどちらでもなく、キャストの「人間力」なのだといいます。
接客業でもある女性用風俗で求められる人間力とはどのようなもので、そもそも人間力とはどのように培えばいいのでしょうか。女性オーナーが認める、とあるキャストとの対話を通して、女性用風俗の実態、そして男性セラピストに求められる素質に迫っていきます。
女性へ飽くなき探究心から、女性用風俗の世界へ
某日、あす香さんに紹介していただいたのは、入店から1年ですでに後輩キャストの採用・教育も手がけているという男性セラピスト・Aさん。30代半ばで、物腰の柔らかい男性です。『SPA White』内でもすぐに人気を集めて、リピーターで枠が埋まることも多いというAさん。まずはその人間力の高さを探るべく、ご経歴について質問してみました。
「出身は地方なのですが、学生時代は美術系の大学に進むために上京。絵画を専攻し、女性をテーマに作品を作っていました。卒業後はフリーランスのデザイナーとして、デザイン会社と一緒に仕事をすることが多かったですね」
芸術系を専攻してはいながらも、一般的なサラリーマンコースに近い道筋を歩んできたAさん。あす香さんに採用の決め手を聞いてみると、「マッサージは未経験ながら、女性の身体への触れ方に天賦(てんぷ)の才を感じた」のだといいます。
「思い返してみると、幼少から女性との接点が近い人生でした。女兄弟が多く、家庭はいわゆる“女系家族”でしたし、女性をテーマに描こうと思ったのも、単純に思春期からずっと、女性への興味関心が強かったからです」
思春期に異性に興味を持つのは、ある意味当然の欲求。では、彼は一体人生のどんな体験を通じて、人間力を高めたのでしょうか。
「女性経験という意味では、平均よりは多いのかなと思います。単純に女性が好きだったし、人と対話するのも好きなので、関わる女性が見せてくれるクセや性癖に対して、フィットできたときに心地よさを感じていました。ただ、正直なところ結婚願望は全くないんです。一人の方と精神的に繋がりすぎると、どうしても束縛されているような感覚になってしまう。それよりも、自分の知的好奇心に任せて、いろいろな人と対話してきたと思います」
とはいえ、Aさんは自身のことを“潔癖でもある”と語ります。不特定多数と関係を持つことが得意ではなく、それでもなお「女性を知りたい」という好奇心に勝てず、様々な女性と関係を持った時期があったのだといいます。
「人と比べて特別、モテるわけではないと思うんです。ただ、もっと知りたいと思った人には、価値観だったり好きなものだったり、いろいろなことを質問します。知りたい気持ちに従っていくと、相手が心を開いてくれることが多いです」
どうやらAさんは人、そして女性への飽くなき探究心を持っているよう。得てして、人生経験の深い人というのは、関わってきた人間関係が多く、そして幅広い人であるように感じます。特定のパートナーを作っているときも、知らない人と話す機会を求め、友人を通じた交流会やパーティーには欠かさず参加してきたというAさん。彼の人間力は、リアルの人間関係から生まれた「対話力」にあるように感じました。
この記事を書いた人
ファッション誌や週刊誌、WEBメディアなどで幅広く活動。女性向けのインタビュー取材や、等身大なコラム執筆を積極的に行う。いくつになってもキュンとしたい、恋愛ドラマと恋バナ大好き人間。
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お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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