【金髪ボウズの衝撃】“常に最強のダンスを見せる”SEPTENI RAPTURES・MiYUが語るエースの哲学ファッションは「自己表現」
執筆者: 音楽家・記者/小池直也
いよいよ開幕したダンスプロリーグ「第一生命 D.LEAGUE 24-25 SEASON」。日本での競技人口が既にバスケットボールよりも多いと言われるダンスで、14チームによる14ラウンドの熱き戦いが繰り広げられている。4年前のリーグ発足からSEPTENI RAPTURESのエースであり続けるMiYUは、新たなシーズンの幕開けに何を思うのか。
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衝撃の金髪ボウズ
――現在チームの様子はいかがですか。
MiYU:ROUND.1のショウケース「YONYASA」で負けたときは噛みしめるほどの悔しさがメンバー全員にあったと思います。「一発目で倒す」という目標を掲げていただけに結構食らいましたね。でもダンスに関しては、やり切ったので後悔はありません。むしろ印象を残せたし楽しかった、という感じ。翌日からは次のラウンドに向けて切り替えています。
――髪型も金髪ボウズでイメチェンしましたね。
MiYU:前シーズンが終わったときくらいから、ディレクター・AKIHITOさんやメンバーに「開幕戦にはボウズになってるからね」と宣言していたんです。実際は何も決まっていませんでしたが、開幕戦における作品のテーマが「田植え」ということで、「帽子を取ったらボウズ出てきたら面白くない?」みたいな。
「全員で坊主にするかしないか」という議論もしましたね。結局4人で実行しました。そのラウンドのエースである自分がやることで覚悟も見せられるし、「じゃあ、いっちゃいます」という感じでした(笑)。しばらくは短髪でいこうと思ってます。
――今季はチームとして、どう戦っていきます?
MiYU:シンプルに「レギュラーシーズン優勝は絶対する」という目標は全員で掲げています。メンバーの増員もなく、チームのタイトル曲も変わらず。昨シーズンから温めてきたものを結果に繋げられる年にしたいと思っていますね。全チームのレベルが上がっているので、これから成長していく部分や覚悟も必要になるはず。
――ホームダンススタジオ「STUDIO RAPTURES」もオープンしましたね。練習環境も充実したのでは?
MiYU:最高です。みんなの家みたいな感じで、ここでやるから全員で高められる部分がありますね。以前はスタジオをレンタルしていろいろな場所に行っていましたが、場所が定まっていないと集中できない面もあるので、今は何もかもがあるので嬉しいです。
――4年前のリーグ開幕からずっと参加されているMiYUさんですが、ルールの変遷などはどう感じています?
MiYU:Dリーガーとリーグ全体が一緒に成長しているな、と実感しています。確かにシーズンごとにルールが合っていると感じたり、難しいと感じたり、チームによっていろいろあるとは思いますね。でもD.LEAGUEを通してダンス人口が増えていることが何より嬉しいので、ルールがどうとかは特に気にしていません。それよりも自分がいかに影響を与えられるか、という視点で関わっています。
この記事を書いた人
音楽家/記者。1987年生まれのゆとり第1世代、山梨出身。明治大学文学部卒で日本近代文学を専攻していた。自らもサックスプレイヤーであることから、音楽を中心としたカルチャー全般の取材に携わる。最も得意とするのはジャズやヒップホップ、R&Bなどのブラックミュージック。00年代のファッション雑誌を愛読していたこともあり、そこに掲載されうる内容の取材はほぼ対応可能です。
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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