「PSYCHIC FEVERのおしゃれ番長は?」小波津 志が語るファッション、音楽、バスケ、そして語学
執筆者: エディター・ライター/齊藤美穂子
ラッパーのJP THE WAVY氏プロデュース楽曲「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」で一躍その名を世に知らしめたPSYCHIC FEVER(サイキックフィーバー)。今回はボーカルの小波津 志さんを招き、気になる素顔や世界へ向けた活動のことなどを伺った。
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「 夢にむかってがむしゃらにやるのがかっこいい」
ベスト¥270,000/ピーター ウー(M☎03-6721-0406)、カットソー¥83,600/ RHUDE(ヌビアン原宿☎03-6447-0207)、その他スタイリスト私物
――今回ソロとしてはsmart初登場となる小波津 志さん。まずはファッションのこだわりから教えてください。
小波津 志(以下、小波津) 自分で言うのもなんですが、若く見られがちなので、基本的にはシンプルで大人っぽい雰囲気のものを着るようにしています。夏だったらデニムに白Tやシャツを着たり、色のトーンは黒系のものが多かったり、足元はブーツを履いたり。カジュアルな洋服も好きですが、フォーマルっぽい格好のほうが見た目とのバランスがよい気がして、自然と選んでしまいます。
――サイキックフィーバーのみなさんはステージ衣装もお洒落ですが、メンバー内のお洒落番長は誰ですか?
小波津 ジミーくんです! ジミーくんはとにかくセンス抜群で、サイキックフィーバーが展開しているアパレルブランド〈P.C.F APPAREL DEPARTMENT〉は、ジミーくん発信からみんなで意見を出し合ってデザインやアイテムを決めているんです。僕たちはメンバー7人全員がいい意味で違った個性を持っていることもあって、ファッションスタイルもバラバラ。好きなジャンルも違うし、好きなブランドも違うので、メンバーを見て今こういうものが流行っているんだな〜といつも勉強しています。普段はSNSでファッションの情報を見たりするけれど、やっぱりメンバーから知ることが多いですね。
――最近買ってよかったファッションアイテムはありますか?
小波津 (撮影当日も履いていた)これ、〈セリーヌ〉のチェルシーブーツです。もともと同じ形の黒を持っていて、ずっとこの形の白いブーツも欲しいなと思っていたのですが、なかなか買えなくて……。ようやく見つけたこのブーツは、型押しや加工が施されていてすごくかっこよかったし、ちょうどサイズもあったので、“よし! 買うぞ!”と気合を入れて買いました(笑)。僕のシンプル&フォーマルな格好にもフィットして、履くだけで気分が上がるので、毎日履きたいくらいお気に入りです! これからもずっと大切に履きたいと思います。
――では、今一番のハマりごとを教えてください。
小波津 パリオリンピックを観て、家でもずっとボールに触っているくらいバスケ熱が高まっています(笑)。時間があったら公園でもどこでもリングがあるところでとにかくプレイしたい!とうずうずしています。もともと部活に入っていたとかではなく、高校に入学した頃から趣味で毎日バスケをしていたんです。放課後はダンスのレッスンがあったので、学校の昼休みに誰よりも早く弁当を食べてダッシュでコートに向かって。夏も冬も一年中バスケをして汗をかいてました(笑)。LDHには部活もあるので、もちろんバスケットボール部に所属しています! この間LDHの運動会があったんですが、そこでプレイしてからより一層バスケ熱が高まりました。
――LDHのみなさんは仲が良いイメージですが、特に仲がよい人はいますか?
小波津 どのグループのメンバーとも均等に仲よくさせていただいていますが、この間、Jr. EXILEとNEO EXILEが集結した『BATTLE OF TOKYO』という公演があって、ランペイジの(武知)海青くんと特に距離が縮まった感じがします。ダンスバトルのとき、僕のチームと対峙していたのが海青くんのチームだったので、僕は小柄だけど海青くんが来ても負けないように煽ったりして。最近トレーニングをまた本格的に始めたので、筋トレ話も一緒にしたりしました。
―― そんな「BATTLE OF TOKYO」のミッション(ファンクラブ対抗の応援)では、8グループ中2位を取ったり、「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」を通してメディアへの出演が増えたりと、今年は飛躍の年になったのではないでしょうか。
小波津 デビューしてからなかなか結果が見えない中進んできたので、『Just Like Dat feat. JP THE WAVY』は本当にたくさんの方に聴いていただいて、僕たちを知っていただくきっかけともなった曲で、一言で言うと“嬉しい!”に尽きます。メンバーともこの楽曲をスタートにもっともっとこれを超えるような楽曲を出していきたいねという話もしていて、だからこそよりストイックに向き合おうという気持ちで一致団結しています。今までもメンバー全員でストイックにやってきたのですが、それがあったからこそ今があると思うので、初心を忘れない気持ちを持ち続けたいです。いつも夢に向かってただがむしゃらにやるのがかっこいいと信じています!
――日本だけでなく世界の音楽好きの間でも話題となり、これからの活躍もますます楽しみです。
小波津 ありがとうございます。秋には新しい楽曲を新しい形で出すことも決まっているので、期待していただけると嬉しいです。あとはこれからアジアツアーがスタートするので、語学も頑張らないと(汗)。メンバー全員がそれぞれ語学は学んでいるのですが、僕は英語はもちろん、タイという場所で1年以上活動させていただいているので、タイ語も隙間時間でYouTubeを観たり、文字に触れたりして、独学で学んでいるんです。これから様々な国で音楽だけでなく現地の言葉を通しても発信していきたいですし、よりたくさんの方に僕たちの音楽やエンターテインメントを届けたいので、地道にですが語学の幅も広げていきたいと思っています。今日も帰ってからタイ語を勉強します!
Profile/小波津 志(こはつ・こころ)
2000年11月9日生まれ、沖縄県出身。ダンス&ボーカルグループ『PSYCHIC FEVER』のボーカル。2022年7月13日、アルバム『P.C.F』でメジャーデビュー。甘いマスクと爽やかなルックスからは想像できないほど激しいブレイクダンスと圧倒的な歌唱力を武器に、唯一無二の存在感を発揮。決めたことは必ずやり通すストイックな性格でありながら、時々見せる天然な姿のギャップで多くのファンを魅了する。
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Edit&Text_MIHOKO SAITO
※この記事は2024年smart11月号に掲載した記事を再編集したもので、記載した情報もその時点のものです。
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この記事を書いた人
出版社でファッション誌の編集を経て、フリーエディター兼ライターに。現在は雑誌や書籍、Webなどをメインに、幅広いジャンルで記事を制作。 趣味は陶芸と金継ぎ、料理、旅。2020年に移住し、湘南暮らしを満喫中。
Instagram:@hana0910
Website:https://smartmag.jp/
お問い合わせ:smartofficial@takarajimasha.co.jp
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