【Dリーグ観戦レポート】24-25シーズン始動!アンバサダーを務めるFANTASTICS佐藤大樹&世界インタビューも
執筆者: ライター/黒川すい
【個人的ハイライト③】「Valuence INFINITIES」vs「FULLCAST RAISERZ」
最後に7th MatchのValuence INFINITIESとFULLCAST RAISERZを深堀りしていきます。ここで登場するValuence INFINITIESには、HIRO10さんが所属。
先攻・Valuence INFINITIESのテーマは、「ALL OUT」。ヒップホップ、ブレイキン、ハウス……3ジャンルをミックスしつつ、織りなされるパフォーマンスは、まさに芸術の一言に尽きます。楽曲の雰囲気も相まって、繊細さと大胆さの絶妙なバランスがたまらない。観る者の心を一瞬で釘付けにしてしまう完成度の高さを見せつけました。
これに対抗するのは、FULLCAST RAISERZ。テーマは「進」。全身を力強くしなやかに使いこなし、大きく勢いのあるパフォーマンスを披露しました。ダンスの雰囲気と調和するようなグリーン×ゴールドの衣装も印象的。
この戦いを制したのは、Valuence INFINITIES。なんとラウンド1における全マッチの中で、唯一SWEEP(=完全勝利)を達成。6-0ということで、暫定1位の座をゲットしました。
──今までオリンピックの中などでは、1対1で戦うことも多かったと思います。Dリーグはチーム戦となりますが、改めてどういうところを魅力として感じていますか?
HIRO10 ブレイキンにも1対1以外の戦い方・クルーバトルがあったりしますが、それとはまた違うなと思っています。今回からは採点で新しくシンクロといった項目が追加されていますが、とにかく練習も大変で。また、エースパフォーマンスは、1対1の戦い方に似ている部分があるなと感じました。素晴らしい採点基準が色々と設けられているなと思ったし、観客の方にも分かりやすいのがいいなと感じています。
──今回の舞台はいかがでしたか?
HIRO10 特に緊張はありませんでした。昨シーズン、SPダンサー(=特定のラウンドのみに出場し、チームに貢献するダンサー)として参加したときのほうが緊張していたくらい(笑)。そのときよりも楽しむことができましたし、SPからレギュラーダンサーとしてこの舞台に戻ってきて“お、Dリーガーになったな”という気持ちです。みんなもウェルカムな雰囲気で温かく迎え入れてくれて嬉しかったです。
──オリンピックを通しての経験値も反映されていたんじゃないでしょうか?
HIRO10 そうですね。今日行ったパフォーマンスは、オリンピックのファーストラウンドでやったものと同じでした。その技をここでもフルパワーで発揮することができたと思います。
──本日のパフォーマンスは、ずばり何点をつけますか?
HIRO10 100点です!結果的にもSWEEPとなったので、間違いなく100点と言えます!
──改めて今シーズンの意気込みをお願いします!
HIRO10 CS(チャンピオンシップ)優勝したいです。
この記事を書いた人
アパレル業界に勤めた後、フリーライターに。ファッションはもちろん、グルメ、エンタメ、お出かけ情報など幅広いジャンルの執筆経験あり。ウェブを中心に活動中。趣味はアートトイの収集や喫茶店巡り、読書。
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