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「コンパクトSUVを買うなら新型T-Crossがおすすめな4つの理由」フォルクスワーゲンが自信を持って打ち出す乗りやすさ&オシャレさ

執筆者: 自動車ジャーナリスト/西川昇吾

コンパクトながら高速道路での走りは不満なし

T-crossはコンパクトながら高速道路での走りは不満なし

そんな今まで以上にオシャレで快適になったT-crossは、実際に乗ってみると走りも好印象です。1.0Lの3気筒ターボエンジンは想像以上にパワフルで軽快に加速してくれますし、首都高速での短い合流車線でも不満を感じることはありません。コーナーでもロール感は少なく、安心して曲がっていける感触です。そして、今回新たに全車標準装備となった「トラベルアシスト」を首都高で試してみました。

T-crossのトラベルアシストはハンドルのボタンでスムーズ操作可能

トラベルアシストはハンドルのボタンでスムーズ操作可能

これは高速道路などの自動車専用道路で、ドライバーが設定した車速内において、前走車との一定の車間と走行レーンの維持をサポートしてくれる機能です。他の多くの自動車メーカーでも似たような装備が備わっていることが多くなっています。実際に使うと長距離運転での疲労を少なくしてくれるので、長いドライブでは必須アイテムという人も増えています。

渋滞のある首都高もトラベルアシストでスムーズに走行できるT-cross

渋滞のある首都高もトラベルアシストでスムーズに走行

首都高速でトラベルアシストを使ってみたのですが、渋滞せずに交通が流れているときに快適なのはもちろんですが、渋滞にハマり始めてから渋滞中、そして渋滞解消までの一連の流れの中でも加減速の角がなく、スムーズかつ快適に走行することができました。特に試乗した午後の時間帯では首都高の羽田線で渋滞が起こりやすいため、ワザと渋滞にハマってみたのですが、疲労少なく渋滞をクリアして途中の平和島PAに到着できました。

コンパクトなボディは街中で乗りやすい!

T-crossのコンパクトなボディは街中で乗りやすい!

また、視界が良いのも嬉しいポイント。コンパクトなボディは車幅感覚が掴みやすく、都心の狭い道でも安心です。そして、車内に入ってくる音もコンパクトサイズのクルマとは思えないほど小さくて、車内での会話や音楽がさらに楽しめそうです。ちなみに、今回新たにbeatsのプレミアムサウンドシステムがオプションで設定されました。

不満なポイントがあるとすれば、日本車のSUVに比べてやや乗り味が固い印象にあることと、信号待ちなどでの停止保持がないことでしょうか。乗り味は好みの問題もありますし、段差を乗り越えたあとの振動の収まりは素早いので、「強いて言えば」気になる程度。気になった人は実際に試乗してみれば自身が許せるか分かるでしょう。

新型T-crossのラインナップの一部

価格は329万9000~となっていて、装備内容を考えれば輸入車SUVとしてはリーズナブルと言えます。近年円安で価格を高くする輸入車が多い中で、Styleで21000円、Activeで17000円とわずかな価格アップに留めて、R-Lineに至っては10万3000安くしたフォルクスワーゲンジャパンは流石と言えます。オシャレで快適になったT-crossは、ファッションに敏感な人にもぜひチェックしてほしい1台です!

写真=西川昇吾/フォルクスワーゲン グループ ジャパン

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  • フォルクスワーゲンのコンパクトSUV「T-Cross(Tクロス)」が改良を受けて進化
  • 日本で人気の輸入コンパクトSUV「T-cross」
  • 「T-cross」は後ろ姿も先進的な印象へと進化
  • T-crossは都会とアウトドアどちらも似合いそうなフロントフェイスに
  • T-crossの“X(クロス)”を思わせるテールランプ
  • T-crossの新色3色はリアブルーメタリック(左)、グレープイエロー(中央)、キングスレッドメタリック(右)
  • T-crossのコスミックブルーの室内
  • T-crossはミストラルもオシャレな雰囲気!
  • T-crossは室内も快適
  • T-crossはコンパクトながら高速道路での走りは不満なし
  • T-crossのトラベルアシストはハンドルのボタンでスムーズ操作可能
  • 渋滞のある首都高もトラベルアシストでスムーズに走行できるT-cross
  • T-crossのコンパクトなボディは街中で乗りやすい!
  • 新型T-crossのラインナップの一部

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この記事を書いた人

老け顔が目印の若手自動車ジャーナリスト(1997年式)。WEB媒体から老舗自動車雑誌まで、あらゆるメディアで自動車に関する記事を執筆している。新車情報はもちろん、自動車に関するアイテムや文化、イベントの取材記事も手掛けるほか、車両紹介動画でMCを務めることも。自身でレースにも挑戦していて、運転技術の鍛錬も忘れない。「書けて、喋れて、走れる自動車ジャーナリスト」目指して奮闘中。

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