「ラブ トランジット2」奇跡の復縁!マサヤ&ももを幸せな結末に導いた“ブレない姿勢”の舞台裏【ネタバレあり】
執筆者: ライター/石野志帆
復縁可能性ゼロを覆した「後悔なく想いを伝え続ける」 ブレない姿勢
——『ラブ トランジット』では、復縁を希望する相手が他の人とデートをする姿を目の当たりにするわけですが、マサヤさんはその状況、キツくはなかったですか?
マサヤ 「(ももさんのデート相手の)セカイなら楽しくデートできるか……」というような感覚でした。負ける気はもちろんなかったけど、デートに行く瞬間はキツかったですね。デートに出かけた後、他のメンバーが支えになってくれたおかげで(気持ちを)紛らわせられたと思います。1人でいたら、もっとキツかったかもしれないですね。
——部屋で一人、大阪城のプラモデルを組み立てていたシーンが印象的です。
マサヤ 集中できたので、気は紛れました(苦笑)。部屋にいる時間を持て余していたので、Amazonで買って作っていたんです。すぐできるかと思ったんですけど、結構難しくて。緻密な砂をチマチマ盛ったりして、日々ちょっとずつ作っていました。
——ももさんに「復縁はない」と言われて、気持ちは折れなかったですか?
マサヤ 折れなかったですね。変わった姿をまだ見せられてないと思っていたので、諦めることはなかったです。
——それほど忘れられない大切な人だったんですね。
マサヤ 結構、五感で残っていることがすごく多くて。(ももさんが作った)ご飯の味も味覚として残っていて、何か違うものを食べているときでも(ももさんの)味を思い出したりとか……。視覚もそうだし、声もすごく好きなので耳に残っているし、もらった香水の香りも残っていたり。そういった五感で思い出す場面がたくさんあって、忘れられなかったです。
——一方で、ももさんは当初「復縁しない」という決意が固いようでした。
もも 「復縁なんてありえない!」と、かなりネガティブな捉え方をしていました。いま思えば「同じことを繰り返すだろうし……」のような固定概念を持っていたんだと思います。
——同じことで傷つきたくない、と?
もも そうですね。私が29歳、マサヤ君も33歳で「これまで培われた価値観は簡単に変えられないし、変わらないでしょう」と思っていたので、無理だろう、と。(別れた当時)マサヤ君は「もうわかってるだろう」っていう“自己解決”の癖がついてしまっていて、コミュニケーションが取れていないと感じていました。小さなことだったのかもしれないんですが、それらが積み重なってしまって別れてしまったんです。
マサヤ 確かに「ここまで言ったら、だいたいわかるだろう」と早とちりをして、自己解決することが多かったね。ホカンスでいろんな人にアドバイスをもらったり、ももちゃんと向き合ったりする時間で、たくさん気づけたっていうのはありました。
もも そこを本当に180度変えてくれました。私が「変わって欲しい」と思っていた部分を変えてくれただけでなく、しんどいときに肯定してくれたり、例えば私が(他の恋に)進んでいても、それすらも肯定してくれたり。否定的なことを言わなかったので、そこに惹かれました。「この人はずっと味方でいてくれる」と思ったんです。
——マサヤさんが変わったと明確に気づいた出来事はあったのでしょうか?
もも ホカンスで初めて2人でいろいろと話したときに、前に言ってくれなかった言葉とかをずっと伝え続けてくれて、本当に楽しかったんですよ。そこからも「俺は復縁したい!」というような押しつけがましさはなく、「僕は想いを後悔なく伝え続けるね」と誰も傷つけず見守ってくれたので、本当に将来まで想像できてしまったんです。私は「結婚する相手を見つけたい!」と思って参加していたので、マサヤ君の行動によって自分の気持ちが節々で変わっていきました。
マサヤ 自分の想いを本当に全部伝えるつもりでいったから、それが伝わってよかったです(笑)。
この記事を書いた人
TV局ディレクターや心理カウンセラーを経て、心を動かす発見を伝えるライター。趣味はリアリティーショー鑑賞や食べ歩き。海外在住経験から、はじめて食べる異国料理を口にすることが喜び。ソロ活好きが高じて、居合わせた人たちの雑談から社会のトレンドをキャッチしている。
Website:https://smartmag.jp/
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